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未来の記憶  作者: 望月笑子
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このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

「たとえば、くるみちゃん。人間と動物を区別するものって何か分かる?」

「なんか、キリスト教っぽいですね。仏教では、人間も動物も等しく同じ生き物です。区別や差別をしてはいけないと思います」

「勿論、その通りだ。だけどね、くるみちゃん。人間と動物の違い、それは、人間は価値を求めて行動する動物だということなんだ。人生の意義や価値を求めて行動する生き物なんだ」

「でも、現代人は、単に労働が価値を生むだけの人造機械と化している気がします」

「そう。それが、バベルの塔が神の怒りに触れ、洪水に流されてしまった本当の理由なんだ。人間は、愚民になってはいけないんだ」

「それは、奴隷にも言える言葉なんですか?」

「ああ、そうだよ。くるみちゃん。いくらたくさんのお金があって、神に近付こうと、毎日、教会に通ったとしても、その人が、必ずしも救われるとは限らないんだ。それは、真実を追究した者だけが、分かる真実なんだ」




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