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第189話:かっこいいって、いわれたいにょ? の、ひ!

風邪をひいて数日書くことができませんでした><

コロナではなかったですけど、検査の鼻グリグリが痛かったです><

 花畑を作ったあと、パパに抱かれて王都に帰っている。

 帰り道は、妖精たちがやりすぎちゃったらしく、モンスターと遭遇することはなかった。

 その代わり、道から外れた草原で、死んだモンスターを解体している冒険者さん達がいっぱい居たけどね。


 ――あ! ソラしゃん!


 うん? どうしたの?


 ――はなのたね、うえるのわしゅれちゃったね!


 ああ~、そういえばそうだね。あそこだけ、耕しただけの畑状態だね。


「パパ、おはな」

「ああ、綺麗じゃったな~」

「しゅごこかった! こんど、かくれんぼちよ~」

「そうじゃの。次は皆で来ようかの」


 きゃっきゃ、うふふ~……。花の種の話じゃなかったの!?


 と、パパとおしゃべりしながら、すたすたと歩くこと数分。貴族専用の門が見えて来た。

 

「ぬ? 馬に乗った騎士達が何やら騒々しくしておるの?」


 門前に、完全武装とはいかないまでも、全員が鎧を着こみ、馬に騎乗して整列している。

 その脇には、食糧や野営物資を詰め込んだ荷馬車が数台待機していた。


「あのひとたち、なにちにいくんだろね?」

「気になるのかの?」

「おっきいどあに、はいれないからじゃま!」

「そ……そうじゃの」


 整列している騎士さん達が、おっきいドア……門を塞いじゃってるしね……。

 ソラちゃんにとっては、騎士=いつも門の脇に立っていて、お菓子をくれる人。っていう認識しかないし。

 違うところで何をしてようが、ソラちゃんは興味ありません。


「あ~、すまんがの」


 パパがそのまま近づいていって、手前の騎士に声をかけた。


「こ、これはグランゾ様! ソラリス様! 我々はこれより、南方の国境線のジャングルにて行方不明になっている」

「そんなことはどうでもいいんじゃが、中に入れさせてくれんかの?」


 パパ、せめて説明させてあげて? ソラちゃん最優先なのは分かるけどね。


「これは失礼しました! 総員、道を開けろ!」


 騎士さん達、巧みな操馬技術で馬の向きを変えて、門までの道が開いたよ。


「かっこいいね!」

「「「――!!」」」


 あ、みんな胸を張ってどや顔になった。

 俺が1番かっこいいでしょ? て、心の声が聞こえてくるよ。


「うましゃんにちゅいてる、きらきらちた、かじゃり!」

「「「――?!」」」


 ああ~、みんな両手をだらんと下げて、猫背になっちゃった! 代わりに馬たちが誇らしげに四足でしっかりと大地に立ち、キラキラした瞳をソラちゃんに向けて来た。

 ソラちゃんの魅力は、モンスター以外の動物にも適用されるらしい。

 ていうか、馬に負けた騎士さん達の落ち込みようが凄まじいんだけど。


 ソラちゃん、騎士さん達に、頑張ってきてねって、言ってあげて。


 ――ちかたないでしゅね!


「きちしゃん、がっばって……きて……ね」


 途中で恥ずかしくなって、パパの服で顔を隠しちゃった!


「「「かわいい……」」」

「ではなく! 我らは聖女様より、激励の言葉を頂いた! これより、フォルグナ領のジャングルにて行方不明になっているグルンド王国の使節団の捜索、及び救助に向かう! 出発!」


 隊列を作って去っていく騎士団。

 

「大事になっとるようじゃの」


 王都の騎士団が出向くぐらいだからね。


「じゃんぐる~」

「ソラリスの学友の、ベエルフェッド君じゃったか? その子のところの領地じゃったな。ジャングルっていうのは、大滝を作った広大な森林地帯じゃったかの?」

「あたちたち、かんけいないね!」

「そうじゃの!」


 そうなの?! 絶対にその広大な森林が迷いの森になっているんじゃないかな?!

 迷いの森って、妖精の助けがないと絶対に通り抜けられないようになってるよね?

 それを作ったのはソラちゃんだよね? 関係大有りじゃん!


 騎士さん達も遭難しないだろね?



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