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コロンブス  作者: 遠藤 敦子
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 私たちは車に乗り込み、家に帰る。夜ご飯をどうするかという話になり、デボラからハンバーガーのテイクアウトを提案された。けれど私が

「実は今日のお昼ご飯、ハンバーガーだったんです……」

 と言うと、

「じゃあピザ買って帰ろうか」

 とデボラから返ってくる。こうしてピザ屋に寄り、私たちは夜ご飯用に買って帰った。私は何が良いのかわからなかったので、王道のマルゲリータにする。ポテトはなしにして代わりにチキンナゲットを選んだ。アシュリーはサラミピザを注文する。弟はこの店で食べるものが決まっているとのことなので、弟の分はいつものーーコーンピザとポテトーーを買って帰ることにした。ホストファザーはソーセージピザがいいとのことで、ソーセージピザも買う。こうして私たちは全員分の夜ご飯を買って帰り、家に着いた。

 ホストファザーは仕事の関係で遅くなるとのことなので、私とアシュリーと弟とデボラで先に夜ご飯を食べる。弟の名前はアダムで、私より5歳下の11歳だという。シュナイダー家ではオスのポメラニアンを飼っており、名前はマイローー綴りはMiloーーというそうだ。栗色の毛をしたマイロは写真で見るよりも実物の方が可愛くて癒された。


 夜ご飯を食べた後、私は自分の部屋に通される。壁には花が飾られており、ベッドには「Welcome AIRI!」と書かれたボードが置いてあった。シュナイダー家で心から歓迎されているのがわかり嬉しくなる。ボードはアシュリーが友達と2人で作ってくれたそう。今日から私はこの部屋で過ごすのかという気持ちになった。それからシャワーも済ませる。

 夜の20時にホストファザーのジョンが帰ってきたので、改めてシュナイダー家の全員と私はリビングで顔合わせをする。私の出身地である大阪の話や愛犬のココの話が中心となったけれど、スナック菓子やジュースを片手に話をした。高校のスクールバスが朝の7時30分に家に来るとのことなので、早めに寝ることにする。

 朝の5時に目が覚め、私は物音を立てないように注意しながら身支度を進めていく。パジャマから高校の制服に着替えた。朝ごはんにシリアルが出され、それを食べる。牛乳は好みでかけてもいいし飲んでもいいとのことなので、シリアルに少し牛乳をかけた。グラスにも牛乳を注いで飲む。みんなの分を残しておきたかったのもあり、少量にしたけれど。

 そうこうしているうちに7時30分になり、家にスクールバスがやってきた。映画に出てきそうな黄色いスクールバスだ。私とアシュリーはそれに乗り込み、学校に向かう。

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