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仁「あれ?痛みが来ない…てここは昨日の白い部屋じゃないか……」
神様「はて?今日の勇者召喚は一件のはずなのじゃが…どなたかのう?」
そこには白いひげを生やした優しそうな老人(神様)が何かのモニターを見ながら仁を見下ろしていました。
仁「えっと…俺いや私は内藤仁と言います。昨日も白い部屋みたいな所に来たのですが、結局そのまま召喚されてしまいました。」
神様は目を大きく開け、驚き、そしてあたふたとし始めました。
神様「内藤仁…あっ昨日アルカンダに召喚された勇者候補か…わしも昨日ここに来たのじゃが魔法陣の誤作動でワシに会う前に発動してしまったのじゃ。そしてたいへん言い難いのだが…本来お主に渡す予定だった地球の小説ではチート?と言うのじゃたなぁそいつを渡すはずが先程再度アルカンダが勇者召喚を行ったせいでそいつにまるごと渡してしまったのじゃ」
仁「では私はこれからどうしたらいいのですか?てあなたは誰なんですか?」
神様「そうじゃったワシはオヌシの世界でいう神様と呼ばれておる。さてどうしたものか…」
神様はそういうと目の前にあったパソコン?らしきものを触りだしあーでもないこーでもないと考えだしたところで仁はこれからのことを聞くことにしました。
仁「神様私はこれからどうすればよろしいでしょうか?」
仁は必死で次はチートを貰えるように訴えるのである。
神様「オヌシはこれからアルカンダとは別の異世界に召喚されるのだがチートを授けることが出来ないのじゃ…何故かは他の神様との取り決めで決まっておってのう。申し訳ないなぁ……そうじゃチートまでとはいかないがオヌシのステータスを増や…てまだ説明の最中なのに召喚されてしまいおった…。」
そう神様が話をしてる間にまたもや仁の足元に魔法陣が展開され次の異世界へと召喚されてしまいました。結局神様も能力を渡すことも出来ずじまいでした。
これでまた一般人のまま異世界に召喚されてしまった仁、彼の運命はどうなってしまうのか!乞うご期待!