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未来の記憶  作者: 望月笑子
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8歳の出会い

このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

「ひとついい?」

そう言って、くるみは首をひねり、深く考え込むようにして言った。

「その時、何があったのか、覚えてないの?」

くるみは、ボクの顔を覗き込むように尋ねた。

「本当は知ってる。だけど、言いたくないんだ」

「どうしてよ。ここまで話しておいて、肝心なところを話さないなんて」

くるみは、焦れったいようにしながら、ボクを睨み付けた。

ボクはくるみから、目を逸らした。




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