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大小様々な6本の腕を持ったその人工知能ロボットは、ダンボール箱を閉じていたビニールテープを、専用カッターで切り裂き、専用シートにくるまれたリング型のパーツを丁寧に取り出すと、視覚センサーで見て判断し、一つ一つに電子タグを付けていく。
更に、高速でそれを掴み、隣のコンベア上に正確に整列して置いていく作業を繰り返す。
ブルーの色の方のロボットが、ノズルほどのドライアイス微粒子機で、ミクロの異物を高精度に除去している。
ドライアイス微粒子を高速噴射し、洗浄対象物に衝突させ、異物微粒子を物理的に弾き飛ばすことが出来るのだ。
これにより、乾燥工程さえも飛ばすことが出来る。