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ライジン  作者: てんの翔
36/66

栄華の章10

         十


 予選最後の試合がはじまります。

 わたしのもっとも注目する、あの人の試合。

『元ナーダ聖技場王者! よみがえる稲妻の剣! 《雷狼リダジャーダ》シャイ・バラッド!!』

 あの人の名が、高らかに叫ばれました。

『対するは、天然の凶器! 《ヨラネスクの喧嘩屋》ボスク――!!』

 相手の男は、なんのことはない、ただの「ならず者」です。この中央場のまえに左場でおこなわれた試合では、素手で剣士を狂ったように殴り倒していました。

 こんな人は嫌いです。野蛮なだけ。

 闘いに、美しさも華麗さもない。

 それが男の強さというのなら、わたしは男性の強さを否定します。

 だから、あの人に勝ってもらいたい。

 どうしても……どうしても……。

 え?

 わたしはそこで、対戦者のならず者が武器を所持していることに気がつきました。

 たしか、まえの試合では丸腰だったはず。

 刃物ではなく、鉄製の棍棒です。

 西方――瀏斑リュウハンの一般的な『棍』は木製で、長く細い。しかしサルジャークから東の『棍』というのは、短く太い。とくにさきのほうが厚くなっている。

 ならず者の棍棒は、東方世界でいうところの『棍』でした。鉄製で先端付近に鋭い突起がいくつも生えている『ジース』と呼ばれることの多い武具です。

 どういうことでしょう。

 あの人の剣には、皮革は巻かれていない。つまりこれは、武器対武器の対決ということになっています。

 わたしは、少し安堵しました。

 これならば、あの人のほうが有利のはずです。

 ですが、わたしのそんな浅はかな考えは、ならず者の一振りで、もろくも消し飛んでしまいました。




         10


 どういうつもりだ?

 シャイは、戸惑いを隠せなかった。

 なぜボスクは、武器を手にした!?

 そのほうが、分があるとふんだのか?

 だとしたら……、

(オレをナメてやがる!)

 そんなときだった。

 棍棒の強烈な一振りがやって来たのは!

〈ブンッ!〉

 頭の上を、風圧をともなった分厚いものが通り過ぎていった。

「集中しろ!」

 梁明の声が、うるさく耳に届いた。

 そんなことはわかっている!

 いまは油断していただけだ!

 ……ダメだ、考えがまとまらない!

 ハッとしたときには、すでに相手の左手が自分の首にかかっていた。

(なんだ、この力は!)

「ぐ、ぐう……」

 声が出せなかった。

 苦しい。

 このまま絞め殺される!

 シャイは、左手の《雷塵》を打ち込んだ。

 いや、右の棍棒に阻まれた。

 ならば、掌打しかない!

 三発、胸に打ち込んだ。

 不充分な体勢だったとはいえ、まるっきり手応えがない。足も使った。右足で、必死に相手の左腿を叩いた。

 それでも放さない。

 たまらずに、首を絞めている左手を剥がそうと、自分の右手を喉元にもっていった。

 くそ!

 この右手では、つかめない!

 打ちつけた、何発も!

「ぐふふ、きかん、きかん!」

 意識が遠のいてきた。

 シャイは、左の剣を手放そうとした。左手なら、つかむことができる。

 いや、その考えを捨てた。

 剣で、ぶった斬ってやればいい!

 笑いをふくんだ余裕の声が、シャイにその決断をさせた。こんな男の身体など、どうなったっていい!

《雷塵》を、腕に叩き込んでやった。

「おっと、危なねえ、危なねえ。王者だった男が、ずいぶん、えげつないことやるんだなぁ、おい」

 寸前で手を放したボスクが、むしろ感心したように言った。

「そうでなくては、おもしろくねえ!」

「ハア、ハア……」

 シャイは、呼吸をなんとかもとに戻そうとしながら、相手との間合いをとった。

「おめえのような顔の整った男をボコボコにするのが、楽しくて楽しくて仕方ねえのさ。変えてやらぁ、顔面を滅茶苦茶によ」

 心から愉悦したその台詞からも、この男の歪んだ道徳心がよくわかる。

「ほらよ、くらえ!」

 まるで力を込めていないようなのに、重いはずの棍棒が一振りされた。

 シャイは、受け止めようとした。

 メリルスでの死闘をはじめとして、これまでに幾度も危機を救ってくれた、鉄壁の防御――『避雷丘』!

