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青春時代の痛い恋

作者: 織乙

架空の世界を旅した時に


私はあなたと出会った


あなたを一目見た時に、


大きく心が胸を打つのを感じた




胸が締め付けられるような心地に


自然と


自分の胸元の服を「ぎゅっ」と強く握りしめた




今まで感じたことも無い自分の感情に


ふと


これが所謂「恋」というものでは、と考えた




恋や恋愛、他人への興味などというものに


達観した考えを持っていた


私が


このような気持ちを持つことになるとは


考えたことも無かった




少し恥ずかしく


少し嬉しい気持ちになって


にやけそうになる表情を


精一杯の理性を使って抑えた





あなたを知っていくうちに


想いは強く心に根付いていった


そして



時間があると


いつの間にか


あなたの事を考えていた


でも、


たとえどんな手段を使ったとしても


あなたと本当に出会うことはできない






だって


あなたは架空の人


人の思考によって生み出された架空の産物


物語の中の登場人物





だから


夢で想像することはできても


それは本当のあなたではない


私が作り出した妄想だから


世界に同じ人はいない



頭では理解している


このままの私ではいけないと。




だから


私の初恋をあなたに捧げよう


受け取ってもらえなくていい


出会うことが出来なくてもいい


ただ私の中で心の整理を付けるために


自分勝手な決断だけど


これは一人の人間には


大きな一歩


人類が初めて月に着陸した時と同じくらい


大きな決断にちっぽけな私は挑むのである





男でも女でも心の底から決めたことは


やり遂げなくてはいけないはずだと


自分を納得させる。


ただ、


もう暫くだけ


架空の世界に居るあなたを想わせてと願う


心の整理には時間をかけたいからと


今と現実世界から離れている精神を


俗にいう「正しい場所」に戻すために




青春時代の一時の「幻の夢」


限りない心の幸せを運んできた




でも、傍から見ると空しい人


分かっているけど


何も言えない


ただし、あなたに感謝を送る




出会わせてくれて


ありがとう。


青春時代の冒険夢


子供と大人の境界線




全てに向けて


希望と平和と反論を

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