0.プロローグ
始めまして、小説の練習みたいな感じで上げていきます。
練習なのでペースは気分です。
「私は魔王、だから、誰よりも強くないといけない」
私は昔からいつも一人だった。
強すぎるがうえに、私の周りには仲間が一人もいなかった。
先代の魔王たちは、「人間が愚かだ。」とか、人を憎んでいるものだったから、いまだにやってくるのは《殺意》を持った勇者くらいだ。
魔王は飯を食わなくても一睡もしなくても平気で生きていけるような種族だから、ずっと暇。
別に争いごとをしてもメリットなんてないし、いつからか私は人間になりたいと思いはじめた。
そこで、種族を置き換える魔法が載っていると噂の図書館に行った。
もちろん見た目を偽造しないと無理だから、ちゃんと人間っぽく図書館に入れた。
それでも、偽造はばれてしまった。
「おい!魔族がこの中にいるぞ!!」
周りがなんだなんだと騒ぎ始めたころには私に目線が向いていた。
まためんどくさいことになりそうだったから、本を城まで転移させて走り出した。
「待て卑怯者!!その書類を使って何をするんだ!」
「すまぬな..」
私は抵抗せずに変装を解いて暗闇へと駆けていった。
それからのこと、私は人間に代わる練習をひたすら行った。
「なるほど、この魔法は定期的に発動しないといけぬのか。」
やっと暇つぶしができたような気がした。
そして、待ちに待った魔王城開城日。
この日は、人間と魔族がかかわりあえる唯一の決行日だ。
魔王は
見張りが目を離す隙に魔王城から逃げ出した。