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犬の臭覚は、人間の1000倍から1億倍と言われている。
アイボは、ナノレベルのバイオ臭覚センサーを搭載している。
「フウガ、ニゲテ!」
どこからか、アイボの声が聞こえた。
その声はだんだん大きくなり、りんとボクの方へ近付いて来た。
ボクの匂いに勘づき、探しに来たのだ。
「アイボ!ダメだよ!」
そう叫ぶ前に、アイボはりんに飛び掛かった。
その瞬間、目の前が真っ暗になり、気付いたらボクは、ふたたび小さな祠の前に立っていた。