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異セ界の狐  作者: ままま
第一章 異セ界の狐
3/6

狐、勇者と出会う

「勇者のお供が決定?」


「インなんちゃらに……ほら、灰色ってぇ奴だったかなぁ。ま、ぼーずにはまだ早ぇ話だぜ、ガッハッハ。ほら、子供が酒場を彷徨かない!」


「うん!ありがとおっちゃん!」


「……Oh」



頬を赤く染める酒場の親父を内心で罵るが、彼は上手いことそれを表情に出さずに酒場を後にした。ガラン、と観音開きの乾いた木の扉が鳴る。

酒場を後にした彼だが、南の大通りをプラプラと彷徨くことしかすることしか無かったようだ。暇という意味なのか、尻尾が少しだけ揺れている。

何か面白い話はないのものかとよく音を拾う金毛が生えた耳をピクピクさせるとも、全部似たような話ばかり。



「インレテスの魔女に灰色、ついでに水没王女に護神騎士とは、なんと豪華な…。」



勇者のお供が決まった、という話ばかりである。500年に一度のイベントのせいかこういう細やかなことでも話は盛り上がるようだ。

勇者がどういう存在かはよくわからないが、ミドルアークの魔導の名門『インレテス家』の黒白い魔女、ギルドで最高位のクラスを保有するダークエルフの暗器使い、通称『灰色』に、戦場で傷ついた兵達を治療しようとして何故か水びたしにする『水没王女』、更に王女を守る、神に仕え聖なる神秘を用いる『護神騎士パラディーン』の竜人。




「後衛ばっかだな、後からはり倒す気か」



金がねぇ、とションボリ垂れた尻尾を耳を弄くりながらながら彼は南の門へと向かった。外にいる魔物を、あるいは生き物を狩って今日の腹の足しにしよう、というわけである。

そこで運良く魔物の鱗とかが手にはいるならば、それを売って財布の肥やしにも出来るという一石二鳥っぷりを見せ付けれる。

彼は腰に括り付けられた白銀色の金槌を手に持って、上等な得物がみつかりますように、と普段考えもしない神に適当に祈りながら外へと向かった。

向かう途中にて「外は危ないわよ、ぼーや。」とか「わ、わわ私がいいい一緒に…」とか聞こえて来たが…、



「僕ねー、一人で頑張るんだー、えへへへ」



全部撃沈させて言ったという。カッカッカ、とどこぞの爺のように愉快に笑う彼に気付くものは誰一人ともいなかった。

彼から見れば中途半端な冒険者など、正直"足手纏い"でしかないのだ。もし、パーティを同行する者が魔導師などの後衛ならばまだ共闘出来る可能性もあるが…。

南の大通りへと続くミドルアークの南門、ガッチリとした鉄色の重そうな門が目に入る。そこを通る行商人の馬車や、ハンターが巨大な魔物を倒してきたのか、魔物を乗せた荷台を運ぶ巨大な四足獣、これまたいつも通り繁栄している証拠でもあろう。

彼は耳をピョコピョコさせながら鉄色の門をくぐり、見渡す限りの大平原へと足を運んだ。




『ミドルアーク大平原』




都市国家ミドルアークを囲む形で存在する大平原である。いかにも始まりの場所っぽく、そこには魔物と言えるような凶暴な生き物は限りなく少ない。疎らに存在する小さな林やら木々やら、時折行商人達のキャンプがあったりと危険度は最低とも言える。

さて、そんな草原を突っ切る形で整備された、剥き出しの地面を走る馬車が一台あった。なんと乗っているのは男一人に女4人、狭い馬車という限られた空間にソレとは……実にうらやまけしからん話である。



