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未来の記憶  作者: 望月笑子
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気が付くと、ひんやりとした心地よい羽毛に似た光氷の上にいた。

どれほどの時間が、経過したんだろう。

小さなポシェットに、何かを入れている少女がいる。

沈んでいく夕日に、氷の結晶が、空中でキラキラと光った。

イーハトーボとその郊外の境には、N.T海地震によってできた断層区域があった。

上盤と下盤のどちらの区域でもない非線引き区域が存在する。

その断層面に沿って、何かキラキラと光り輝くものがあった。




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