SS かーさんといっしょ! 〜 母狐:そんなことよか、おあげのおうどん食べたいなあ 〜
なんとなくSS投下!
オレと母さんは血の繋がりがない。
というのもオレが親に捨てられた後に出会い、なんやかんやで親子になった。理由はフィーリング?
母さんの名は中原 玉藻、国を傾けた人とは別人らしい、経験がないとかキスもまだだとか言っていたが……なんの経験だろう。オレがファーストか。
背中ほどのキツネ色の髪をポニテにしたタヌキ顔の地味系美人。タヌキ呼ばわりすると怒る。身長158センチ体重は秘密。胸はFカップ。童顔タレ目なので高校生、ヘタすると中学生に見える。俺と並んでいると年下に見られる、もちろんオレが……ぐぬぬ。
そんなオレ達の会話である。
「ウチのおっぱいの大きさ、どんくらいかわかる?」
「エf「しゃあないようわかるようにカップのサイズで教えたるわ」
「Fカップや」
「なんてな! どや、はーくんのサイズやで、な、なっ感動もんやろ! エヘヘ……。かーさん大好きって抱きついてきてもいいんやで、ん?(チラッ」
「かーさん、そのタヌキ顔だと元ネタの再現度が……」
「誰がぽんぽこたぬきさんや!」
「はちみつくまさん」
「はいやないわ!」
『はちみつくまさん』『ぽんぽこたぬきさん』はとある地方の方言でそれぞれ『はい』と『いいえ』の意味である。
「いたずらくろうさぎさん」
「それどういう意味の言葉なん!?」
「かーさん大好き」
抱きついた。
「んなっ! 不意打ちやめーや、びっくりするやん! なんなん、照れ隠しやったん!?」
「はちみつくまさん」
場面転換
「かーさん、Fカップって、ちょっときびしくないかな? 気持ちはうれしかったけど」
「そら自分でもわかってるけどなー、さすがにサイズ5センチもサバ読んでHカップとか言えんよ」
「FならFカップでよかったんじゃないの?」
「いやや! ウチ、キツネよりもはーくんのかーさんである方が大事やねん」
「あはは、ありがと。うれしかったからうどんにおあげ入れとくね」
「よっしゃ! ……ん? もともとなにうどんやったん」
「めしあがれー」
「お、きたきた、いただきます! ほーほーコレコレ、この熱々のおあげさんを汁にくぐらせてから半分をざっくり食う! サックサクやん! そして、もう半分を汁に溶かすのがウチのトレンドなんよー……ってキツネやないんかーい!」
ちなみにエセ関西弁である。
(追記)思うところがあったので、『オカン』を『かーさん』に変更しました。