暇人どもへ
いくつもある小説。
そんな文字の海に竿を振る。
垂らした糸を見つめる目つきは鋭く、今か今かと獲物がかかるのを待っている。
そう。私は釣り人である。
今回狙っている獲物は、サイズが小さいもので130cmぐらいから大きいものとなると190cmあるかもしれない。
ちなみに今回の獲物は、食用には適してない。
(メスは美味しいらしいが・・・いや忘れてくれ)
まぁそんな訳で、今回はキャッチアンドリリースとなるだろう。
そんな獲物達は、またこの文字という大海で泳ぎ続ける事だろう。
奴らは、泳ぐ事をやめない。
そこに海(文字)がある限り。
そして、私はそんな奴らを尊敬していたりする。
ふぅ。これで完了っと。今日もよく釣れたわぁ。
さてと帰るかな。
にしても、目の前の糸が邪魔なんだよなぁ。
なんなのだこれは。
空から糸が垂れてるみたいだ。
一体どこに繋がっているんだろうか。。
私は、好奇心に負け掴んでしまった。
完
最後は私も釣られてしまいましたとさ。
めでたしめでたし。