表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
那須家の再興 今ここに!  作者: 那須笑楽
195/331

195 流れ

すいません間違って昨日2話連続で掲載してしまい、現行の日程が苦しいので本日は短編になります、お許しください。






那美の首が据わり初め中々抱っこをさせてもらえなかった洋一、生後四か月を過ぎた事で生活のリズムも安定してきた洋一夫婦、妻玲子も実家で甘やかされるかと思いきや、母親がそこそこ用事を押し付け二人で暮らしている時も充実している玲子、一番大変なのが3時間~4時間に一度の授乳となる。



「昔と違って紙オムツがあるから本当に便利ね、昔は子供が生まれると布オムツをそれこそ30枚は用意したのよ、それも自分で縫ったり、身内や友人が手伝ってくれてオムツ用意するだけでも大変だったのよ玲子、肌着もこんなに頂けて大助かり、赤ちゃんは肌が敏感だから、被れるから汗をかいたら豆に交換するから本当に助かるね~玲子」



「はいはい、お母さん、ありがとうございます、少しお母さんも休んだら、私が横にいるから」



「じゃー少し横になって来るね!!」



洋一夫婦の長女那美、間もなく小悪魔と呼ばれる天使は順調に育っていた、その日の夕食後玲子の部屋で那須についての話をする事に。



「洋一さん、以前洋一さんが時間の流れが合わなくなって来ている話って覚えてる?」



「あ~あれですよね玲子さんが、SF映画の時間を超えたワームホール見たいな話で重力がどうだとか言っていた話ですよね?」



「それそれその時に私が時間が早くなる事は不思議じゃないと言う事を説明したけど、徳川家の大賀弥四郎事件の件もそうだけど、どうやら私の知っている、いや私達の現代が知っている歴史と流れが大きく変化して来たと思うの!!」



「えっ、大賀事件は史実でも起きていましたよね?」



「そうなんだけど、私達の歴史より一年早く起きているのよ、これを見て、これまでの事を色々時系列的に史実と起きた内容と違った結果を書いた一覧の中で、この太郎が甲斐の当主に成った辺りで急激に変化してきているの、この辺りよ」



「ねっ、史実で起きる時期が早くなっていて、同じ事が起きても結果が違うしこれからどう変わっているのかちょっと不安なんだよね!」



「そう言われても困ります、何も出来ませんし、なにか資晴に伝えた方が良いのでしょうか?」



「じゃー私の予想を言うよ、ちょっと驚くかも知れないけど日本が二つに分かれるよ、このまま進むと日本が割れるように思うの、資晴のいる東日本側とね、東側で起きていてる史実が大きく変化して来ているから歴史が早まって、違う道を歩み始めているの、別れる事で何が起きるのかは私にも予想が付かないけど、史実と明らかに違う事に変化しているから、ちょっと不安なんだよ!!」



「昔玲子さんが歴史には修正する力があるという事を言ってましたよね、その修正する力は無くなったという事でしょうか?」



「どうなんだろうね、歴史の修正力って、変わっては行けない事に働くと思うの、私達の現代に影響を与えてしまう事に対して修正が働く、そんな感じの事だから、それと東側で資晴が打つ手の大きな特徴は争いを無くす方向だから、史実と違って亡くなる者が少ないの、昔の先祖が戦で亡くなっていないと言う事は子孫が増える事だから、その変もどう影響するのかちょっと読めなくて」



「戦で亡くなる人が減るという事は悪い事では無いので、良い事かと?」



「勿論そうだけど、どう影響するのを心配しているの、勝頼が生き延びただけで武田家は万単位で命が救われているのよ、今は伊達も動きようが無くて戦と言う戦は止まっているの、資晴が描いた大交易の効果は私達が考えている以上の絶大な効果を生み出している、最初は交易で豊かになるという安易な話に見えたけど、東側の家全てを一気に抑えたのよ!!」



「ちょっとそう言われると鳥肌が立ちますね」



「この流れは止められないは、止まらない以上必要な知識を与えて備えましょう、もう既に東側は資晴を中心に回転が始まったのよ、その辺り洋一さんも何が必要かちょっと考えてみてね!!」



「判りました、ここ最近は史実の必要な事は伝えてましたが現代の知識はスフレケーキで止まってました、ちょっと真面目に考えてみます!!」





武田太郎が甲斐一国の流れを変えた事で大きな変化が生まれていた、日本は本当に二つに分かれるのか?

次章「冥府の主」になります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