 しかし――。

「なに!?」

《雷塵》を持った腕は、簡単に弾かれた。

 本来なら、落雷を受け止めるがごとく、どんな強烈な一撃も威力を消してしまうはずなのに。

「ほら、ほら!」

 その後も、ボスクは棍棒を枯れ枝のように振りつづける。

 剣で防げないのなら、身体の動きでかわしていくしかない。シャイは上体を反らせて、または腰を落とし、なんとか攻撃を避けていく。

(このままでは、やられる!)

 どうにかして、こちらから攻めて出なければ……。

 シャイの願いが通じたのか、それとも、たんにボスクが打ち疲れただけなのか、棍棒の動きがやんだ。

「逃げてばかりじゃ、つまらんぞ。おい、真剣に闘うつもりがあるのかよ」

 どうやら、ボスクのほうから隙をつくってくれたようだ。闘者として、その態度には怒りを感じなければいけないのだろうが、正直いまはありがたかった。

 遠慮なく、攻撃に移させてもらった。

 剣を風のように――。

 かつての細く短い刃ではないが、《雷塵》の能力が本物ならば、紙のように軽くなるはずだ。

 重さを忘れろ。

 速く。

 より速く!

「おおっ!」

 驚きのうめき声が、客席からもれていた。

 これこそが、シャイ・バラッド……いや、ラザ・グリテウスの代名詞。

『左の速剣』!

 余裕だったボスクの顔色が変わった。

「な、なんだとぉ!?」

 棍棒を必死に振り回し、速剣を弾き返していく。だが、一筋、二筋……、ボスクの顔から、肩から、血の雫がこぼれ落ちる。

 シャイの左腕は、まだ限界を知らない。

 遅い!

 もっと速く!

「やっと身体があったまってきたな。あれでこそ、ダンナだぜ」

「いやいや、おめぇとやったときは、もっと速かった」

 客席では、サーディとトッリュのそんな会話が交わされていた。

「リアンさん、こうなったダンナは、恐ろしく強い。あんな身体だけの素人、敵じゃないぜ」

 そう、となりの莉安に呼びかけたサーディは、ある異変に気がついた。

 たしかに、試合が進むにつれて莉安の声援の量が少なくなっていた。同じような様子を、昨日のトレイザ戦でも見ている。

「リアンさん、どうした!?」

 どこか惚けているような、状況を理解していないような、虚ろな瞳だ。しかもサーディのことを、まるで知らない人と会っているかのように、みつめ返している。

「おい、ファーレイ! まえも彼女こうなったが、なにか病気でももってるのか!?」

「心配ないと思いますよ」

 ファーレイは慌てたた様子もなく、そう答えた。

「お、おい……?」

 サーディは、その冷静な返答に違和感をおぼえた。

「大丈夫……なのか?」

「たぶん」

 ファーレイの言葉は、どこかおかしい。

 サーディは、本能的にそう感じた。

 なにか知っている――。

「おい、サーディ! すげえぞ、こりゃ!」

 トッリュの歓呼が、思考を邪魔した。

 それどころじゃねえ!――と、怒鳴りそうになったが、たしかに闘場は凄いことになっていた。

 シャイの剣撃は、疾風のごとく駆け回り、ボスクを完全に圧倒していた。それまでなんとか棍棒で防いでいたボスクだったが、速度が身体能力を超えようとしていた。

 苦しまぎれに、棍棒をシャイめがけて思い切り振り回した。

 シャイの攻撃はやんでいない。

 本来なら、防戦に徹底すべきだ。

 賭に出た。多少の痛手は、覚悟の上だろう。

 ここでシャイの剣を砕いておかなければ、確実にやられる!

 砕くのに必要な力は、棍棒に込めた。

 いま出せる精一杯の力!

〈カシンッ!〉

 金属質のものが、ぶつかり合う甲高い響き。

 観客は、恐ろしいものを見た。

 極太の棍棒が、細身の刃に、嘘のように阻まれていた。

「そ、そんな……!?」

 ボスクは、呆然と声をもらした。

 いや、そういう声は、客席からもあふれていた。

「な、何者なんだ、あの男……!」

「さっきから剣を左でしか持ってないが、片手一本であんな巨漢の一撃を……」

 一般の観客からだけではない。

「や、やるじゃないか」

 いつも楽しげなメユーブの口調も、少し冷静さを欠いていた。

「うむ。強いな」

 ゾルザードもうなずいていた。

「本当に、ヨシュは勝ったのかい?」

「……」

 ゾルザードは、答えられなかった。ヨシュほど記憶が消えているわけではないが、こんなにまで強い男だったなら、もっと鮮烈に覚えていてもいいはずだ。

「ん?」

 ゾルザードの視界の隅に、だれかが立っていた。すぐ横の通路にヨシュがいた。せっかくメユーブが取ってくれた席につくことも忘れ、闘場を見入っている。

「ヨシュ……あいつ、ただ者じゃないぞ」

「ああ。だが、おまえのほうが強い」

 ヨシュは、そういう言い方をした。

 自身とくらべたら、どうなのだろう?

