51/64
3
このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。
「そんなこと、キミにはどうでもいいことだろ」
「待ってよフウガ。私、知ってるわ。あの時のこと」
くるみは、一方的に喋り始めた。
「あの時、私もあなたも、同じ8歳だったわ。そしてあの日、私は父親に頼まれ、光のキノコをあの場所に取りに行き、偶然あなたと出会った。そこまでは、いい?」
「その先を、全部話してみてくれ」
「近付いてはいけない場所で、私たちは、幾つかの会話をしたわ。だけどその時、あなたの飼い犬が跳んで来て、私に噛み付こうとしたの」