表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
150/291

第150話:ちからぶしょく? の、ひ!

今回はちょっと短めです!

 ちっぱいちた!

 何がって? うん、パパと一緒に寝させてもらったんだけどね、パパの腕枕で幸せ絶頂でフワフワ気分で眠気に身を任せてたら、先に寝付いたパパから、ぐがぁぁぁ! ぐおぉぉぉぉ! って。

 かなり前に、パパはイビキが凄いって知ってたはずなんだよ……。

 うん。寝れない。

 別にね、今は実体が無いような精神生命体だから、寝る必要がないっていえばないんだけど。

 まあ、一晩はパパの隣を堪能しておこうかね。


 パパを独占しちゃって、ソラちゃん怒るかな……。




「昨晩はよく寝れたかの?」


 朝食の席。目の前には焼いただけの肉の塊がどーんと鎮座してる。

 うん。今でこそ忘れてたけど、わたしとソラちゃんが一緒に生活するようになって、しばらくはこんな感じだったね……。それこそ、マジックアップル1個とか……。


「あ、はい。モンスターに怯えなくてもいい環境は久々だったので、熟睡できました」

「わたしも、久しぶりのベッドだったので、快眠でした」


 2人はよく寝れたようでよかったね。やっぱり睡眠は大事だよ。


「あら? ナディアの部屋は鍵無しにして、周辺は人払いしていたのに、夜這いはしなかったのね?」

「「……」」


 この2人にはハードル高いよ? アデルって、ヘタレだし。

 ま、この微妙になっちゃった空気をぶった切っちゃいましょうかね!


「あたちはね! パパのねがおを、じゅっとながめてたの! しょちたらね~、ごろんって、ねがえりちてね~、パパのかおがしゅぐちかくまできてね~! もちょっとで、きしゅできるとおもったら、だきちめられてね~! とどかなかったの! きゃ~!」


 抱かれているパパの顔を見上げて、真っ赤になって熱くなった頬を両手で覆って、いやん! と顔を振る。

 ソラちゃんの精神が影響してるかもだけど、それを考慮しても、元が男のわたしでも、パパはかっこよくて惚れちゃうんです!


「2人も、このくらい積極的にならないとダメよ?」

「「まだちょっと無理です……」」


 あれ? 微妙な空気をぶった切れなかったどころか、益々重度化しちゃったよ? どちてだろ?


「あら? ソラちゃん、眺めたって、寝れなかったの? グランゾと一緒に寝て、興奮しちゃった?」

「ううん。あにょね、いびきが、うるちゃかって、ねれなかったの」

「……あ~、うん。それはすまなんだ」


 ……。


 あれ? あたちには、くうきをかえるちからは、ないみたいだよ?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