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未来の記憶  作者: 望月笑子
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風雅は、何か気になることでもあるのか、なぜか時計の針ばかりを気にしている。

「風雅くん、どうしたの?さっきから、そわそわして」

「もうそろそろだ。くるみちゃん、おいで」

風雅は、くるみの手を引っ張った。

「待って。どこ行くの?」

「外だよ」

「砂場で遊ぶの?」

「違うよ。見せたいものがあるんだ」

2人は、手を繋いだまま、自動ドアを抜け、外へ出た。

「空を見て」

くるみは、空を見上げた。

太陽が、右上から徐々に欠け始め、周囲が薄暗闇に包まれ始めた。

「金環日蝕だよ」

「金環日蝕…?」

金環日蝕とは、地球、月、太陽がほぼ一直線に並び、太陽が完全に隠れず、月の外周にリング状に見える天文現象だ。

2人は、手を繋いだまま、空を見上げた。

「これ、太陽のリング。くるみちゃんへのプレゼントだよ」


吾輩はAIだニャ。簡易シェルターから送信完了だニャ。




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