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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

新作サンプル:霊斗VS新作主人公

掲載日:2017/09/04

新作主人公の名前は日向大和です。

ここに出しきっているのが大和の全てではないことがなんだか申し訳ない…。

「へぇ……ここが」

「お、客人か。面白いな、戦うか?」

「もちろん!」


 大和は霊斗の問いに応じ、武器である魔剣グラムを構える。

 それに対して徒手空拳の構えをとった霊斗は、仕草で大和に先手を譲る。


「じゃあ遠慮なく!」


 霊斗に向かって、大和は大振りの上段。


「おっと」


 それに対して、霊斗はその体を半身にして攻撃を避ける。それに合わせて、回し蹴りを振るう。


「うぐっ」

「お前……不死身か?」


 蹴りによって吹き飛ばされた大和は、しかしその身に傷や血の跡は一つもなく。


「生憎と俺はダメージ受けない体なんでな」


 そう言って身についた土煙をパンパンと払うと、霊斗が攻撃してくるのに気がついた。

 上空からの突撃。それに対して大和は大地からいくつもの剣を創り出し、霊斗へと射出する。


「おっと」


 霊斗は霊力の放出や旋回等によって器用にその剣を回避し、それでもなお大和へ急降下していく。


「くっ!」


 それに対して、大和は大和と霊斗の間に巨大な壁を大地から創り出して、身を守った。

 霊斗の突撃によって壁は割れるが、減速した霊斗ならば大和も反応しきれる。


「はっ!」

「おらっ!」


 霊斗の、ブレーキ代りの霊力の砲撃と大和の籠手から発射される光線がぶつかり合った。

 その直後、宙に浮かぶ霊斗の肩を光線が貫いた。


「無限の電力かよ……!」

「地球の魔力を電力代りに使ってるんだ。それも当然だろう? そんな高いとこにいないで、降りてこい」


 大和はそう言うと、霊斗の体内に岩石で作られた剣を、槍を、炸裂させた。


「ぐあっ……!」


 霊斗はそれに一瞬意識を失い、地面へと落ちる。大和は容赦なく落ちてくる霊斗にタイミングを合わせ、そして地面へと踏み潰した。

 持ち前の回復能力によって意識すらも戻る霊斗に、大和は問う。


「痛覚は消してないのか?」

「痛覚を消してるんじゃ、感覚が薄れる。『技』による技は意味をなさなくなるし、それに……」

「それに?」

「こっちの方が『生きてる』って感じがするだろ!!」


 そう言った瞬間、いつの間にやら現れた空間の穴から大和の頭に向かって槍が射出された。


「ちいっ!」


 霊斗を踏みつけていた大和はそれを避けると、壁を消して霊斗から距離を置いた。


「ここからの俺は一味違うぜ。希望『霊神王』」


 輝く赤と緑の翼を広げ、これまでとは比べものにもならないほどの霊力をその身から放つ霊斗は(まさ)に王道の剣と言った剣を掲げ、そして切っ先を大和へと向けた。


「望むところだ。『遊星死星暗黒星雲』」


 大和はそれに対して獰猛に笑うと、スペルを宣言する。


「……雷?」


 晴れやかだった直前の姿は一転、世界の姿は夜の闇の如く暗転し黒い風の吹き抜ける闇の世界へ。空は厚く黒い雲に覆われ、常に雷が鳴り響き落ちる死の世界……ダークプラネットへと変貌した。


「……なんなんだ、これは。酷くよくない……なんていうかな、うまく表現できないが……胸騒ぎがするような、そんな感覚だ」


 霊斗のその言葉に、大和は頷きながら答えた。


「まあ、概ね間違ってねぇよ。これはその昔、1人の宇宙人を闇へと落とし、宇宙に滅びの運命を与えかけた暗黒の惑星だ。地球の人々ととある宇宙人達の力によって滅びの運命は拭えたが……その代償として、永遠の穢れが地球に残った。その穢れを使ったスペルだ。そして──」


 大和はそう言うと、スペルを唱える。

 それに呼応して大和自身の姿は黒く、まるで暗黒惑星と同類の力を纏い──。


「神魔『人に害せし者(ヴラド・ツェペシュ)』」


 闇の衣を見に纏う悪鬼は、ニヤリと口角を釣り上げた。


「闇の力、とくと見よ!」


 吸血鬼となった大和の槍を、霊斗は剣で受ける……が、霊斗の剣は容易く弾き飛ばされ、さらに大和の膝蹴りが霊斗の顔の側頭部を貫く。


「なかなか良い蹴りだ。だが──」


 ──甘い。その言葉は口に出されることはなく、霊斗は大和の胸ぐらを掴むとそのまま上へ打ち上げる。


「セイッ!」

「チィッ!」


 霊斗の横一閃を大和は槍で受け止める。

 その次の瞬間、霊斗の振るう剣の軌道に合わせて大量の弾幕が大和に襲いかかる。


「ぐっ!?」


 それによって地面へと叩き落とされた大和は、霊斗が背後に展開した大量の空間の穴を見て絶句する。


「霊符『霊時空』」

「チィッ! イガリマ!」


 大和は大地から数十メートルはある巨剣を創り出し、空間の穴から放たれる弾幕を振り払う。

 それは巨大さ故に向かってくる全ての弾幕を掻き消すと、そのまま大和の動きに合わせて大きく弧を描く。


「うらっ!」

「掛け声は別にどうだっていいんだが、それだと乱雑な、チンピラみたいな印象を受けるな」


 霊斗はそう言いながら、手に持つ剣……霊神剣で大和の巨大な剣を受け止める。


「その中身はハリボテか?」

「るっせぇ!」


 大和はそう悪態をつきながら、イガリマを足場に霊斗の高さまで跳躍する。

 そして霊斗に対して蹴りを放とうとして……結界に阻まれ、結界に仕組まれた反射の術式によって大和自身が地面へと落ちていく。


「お、やっぱりな。」


 大和自身の加護すらも返した反射のダメージによって、大和は動けなくなる。


「くっ……! 神敵『人が越えし者(ラーヴァナ)』」


 大和はスペルを発動させ、自身を神敵へと変化させる。それは神の敵となり、神には倒せぬ者。インド神話のラーヴァナ、その人となる。

 それは神と縁を築いていれば、決して倒せない敵となってインドを、しいては世界をも脅かす。


「……これは参ったな」


 そう言って、霊斗はため息を吐く。


「俺は神職者だ。しかも、神との縁を断つってことは霊夢との縁を切るってこと。そんなこと、俺には出来ねぇ……降参だ」


 そう言って、この戦いは結末を迎えた。


 これはとある世界、上位次元者の干渉もなく、だが霊斗が困難を超えたことによって有り得たかもしれない世界のありえたかもしれない戦いの話。


◇◆◇◆◇


〜別パターン・ただのチンピラ相手〜


「ヒャッハー!」

「神血『人を脅かし者(ジークフリート)』」


 チンピラの攻撃を悪竜の心臓で受け止めると、それによって破裂し、吹き出した血がチンピラを赤く染める。その次の瞬間、チンピラは悪竜の姿へと変貌していく。


「グ……ガァァァァァ」

「神犠『人を守りし者(シェラハザード)』」


 俺は悪竜へと抱きつくと、そのまま自爆した。

 その威力に悪竜は容赦なく弾き飛んだ。

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