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じゃくしんさん(寂心山)  作者: ああい すもも
3/3

   ♪ああいなめられる。


 ああいがパタパタという音に魅かれて自販機の後ろを覗き込ンで見ると、女の子が犬のシッポで楽しそうに遊んでいるのが見えた。


 楽しそう?


 いや、あまり楽しそうには見えない。

 どちらかというと、かなり必死で遊んでいるように見える。


 犬は黒っぽいじいさんみたいな容姿のイヌで、ああいに気が付くと首をいっぱいに伸ばして、くんくんと匂いを嗅いだかと思うと、ああいの顔をベロンとなめた。


「ひゃぁ!」


 ああいは驚いて、情けない声をあげて後ろにひっくり返ってしりもちをついてしまった。


 その声に驚いたすももは、思わずGONを抑えていた手を緩めてしまって、、、

自由になったGONはシッポをぶんぶんふりながら、嬉しそうにああいに突進すると、ああいの上に馬乗りになって、顔をべろべろとなまめまわした。


「GON!だめっ!!」

 我に返ったすももが、あわてて叫んでリードを引っ張る。


「うひゃあぁぁぁぁ~・・・・・・」 

 ああいは恥も外聞もなく、四つん這いになって逃げだした。


「ごめんなさい」



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