 闘場では、時間が氷結してしまったかのように、両者の動きは止まっていた。

 シャイに棍棒を受け止められたまま、ボスクは攻撃することを忘れていた。シャイも、あえて自分から打って出るような真似はしなかった。

「そ、そんなはずはねえ……」

 ボソッと、ボスクがつぶやいた。

「オラは、おびえてねえ! オラより強いヤツなんて、この世にはいねえんだ!!」

 一転して、大声で叫びをあげた。

 まるで、恐怖を振り払うかのように!

「殺してやる――ッ!!」

 狂った絶叫が、時間の氷結を熔解した。

 棍棒自体が激怒しているかのように、シャイめがけて襲いかかっていく。

 しかし、何度やっても同じことだ。

 一度ならず二度、三度、ボスクが放った数だけ、《雷塵》はその威力を吸収していた。

「でたな! ダンナの真骨頂」

「むかしより凄くなってるぜ! 『左の速剣』と、この『避雷丘』があれば、やつぁ無敵だ」

「ああ」

 サーディは、トッリュに向かって素直にそう応えた。シャイの凄味のあまりに、莉安にたいする心配も忘れてしまっていた。

 トッリュの後ろにいた男がこちらを見ていることに、そのとき勘づいた。

「あんたは……」

「ふふ、また会いましたね」

 その男の口髭は、よく覚えている。

「人ごみには、もう慣れたのかい?」

「おかげさまで、なんとか。それにしても、見事ですなぁ。攻撃は最大の――とはよく言いますが、これは逆。防御は最大の攻撃」

「あんたも優勝を狙うなら、あの男を覚えときな。それに、このオレもな」

「ええ、もちろん。あなたのことは、もっとも警戒していますよ。メリルスの英雄ですからね」

「知ってたのか」

「はい」

 口髭の男――《ヒゲの男爵》こと、ロド・ハーネル・エスダナルは、悪びれもせずに返事をする。

「そちらのお嬢さん……」

 と、エスダナルは、なにかを言いかけた。

 だが、熱狂の歓声がそれをさえぎった。

 闘場では、ボスクが棍棒を投げ捨てたところだった。このまま武器での攻撃をくわえても無駄だと悟ったのだろう。

 しかしそうなると、この試合の闘規上、ボスクは圧倒的に不利となった。

 武器と武器との対戦では、刃を隠す必要はない。武器を使わないと事前に申し出ていなければ、いかに試合の途中で武具を放棄しようと、認められない。

 つまり、ここからこの対決は、本当の意味での武器対素手ということになる。

 ダメル創成期には盛んだったそういう闘いも、現在では皆無だ。その歴史に名を刻んだ一人でもある男に、シャイは視線をおくった。

 いまは導友者としてこの地に立つ男は、ただうなずいた。

 武器対素手――は、かなわなかった。

 シャイも、《雷塵》を手放したからだ。

 さらに大きな歓声があがった。

 ボスクの表情に余裕が戻ったのは、当然のことだろうか。

「ぐぐぐ、馬鹿なヤツだぁ! なんで剣を捨てた? この勝負、オラの勝ちだ!」

 ボスクは、シャイの身体をつかまえにかかった。これだけの体格差があれば、つかまえさえすれば、それで勝敗は決する。

 前試合のナーダ王者の男でさえ、瞬殺できたのだ。あの男は、皮革に覆われていたとはいえ、剣を持っていた。この男には、それすらもない。しかも王者から陥落した、弱い男ではないか!

 いや、確かに剣での強さは認めよう。

 だが身体同士のぶつかり合いでは、絶対に自分のほうが強い!

 はなから技など知らないボスクは、我武者羅にシャイの肩をつかもうとした。防御のことなど考えていない。

 シャイの掌打が、胸部をとらえた。

 この程度の衝撃なら、問題ない!

 一瞬ひるんだが、ボスクにとっては、肌を撫でられたようなものだ。

 膝を蹴られた。

 二発、三発!

 大丈夫だ、軽い、軽い!

 ボスクの口許に、笑みが浮かんだ。

 やはり体術の闘いならば、自分の強さは盤石だ。この強固な肉体に、守備など不要!

