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2人は、『妖怪ウォッチ』の棒付アイスクリームを手に、ガラス張りの向こうの室内温水プールで泳ぐ住人たちを見ていた。
「いいなぁ。私も泳いでみたいな」
「くるみちゃんは、まだ8歳だから無理だよ。溺れちゃうよ」
「風雅くんもね」
「もうちょっと背が伸びたら、一緒に入ろう?」
「風雅くん、泳げるの?」
「あ、ボク、金槌…」
「じゃあ、浮き輪使わなきゃね」
「溺れたら、くるみちゃん、助けてくれる?」
「どうしよっかなぁ。あっ、当たった!」
くるみは、棒付アイスクリームの当たり棒を風雅に見せた。