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金と宇宙人

作者: sisui

あるときある世界で宇宙人が銀色の円盤に乗りやってきた

元住民はそれをはらはらとどきどきと眺めていた

宇宙人が拡声器やら翻訳機やらを持ち出したのか原住民の言葉でこういった

「私どもはこの場所にビジネスをしに来ました」

そうして円盤の中からいろいろな品物を取り出し説明を始めた

「これは金を生み出す機械、これは不老不死になる機械、これは・・・」

彼らの言葉に虜になり道具をほぼすべての原住民が買い、すべては金銀宝石になり美女美男があふれ

なおかつ不自由な体は不老不死にまでなった


しかしすべて木々や土くれまで金にしたため食べるものもなくなり

誰も彼もが美しく健康に不老不死を迎えるため結婚する男女が激減した


そのころには満足げに銀の円盤は飛び去り、宇宙人に渡した原住民の技術は数知れなかった

そうしているうちにまた新しい宇宙人がやってきてこういった


「私どもはボランティアをしにきました、皆様の助けになりましょう」

そうして円盤の中から様々な品物を取り出し説明を始めた

「これは金を自然に変える品物、これは不老不死を買える薬・・・・」

原住民は特に何も言わないがへんな空気が漂ったのは言うまでもないある原住民が聞いた

「それを下さるにはなにか代金が必要ですか?」

宇宙人がこういった


「いいえ、何もいりませんしかし感謝の気持ちを表していただけるのならこの地球を頂きます」

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