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Sword Magic World3 プロローグ

作者: 番人カイト

俺はその痛みをさほど気にしないでメールを確認する

すると2件の新着メールがきている

メールのショートカットをクリックしてみてると

夏美からのと親父からのメールだった

俺はまず最初に親父のメールの内容を確認する

内容は『隣村の役所仕事が長引くので、今日は帰れません。

そこで夏美ちゃんに頼んどいたのでよろしく』

「親父たち帰ってこないのかよ・・・・・・・ってアイツくるのかよ

面倒だな・・・・・・・」

両親が仕事でいないときは夏美が決まって掃除とかを手伝ってくれる

まぁ家事ができるから文句は言わないけれども・・・

おしゃべりでうるさいし、恋バナとかしてくるので面倒・・

そしてガミガミ言って、リラックスができない事が問題

俺はおそるおそる夏美からのメールを確認する

『また涼のご両親に頼まれちゃったよ~一応食材とか持ってくるから!

あとお米とか炊いておいて PS 少し遅れる(^^;)」


うん・・・・・遅れるじゃなくて来なくても良いから

俺はそう思いながらメールフォームをしまって

デクストップの「SMW」と書かれたアイコンをクリック

するとダウンロードしかっこいい黒をメインにした

デザインのログインページにでる

IDとPWを入力しゲームにログインする

すると京都にある江戸村みたいな風景が広がる

このオンラインゲームの名前は「Sword Magic World」

略して「SMW」と呼ばれている

一週間前、旧システムから新システムに切り替えたばかりの

オンラインゲーム

会員登録数は全世界合わせて約2億人突破の

世界最大級のオンラインゲームのひとつ

内容で言えば舞台が日本やアメリカ、ヨーロッパなどの町を

モチーフにしてるなどの世界が展開されている

俺は昨日ログアウトした日本タウンに転送される

日本タウンは旧システム運営開始からあり、

初心者やギルドホームが多く集まっている

俺は「SMW」を始めて1週間ぐらいの初心者プレイヤー

まだLV10、 職業ジョブ二武器デュアルウエポン

まぁ俺はLVが低いからひとつの種類しか使えないから

関係ないけども

タウンにはワープポイントという

モンスターやイベント会場に行くための転送装置がある

それにエリアワードという『SMW』に無数にあるワードを打ち込むと

そのエリアに転送される仕組み

俺はワープポイントに着き、ワープポイントをクリックすると

ホログラムのキーボードが俺の前に構築される

俺はエリアワードをホログラムのキーボードで入力する

「今日は『夏の万緑の里』でいいかな」

俺は『夏の万緑の里』と入力し一瞬でエリアに転送される

エリアの風景はどこか田舎の村に見えた

俺はなんだかこの風景に既視感がして初めてきたような感じが

しなかった

村を抜けて、森の中に入るとお化けちょうちんや猫又などの

日本妖怪をモチーフにされたモンスターがいた

言っておこうこのゲームの凄い所は風景はもちろんのこと

プレイヤーキャラ(PC)や武器の感じがリアルに再現されている

今はないが『ブレインチャージ』という旧システムの技術を

最大限応用して使ってる

俺は画面右上にエリア情報を表示させる

 AREA LV7 出現モンスター おばけちょうちん(Lv6)

 猫又(LV10)、 ボスモンスターオオガミ(lv15)

