詩 ひとりぼっちの生贄
ひとりぼっちの生贄は
ずっと 一人で生きていた
どれだけの時間が流れても
死ぬことは 許されない
ひとりぼっちで生きてた時間は
とても空虚で 味気なく
叶うなら すぐ消してしまいたい
この記憶を この心から
少しだって残したくない
ほんの少しでも辛くなる
誰かを待っても 誰も来ないまま
一人きりなのは たぶん明日も同じ
過ぎ去っていく月日と これから過ごすだろう日々
数えても無意味だと気付いてからは
もう何も考えないようにしてきた
そればかり 頑張ってきた