「魔導の名門?」


「とはいっても普通に小さいころから勉強しているだけよ。名門だなんて昔を引きずっているだけね。」



勇者の問いに魔女は答える。素っ気なく魔女は答えるが、それでもすごい、と勇者の側にいた王女が返した。

ミドルアークにおいて魔導を嗜む家と言えば魔女の出身であるインレテス家がまず上がるほどに、彼の家は魔法に関しては特に進んでいるのだ。

その中でも、魔女……白い魔女とか黒い魔女とか矛盾しているような名で呼ばれるマニラこそが、そのインレテス家の中でも最高と言われるほどの天才っぷりを発揮していることは有名な話であった。

ちょっとそういうものに興味がある勇者だが生憎、魔法を教えてくれ、と出会ってすぐの魔女に言うのも気が引けると勇者は口をモゴモゴさせながら我慢するのであった。



「でも、そういうことじゃそっちの灰色も負けてないでしょ。」


「………ん。」


「あの灰色にインレテスの魔女とは、かなりのメンバーですよタケル殿。何もする必要がありませんね!」


「は、灰色?」


「………そう言われてるだけ。」



魔女の問いに暗蒼色の肌を持つ暗殺者が短く返す。灰色、暗殺者の二つ名である。たかだか色を表す単純な二つ名であるが、それゆえに呼ばれることは名誉なことでもある。

何故暗殺者がそう呼ばれるのか、それは統轄機関ギルドの中でも一つの国に10人にも満たない最高峰のギルドランクを所有する存在であるからだ。だからこそ噂になり有名になっていく。それに暗殺者の暗蒼色の肌と銀の髪の毛、明確に灰色というわけじゃないが暗殺者を表すと言ってもいいだろう。