 攻めあるのみ。

 ボスクは踏み込んだ。

 同時に、右の掌打が腹にぶち当たった。

 きかない、きかない!

「ははは、は――!?」

 哄笑が途切れた。

「な、なん……!?」

 く、苦しい!

 息ができない。

 ボスクには、自身におこった異変が、なにによるものか理解できなかった。

「膝の関節を潰し、相手の突進を鈍らせて、出合い頭に必殺の技を打つ――作戦としてはいい。だが、まだ甘い!」

 導友者席から、孫梁明が鋭く声を発した。

「全体重をのせ、最高の時機をもって放つ! そうすれば一撃だ」

「簡単に言ってくれる……」

 シャイは愚痴をこぼすと、右足を宙に踊らせた。

 苦しむボスクに、とどめのロブ・パーサを打ち込んだ。

 屈み込んでいるいまなら、いかに巨体であろうと顔面に届く。

 岩のような身体が、嘘のように倒れた。

「一撃でなくとも、勝てればいいだろ」

 ボスクを見下ろしながら、シャイは言った。

「いまはいい。しかし、これからの――」

 梁明の言葉を、シャイは手を出して止めた。そんなことは、わかっている――ということか。

「立てるか!?」

 主審が、ボスクに声をかけていた。

 勝敗は、まだ決していない。

 立ち上がろうとしているからだ。

 だがシャイは、すでに背を向けていた。

「や、やれるど~っ! まだ、おわっちゃいでどぉ!」

 呂律がまわっていない。息も絶え絶え。眼も虚ろだ。それでも戦意を喪失させていない姿に、主審も判断をつきかねている。

「やれるなら、立ち上がれ!」

「いば、たってやるど~っ」

 なんとか地から手を離し、上体が起き上がった。これで足をのばせれば、立てる。

「うっ!」

 しかし、もろくも膝が崩れた。

「あ、あしが……ど、どうなって!?」

 その直後、主審がシャイに向かって手をかかげた。


        *  *  *


「アーマ・パーサで、膝が壊されていたことにも気づいていないのか、愚かなヤツだ!」

「そう言うな。それだけ、シャイの下段蹴りが見事だったのだ」

 客席の一角――それは後部のほうだった。

 二人の男が、そう声を交わしていた。

「なるほど……力ではなく、技術で相手を葬るということですか。たしかに、寸分たがわず膝関節の急所を打ち抜いていました」

 二人のうち、若いほうの男が、もう一人の壮年男性にたいして納得したように言った。

 年齢は、二〇歳そこそこだろう。

 長身で、逞しい肉体を有している。身長のわりに「巨漢」ということを感じさせないのは、余分な脂肪をおさえた、理想的な身体をしているからだ。

 金色の短い髪が、精悍さと、高貴な雄々しさを主張している。

「それに最後の蹴りも、むしろ力を抜いた、まさしく『技で倒す』一級品です」

「いや……真に恐ろしいのは、そのまえの『掌低』だ」

 壮年の男は、若い金髪男の言うことをあっさりと否定した。

「掌低?」

「掌で相手を叩く――ソン・リョウメイの必殺打」

 歳のころは四〇あたりだろうか。しかし闘技に精通している者であれば、この男に「老い」などという概念などあてはまらないことがわかるだろう。

 やはり髪の色は金だが、こちらは長く、後ろで一本に結わいている。若い男にも高貴なものが滲み出ているが、この男のそれとは比べ物にもならない。

 あたりまえだ。

炎鷲シャリーク》――ラオン・デイザー。

 蹴術伝説の男なのだから。

「ソン・リョウメイ……あなたの最強の敵であり、いまはあの男の闘教師となっている人物ですね」

「ふふふ、シャイ・バラッドは、私の言うとおりに、リョウメイをたずねたようだ」

「ならば、このオレがシャイ・バラッドを倒してみせますよ。そうすれば、あなたとソン・リョウメイの決着がつくことになる」

「調子にのるなよ、アーノス」

 厳しい眼光で、壮年の男――ラオン・デイザーは、自分の弟子を睨んだ。

「リョウメイの力を得たシャイは、まちがいなく強い。ヤツの力は本物だ」

「……わかっています。オレは、まだまだ未熟です。あなたの指導が必要です。勝つための力をください!」

「当然、勝つつもりで闘うことはいい。だが、相手の実力を認め、恐れを知らなければ、勝利などほど遠い」

「わかっています!」

 オルダーン代表、蹴投シュウトウ王者にして、蹴術一の成長株。

《炎鷲を継ぐ者》アーノス・ライドス――ここに到着。


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