41話 『青分』 〜 命名者:ちなみにトマトには毒があり、4トン食べると……死ぬ! 〜
トマトにはトマチンという毒物が含まれており、およそトマト4トンを摂取する事で致死量に達するのだとか……。
ちなみに青い未熟かだと千文の一以下の量でよい。
トマチンは主にトマトの茎や葉に含まれ、殺虫剤になるようです。
ドーモ。ミナ=サン。魔神神殺者です。
なーんちゃって、はーくんだよ! ハイクをよめ!
あらすじ
・母親のゴリ押し再生! 再生怪人ちゃん発生!
・はーくんと宿敵ちゃん、半分死んでた!
・再生怪人ちゃん、このままじゃ産まれない!
複製はーくん生まれたんですか! もうすぐ産まれるんですか! やったー!
でも、このままだと産まれる前に死んじゃうじゃないですか! やだー!
テコいれに期待する、はーくんでした!
「お腹の胎児はそのまま死んでしまうのか?」
「そうはならなかった」
「というか『死』が胎児の死を遠ざけていた」
「他人事の様に言っているのは考えて動いた訳ではなく、動いたから気づいたのだ」
「この身体が勝手に動く感覚は久しぶりだ、それよりも殺す事以外で動いた事に驚いた」
「それにしても何故『死』は胎児を延命したのだろうか?」
「正直に言って、ワタシは善の存在でも正義の味方でもなければ、博愛の精神を持っている訳ではない」
「ワタシの行動原理はいつだって単純だった」
やかつては『生』を試す為であり、『宿敵』を殺す為」
「そして、今は『青』の為に……だ」
「なら今の行動も『青』の為?」
「しかし、『死』が動く時はワタシにとって望む結果になるとは限らなかった……それよりもまだ『死』が勝手に身体を操作かす事に恐怖した、なくなったものと思っていたそれが『青』を手にかかるかもしれない……これが杞憂であってほしい」
「まあ、今は幸か不幸かこの『宿木』に『青』はいない……ワタシにとっては不幸中の幸いだ……最近、『青分』が足りない……」
「……大丈夫! 大丈夫だから! 『青分』が足りなかったのは過去の話だから、ちょ」
「……」
「……えへへ」
「はっ、青分が致死量供給される所だった……幸せで死んじゃう所だった」
「……え、水? 水なんで? 致死量? ……って、もうっ! どうせ 水酸でしょ!? 二酸化水素でしょ?! もう騙されないよ! 溺れたり、渇水したりするんでしょ! 水害でしょ!」
「……え? 本当に水の致死量? え? 水だよ? みんな飲んでるよ? なんで? え、え? 水を飲んで死んじゃうの? 嘘だよ……水は飲まないと死んじゃうんだよ? ……嘘だよね? ……水中毒? 水の致死量は5〜10ℓ《リットル》? 一気飲みしたら3ℓ《リットル》でもあぶない? ええっ! これ本当? ……『死』の凶器創造で試せばわかる?」
「……万物を潤す水よ……大いなる死を齎す水よ」
「わ、簡単に水って出せるんだ……え、それ飲むの!? ……飲んじゃった」
「え゛ ……水を出す時声に出してた!? うそ゛」
「うあー、ううう……また黒歴史がふぁ……な、ナデナデしないで……ふぁぁ……『青分』が致死量に達しちゃうぅ……」
「……? …… ? あ、うん… …いや、なんでもない、なんでもないよ!」
「……ふぅ、えっとなんだったかな……?」
「あ、そうだ……『死』がお腹の子供──『胎児』を助けた理由だったね、うん」
「それは極端に言えば『青分』不足!」
「……待って、落ち着いて、これ以上は命に関わるから」
「もう……。その時は『青』が消えてから半年以上経ってたから、当時のワタシは『青』が戻ってくると信じていたけど、不安になってたんだ」
「このまま戻ってこないかも知らない、知らない所で死んでいるのかもしれない、もしかしたら消えたというのはワタシの妄想で『青』は既に……」
「などと思っていた。気が狂いそうだった……正直言ってそこまで『青』に狂っているとは思ってなかったよ……」
「そんな時に『青』 の複製? 贋作? 代替? 再生? なにそれ、巫山戯てるの?」
「と、憤った。少し前のワタシだったら怒りのあまり亡き者にしていたかもしれない」
「けど、その当時のワタシは今思うと割と良くない状態だった」
「ワタシは怒りながらも──」
「死んでいた『青』が転生したのかもしれない」
「いや、死んでいるはずはないでも『青』の複製? 贋作? いや今は、呼び方はどうでもいいんだ、重要な事じゃない! 『青』が帰ってきた時に自分によく似た弟妹がいたら喜ぶかもしれない」
「紛いモノでもいい……『青』に会いたい」
「『青』が還ってくる」
「──などと思っていた、本気で『青分』不足が危険域に達していた」
「……うん、薄々『死』じゃなくて素で暴走したんじゃないかって思ってる」
「とにかく『胎児』に希望を見出したことによって『青分』不足を乗り切った」
「母親にはもれなく絶望をお裾分けだったが、最初から最後まで認識できていなかったはずなので問題なし、むしろ『胎児』の命を救った事を喜んでほしい(無慈悲)」
「そんな風に『胎児』を死から守ると覚悟したワタシはそれなりに獅子奮迅の働きをした」
「消極的に『胎児』を殺そうとする動きを阻止しつつ」
「『胎児』だけでは不足しがちな『青分』を『青』と似ている『怨敵』で補う、ついでに『怨敵』の死を払う」
「起きていれば憎々しい『怨敵』も寝ていれば可愛いものだ……永眠させてしまおうかと思う事が多々ある、静まれ、静まれ『死』、『死』を静めるんだ……そんな労力を割かせる『怨敵』に腹が立つ、うっかり息の根を止めてみようか?」
「そんな風に葛藤しながらの作業なので細心の注意が必要で、『怨敵』の死を払うのは割と時間が掛かってしまう」
「『胎児』の出生も近づいていたその日も、ワタシは『怨敵』の元で葛藤が死闘を繰り広げていた」
「死闘の末、なんとか『怨敵』は生き残り…| 《全く命冥加なヤツだ悪運の強い》…『胎児』──もとい母親の監視へ戻ったが、そこには母親の姿はなかった」
「────数日後、目を虚ろにした母親が帰ってきた……一人だけで」
まあ、トマトを4トン食べる前に水中毒で死ぬか塩中毒で死ぬか腹を壊して死ぬわけですが。
なろう作家くらいしか目をつけないゴミ情報と書かれてたのでつい……。