だからこそ冒険という点におければ暗殺者に勝てる要素は皆無である、無論戦闘においても言えるのだが。

胸を張ってもう大丈夫!と言わんばかりの騎士だが、むしろそれが問題ですと勇者は思わずにはいられない。

基本的に男尊女卑が無くなったとはいえ名残が少し残る日本に生まれた彼からすれば、男のプライド、とかいう食えない物をいくらかは所有していたのだ。

勇者は何もしないのはどうかと思う。まぁだからといって戦え、と言われたら速攻で逃げる自信があるぜ!と自問自答するのがこの勇者である。



「………クリスティも。」


「陛下より直々に名前を貰った最強の護神騎士が謙虚に出るものねー、クスクス。それにドラグーンなんてかなり珍しいわよねぇタケルって、言われてもわからないかしら。」


「あ、あぁ、申し訳ないけど、ね……。」


「………気にしない。」


「なに、ただの亜人の1人ですよタケル殿。」


「(竜ってすごいんじゃねーの?)」



記憶喪失と偽ってみたものの、特に反応は無かった。勇者もそういうものだろうという自覚もあった。

所詮"勇者の旅"に同行する護衛的な何かである、親睦を深めるのはいいことだが、相手が記憶喪失だからといって特に行動を起こす気があるだろうか……。

それはともかく、今更になってパーティの規格外を勇者が理解した。なおかつ自分が最低クラスだということに。

ゲームで考えれば、周りだけレベル50代な感じ、もちろん勇者は1である。

だが、嘘とは言え無口な暗殺者の小さな慰めに泣きそうになってくる。

なるべく考えないようにした"家"のことが……、そこまで来て勇者は頭を振り考えないようにした。



「……ムフフ。」



次はワタクシの番ですね!と言いたいのかワクワクしている王女が目に入る。まぁ彼女も第一王女ということもあるのだが、有名なのはその御陰ではない。



「貴方は水没王女ですってね、勘弁して欲しいわ。」


「す、水没……?」


「ギニャァァアアアア!!それ言うのじゃないのです!」



暗殺者が王女を押さえている間に魔女が勇者に説明を始めた。勇者の隣でニャーニャー騒ぐ王女に苦笑を浮かべながらも、非常に気になるということで魔女の話に耳を傾ける。

姫様、と慕う騎士がいたのだがむしろ騎士もノリノリである。羽交い絞めを王女に決め込んだ騎士は満足そうに魔女に話を進めるように顎をクイッとやる。



「戦場で傷ついた騎士をね、クスクス。」


「ゲェー、めっちゃ予想出来るんですけど。」


「傷を治そうとして、魔法が暴走。属性が水だったせいかはわからないけど水の魔法をぶちまけたのよ、クスクス。」


「で、でもあの騎士のケガは治ったのです!」


「あ、でも逆に溺死しそうになって苦しモガッ!?」



ムッキー、と怒り狂った王女は金髪ツインテールをウネウネさせながら騎士に反撃で出ていた。アハハハハ、とまるで妹とじゃれついている姉のような騎士である、勇者は心の中で大いに笑った。

だが、今でこそこうやって笑い話だが、一歩間違えれば色々大変だったのではないかと勇者は思う。

価値観が違うせいかと色々思うも、まぁ昔の話だしなぁ、とハハハと笑い声を漏らすだけに終わった。



「でも、何で暴走?」


「ウグッ、そ、それは~…。」


「まぁ色々あるんですよね~姫様。」


こっちは大丈夫だろう、と勇者は尋ねた。王女はしどろもどろになりながらも説明する気ではあったのだろう。

ハァ、と一回ため息をつくと王女が持っていた杖を構えて口を開いた。勇者は王女の神妙な顔つきに思わず生唾を飲み込んだ。



「ワタクシはこの神具『果て無き夢の世界アグリローディナ』の継承者なのです。」


「ふぅん、そう言うならばお供になるのも納得が行くものね、阿呆らしいけど。」


「へ?あぐり…ん?神具って…あの…。」



そうなのです、と王女は返す。王女の持つ儀仗型の神具とは、それはかつて5000年前に使われた勇者のお供の一人が使っていたという『神具ファンタズム』であり、そしてその者こそ初代ミドルアーク女王であったのだ。

その杖は圧倒的までな"収束"という概念を内包していると言われ、杖から放たれる魔法の光は空一面の魔物を切り裂いたという。

女王はその杖を用いて大草原の真ん中、平和と国家の協力を望み一つの都市国家を築き上げたのである。



「収束の概念、って?あぁ、なんかすごく申し訳ないのだけど…。」


「………超やばい。」



「一言で言うならジーニアスの言う通りね、初代ミドルアーク女王は神具で補正された勇者の魔力ですら足下にとどかない魔力を保有していたと言われるわ、その莫大だなんて一言で澄ませるには無理なほどの魔力と、一点に集まるという収束の概念が合わさったら、まぁ国の2,3個滅ぼすなんて余裕でしょうね。」



「……超やべぇな。」


「………ん。」


「伝承には"星を破壊する光"と比喩されてますね。」



なにそれ怖い神具怖い、と騎士の言葉にそう返すことしか出来なかった。概念という話だが、勇者はある程度それに理解を示していた。王女等の話から推測するには、神具には様々な形があって、一つ一つに極められた"概念"が内包していると勇者は踏んだのである。それは勿論正解である、ただ、勇者が思っている以上にその"概念"は"単純で強力"であった。

一端神具の話は置いておく、と勇者は脳味噌の片隅にそれをおいやった。今は、その神具と王女の関係であるからだ。王女はゴホン、と一つ咳払いをし続けた。



「ですが、ワタクシにはこの神具の能力の1割も行使出来ません、ある程度の恩恵は継承者ですので受けてはいるのですが……。」


「まぁ"担い手"が現れるなんて眉唾ものですしね。」


「担い手と継承者ってどう違うのさ。」


「ハァ、記憶喪失って面倒臭いわね。」


「まぁ騎士になる前は、教養も受けられない身分でしたので私も知りませんでしたけどね。」



ハハハ、と魔女に乾いた笑いしか返すことは出来なかった。継承者と担い手、神具を使うという意味では同じであるが一番違うのは神具に選ばれるか選ばれないか、の違いであろう。