まぁ俺のレベルにすれば丁度いいエリア

だけどなんか夏神村に似ているような・・・・

俺は左手に武器を装備、

武器はつい最近ドロップしたLv3の「水月刀」

初期装備より攻撃力が高くて結構いい武器

お化けちょうちんが3匹いるところに不意打ちのために後ろにまわる

不意打ちとはモンスターがPCに見えていない、感知していない時可能

一体のおばけちょうちんに不意打ちで吹き飛ばす

そしてバトルエリアが構築されていく

吹き飛ばされたモンスターはバトルエリアの壁に激突し

前に倒れる

バトルエリアに干渉できるのはPCのみ

俺は倒れているモンスターにターゲットを定める

そしてスキルを発動する

「初振・一風」

一瞬でモンスターの後ろに俺はまわっていた

そしてお化けちょうちんにダメージ数が表示されていく

しかし少ししか削れていない

おばけちょうちんはひるむこともせず俺に向かって

攻撃をしかける

このスキルは初心者には一番使えるという高評価がある

なぜなら相手の視界を一時的につぶせるというからだ

要するに攻撃を避けやすくなった

だがこのスキルの能力はモンスターとPCにしか適用されないが。

俺は視界がなくなっているモンスターに次々と攻撃を加える

だがLv差があるのかダメージ数が一桁だが着々と減らしていく

 少し効率悪いか・・・・・

俺は後ろに下がり、刀を持っていない右手をモンスターに向ける

そして『スペル』を発動する

スペルとは魔法系統、二武器系統のみ使用が可能

スペルとはスキルとは違い、発動に何秒かかかる

しかし、スキルよりダメージ数が多い

相手によれば一桁違うかもしれない

頭上に表示されたゲージが満タンになると

タイミングをはかってスペルをモンスターに放つ

「火車!!!」

火を帯びた全長5mはある車輪をモンスターに向かって放つ

見事3体同時に当たり、HPを大幅に削る

ダメージを食らっていたモンスターは消滅し

後のモンスターは1割ぐらいのHPしかない

俺は最後のとどめにスキルを発動する

「一刀・風切!」

一振りで薄い斬撃を2体に放つ

左から順に 60 78 とダメージを与える

2体は消滅

アイテムと経験値がはいってくる

バトルエリアが崩れていくと俺は武器をしまう

近くにいたモンスターに攻撃しようとした時だった

後ろから猛スピードで女の子が走ってきたのだった

女の子は一気に9体とバトルを行った

その子の武器はダガー系武器の特徴の短い刃

黒く輝いてるダガーに見惚れてしまう

姿が1stフォームのPCとは少し違う

1stフォームにはない顔に紋様が少し入ってる

たぶん予想だが 2ndフォームのPCに違いないだろう

この『SMW』はまだ旧システムから切り替えて1週間しかたっていない

そして旧システムプレイヤーは転生を余儀なくされる

転生するとLv1に戻されアイテムの持ち出しも制限される

しかも2ndフォームプレイヤーはまだ全体で5%も満たない 

タウンでも極稀に見るプレイヤーがなぜこんな低レベルエリアに

いるのが分からなかった女の子はモンスターの攻撃をくらりとかわし

素早く懐に入り、クリティカルヒット

4桁のダメージを与えて、モンスターは即死

女の子が一撃で一体ずつ殺していく

最後、モンスターが逃げようとするが、

女の子が周りに魔方陣を展開していく

華やかなスキルエフェクト 間違いなく2ndスキル

『双短剣・高速』

目にも捉えることができないほどの速さでモンスターに向かって走っていく

モンスターの後ろから2斬。

1発4桁のダメージ、モンスターは言うまでもなく即死

武器をしまい、俺の所に歩いてきた

「何ですか?」

珍しく敬語を使ってみる

「その声・・・・・・」

「?? 何?」

「あんたもしかして・・・・涼?」

「え?」

「やっぱりね・・・私・・・夏美よ・・・」

「えぇぇぇ!?」

俺は驚いて大声を上げてしまい

部屋中でも『SMW』のボイスチャットで響いていた

「なんでお前がこの『SMW』を・・・?」

「それはこっちのセリフ。 『SMW』やってんの・・・だけど初心者みたいね?』

「お前今どこにいるんだよ?」

「私? 今涼の家」

「え? マジか?」

「うん♪ だってインターホン押してもでてくれなかったから

勝手にはいったけど駄目だった?」

「いぁ。。。。別に。。。。」

 音を大音量にしてたのが・・・・・・

「ほら・・・さっさと安全地行くわよ」

夏美のPCが俺を引っ張っていく

森を抜けると里の墓が見えるあの景色があった

「ここは・・・!?」

「・・・ここはね・・・・夏神村がモチーフらしいの・・・」

「なんで夏神村が!?」

「あんた知らないで来たの?」

「うん・・・まぁ・・・・」

「ここはね 幽霊イベントがあるの・・・・それも女の子の幽霊」

「そうなんだ・・・知らなかったな・・・・・」

「まぁ話はリアルで、さっさとリビングに来なさい」

そう言うと夏美のPCは座り込んだ











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