登場人物紹介
第一章が完結したので登場人物紹介です。
サブキャラクターなどは第二章以降で紹介する予定です。
カストリア・ヘミニス
前の人生で閃光のカストルと呼ばれたスラムのボス。
貴族のヘミニス家に生まれたが双子は忌み子とされ、生まれた瞬間殺されそうになる。
それを不憫に思ったメイドのレーダに連れ去られ、平民の子として育つ。
義理の父、ユピテルのせいでレーダは若くして死亡、その後虐待されたが最後にはユピテルを殺し天涯孤独になる。
その後は野良犬のような荒んだ生活を送り、スラムの盗賊団を仕切る恐怖のボスとして君臨。
唯一心を許した相方のスピカと共に、ビルゴ公爵夫人の財産を乗っ取ろうとしたが生き別れた弟のポルクスに阻止された上スピカを処刑され、ポルクスを憎み、殺し合う。
その後、運命の女神フォーチュンの力でカストリアとして再度同じ時に生まれる。
そして貴族の令嬢として育つが、自身の今の恵まれた立場が与えられたものと自覚し、今の自分が出来る事を考える。
そして、かつての自分と同じ境遇だった子供や犯罪者を、かつての犯罪ボスのノウハウを使い、禁制の草を転用した麻酔薬を戦場の兵士達を助けるために安く売ったり、盗賊団を町の運び屋にしたり、貧民街の住人のために大型の工場を作って仕事を用意したり、奴隷商人を改心させ、法に触れないまっとうな仕事で更生させ、国の未来を変えようとする。
ポルクシア・スパーダ
前の人生で鬼の警備隊長ポルクスと呼ばれた皇国警備隊隊長。
貴族のヘミニス伯爵家に生まれ何不自由なく育つ。
そのため、歪んだ選民思想を持ち平民を見下していた。
父の再婚相手に虐待され、愛を知らずに育った為、他者を信じられない自分に厳しい人物だった。
彼が唯一心を許したのが血のつながらない妹のアルフェナだった。
そのアルフェナをカストルに騙された挙句散々利用され殺された事を憎み、兄のカストルと殺し合う。
その後、運命の女神フォーチュンの力でポルクシアとして再度同じ時に生まれる。
メイドのレーダに連れ去られ、平民の子として育つが、前の人生で知らなかった人の温もりを知り、自身の歪んだ前の人生観を自ら完全否定する。
母親が結婚しようとした相手のユピテルの最低な人間性を見抜き、拒絶するが襲われそうになり、自身がかつて所属した警備隊に助けを求めるが足蹴にされる。
その後ユピテルに襲われそうになった彼女を助けたのは近所の住民達だった。
そしてその恩を返す為、自身の持つ知恵、能力を使い貧しい人達が日々生きていくためのアドバイスをしたり、衛生面を整えるためにゴミ捨て場を利用した浴場を作り蔓延するはずだった赤死病を撲滅。その後元皇国学習院の学長だったシリウス男爵の推薦で初の特待生として皇国学習院の生徒となる。
スピカ・ビルゴ(スピカ・カニスマイヨル)
前の時間軸ではカストルの相棒として盗賊団の副リーダーだった魔法のエキスパート。
その際、ビルゴ公爵家の財産を乗っ取る為に生き別れの娘に成りすまして財産を奪い取ろうとするがポルクスに偽物であることを指摘されて処刑された。
現在は貧民街で窃盗をして暮らしており、町の浮浪児で厄介者扱いされている。
しかし何かを盗んで売るといった考えはなく、単に生きるために食べる物を盗んでいるだけだった。
二度目の人生のポルクシアの前に現れ、パンを盗むがその後しばらくして大人達に窃盗の罪で制裁を喰らっていたのをポルクシアに助けられる。
本当は魔法省のビルゴ公爵夫人の一人娘だが、幼い時に生き別れになり天涯孤独の身となってしまった。
助けられたポルクシアのおかげで、優秀な魔法使いであることを貧民街の住民に認められ、お風呂を沸かす仕事を魔法使いのシリウス男爵から引き継いで貧民街の一員として迎えられる。
そしてその後、身寄りのないシリウス男爵の弟子となり、家族になった。
ポルクシアと同じく、シリウス男爵の推薦で皇国学習院初の特待生として入学した。