継承者は、代々女王の席より「この神具を扱う"私"が貴方がこの神具を扱うことを許可する」と、正式に受け継いだの継承者である。

しかし神具からの加護は受けるものの神具本来のパワーから見ると微々たるのもの。しかしそこで考えてほしいのが、半減どころかスズメの涙程度の神具だとしても5000年ミドルアークは代々受け継いだ女王、あるいは王に統率されているということである。



「担い手ってのは?神具に選ばれるってのは……どういう比喩?」


「へぇ、頭は回るみたいね。」



担い手は、先程の例から見るのなら初代ミドルアーク女王に当たる。"神具"が扱うことをその者に許可を出すのだ。

これは『神具ファンタズム』としての最高峰の性能を発揮する存在へと一気に昇華する。莫大な加護に、超絶な"概念"の行使、神の恩恵とも言えるべき身体能力や異常に対する抵抗。一つの神具で攻撃から守備をカバーする無敵アイテムなのである。

そしてなによりこれは全て魔王を倒すための存在である。魔王がいない世の中に、魔王を倒すための力、人智を越えた概念、危険なのは言うまでもないだろう。



「魔王がいないんじゃ……担い手はいないってこと?倒す相手がいないのに、危険すぎるか……。」


「………そう。」


「そういうこと、まさか推測でそこまでイケルなんて思わなかったけど、クスクス、及第点ね。」



魔女が勇者の頭をナデナデする、思わず顔を真っ赤にして「やーめーろーよー。」と馬鹿餓鬼みたいな物言いに面白そうに魔女は笑うだけであった。

王女が言いよどむ原因はここにあるのだろう、例え継承者で力が制限されている神具ですら、女王の血を受け継ぐ第一王女である王女が制御出来ない、という点なのだ。

勇者から見れば、そんなすごい神具とやらを扱うことが出来るというだけで「スゲェ……」である。決してスゲさんのことではない。

王女は落ち込むかと思われたが、意外にも元気よく杖をブンブン振り回した。

勇者はそんな光景が、ただ眩しすぎるものであった。



「ですから担い手にはなることは無いでしょうが、これを完全に扱えるためにも!ワタクシはこの旅に参加したのですよ!そ、それに……ゴニョゴニョ。」


「姫様ったら、順序がぎゃモガッ!?」


「クスクス。」


「………ん。」


「(え?なんでフラグ立ってんの?)」



顔を真っ赤にして勇者をチラチラ見てくる王女である。どこぞの物語の主人公ヨロシク気付かない勇者ではない。

ただそれが、もしかしたら勘違いかも、という話があるのだが……。まぁこの勇者のは勘違いでもなんでもなかった。





男1人と女4人を載せた血涙満点の馬車が平原の一本道をゆっくりと走っていた。神具の話を終えた勇者達は、互いの趣味やらなんやらを聞くという不思議モードに突入、男1人である勇者が超気まずいのは言うまでもない、それが勇者しか思っていないことも。

さて、ガタガタゴロゴロと妙に気合いの入っている馬が引く馬車から遠くを眺めていた"勇者"が何かに気付いた。



「ん?なんか動いてる?」


「………モコモコ。」



え?なにそれ気になる、暗殺者の返答にそう言わずにはいられない。だが、別の女性陣はそうでも無かったようだ。三者三様とも言えるべき反応である。1人は目を輝かせて、1人はお腹を撫でて、また1人は呆れながらため息を吐く。



「おお!モコモコですか!?」


「焼いて食べモガッ!?」


「まぁどこにもいるから…。」



なにそれ、と聞くと簡単な答えが返ってきた。曰く「毛がもこもこしていて、どこにもいて、肉は美味しく、妙に繁殖力が強く、毛皮は様々な用途に使われ、骨は装飾に、そして何故か警戒心が無い不思議生物」だそうだ。

変な方向でチート生物だなぁ、と勇者の脳内に現実出身らしい言葉が通り過ぎた。

更に言うには、「どこにも」というのは火山地帯から氷山寒冷砂漠洞窟毒の沼あらゆる場所のことらしい。



「ついでに言うなら住む場所で毛の色も違いますよタケル殿。雪国の白いモコモコは結構値段張るそうですよ。」


「ペットとかに良いんじゃないのかな。」


「貧しい家はみんなそうしてるわ、だから人気だけど上流階級には広がらないようね。見栄ってのは役に立たないけど必要なものだから。」



なるほど、と妙に賢くなったような気がする勇者である。で、生物という学問が存在する現代から来た勇者から見ればまだ疑問はあった。警戒心が無い野生動物とか聞いたことねー、って奴である。

天敵とか居ないのか?絶滅するんじゃないのか?そういう疑問だが、今見る限りそんなことはコレっぽっちも無いみたいだ。



「んーー!もう我慢出来ないのです!モフモフーー!!」


「………ダメ。」


「ニャー!?何故邪魔するのですか!?」


ツインテールをクネクネさせながらモコモコに近付いていく王女だが、その直前で暗殺者が止めた。王女の首根っこを掴み持ち上げる。高身長でスラッとした暗殺者から見れば王女はまだ子供サイズである、ハハ。

なんですとー!と王女が疑問の声を上げる、が暗殺者の答えは返ってこない。そして相変わらずモコモコは平原の草をモシャモシャしていた。

そのときである……。



――ズドン!!



――ビチャビチャ!!



「……ほぇ?」


「………だから。」



王女の眼前に壁が出来た。白銀色の綺麗な壁……否、鉄槌だった。同時に聞こえる液体が迸る音、ちなみに真っ赤である。その一部が王女の頬を擦った。

ソローリソローリ、と王女の視線が下へと下がる。巨大な鉄槌の下には何があるかなぁ~、とそんな声が愉快な音と踊りと共に聞こえ来そうである。

予想しているかもしれないが……真っ赤な池が出来ていた。あとピンク色のミンチ的な何か。



「危ないよー、まったく。折角大量なのに――」


「ぎにゃあああああああーー!!!!」



黄金色の狐の耳にこれまた黄金の髪の毛に尻尾、異セ界の狐の声を遮り王女の悲鳴が平原に児玉した。そのまま矢となって光をさす道になりそうである。さて、そんな激しい王女であったが、それを引き起こした彼はというと、実にのんきなもので…、走り回りながら気絶しているというありえない器用さを誇る王女のそばにいた暗殺者と色々言い合っていた。勇者のほかの仲間も、似たようなもので完全に王女の存在を消していたという。



「やっぱ塩焼きがいいよねダークエルフのお姉ちゃん。」


「………タレで。」


「ほわあああー!?ほわっ!?ほわわあ!!」


「なかなか良い槌ですね。」


「へぇ、バラしてみたいわね。」



もちろん、勇者は目を点にしたまま、普段通りの仲間達と見知らぬ狐耳に狐尻尾の生えた一見女の子っぽい少年を見るだけであった。



『王女ガ気絶シタヨウデス』

『亜人・獣人(ワー・○○)』

エルフや小人族といった身体的特徴が人間と微妙に異なる存在以外には、明確に亜人獣人の境は存在しない。本人が亜人と言い張れば亜人で獣人もまた然り。ただ基本的には人間っぽいのが亜人で、半分以上が毛で覆われていたり顔が獣っぽかったりするのが獣人であると言ってもいい。中には同じ素材でありながら亜人獣人に別れているものもある。「まんま歩く狼」と「狼の尻尾と耳が生えているだけ」な感じ。前者が獣人で後者が亜人である。ついでにどっちもワー・○○と読む。


『狐の亜人ワー・フォックス

『猫の亜人ワー・キャット

『狼(犬)の亜人ワー・ウルフ


この三つが亜人三種の神と言われている、容姿的な意味で。

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