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5.メイドside

 この国の王太子殿下は、バカでした。

 それも、ただのバカではなく「大」だつく馬鹿。すなわち、「大バカ野郎」でした。

 しかも女を見る目がない「クソ野郎」です。


 王族には孤児院の視察が公務に組み込まれております。

 そこで、男爵令嬢であったミレイ・マルテスと出会い、恋に落ちたとのこと。


 なにが、「ドレスや宝石よりも子供達が毎日お腹いっぱいになる方が私は嬉しいです」ですか! なら自分の手持ちの宝飾品を寄付しろよ!! と叫びたいところですわね。

 であったばかりの未婚の女性にドレスやら宝飾品をプレゼントするバカ殿下もそうですが、それを喜々として受け取るアホ令嬢にも呆れました。

 だってそうでしょう?

 調査には、オーダーメイドのドレスをプレゼントされたとあります。それを断わることも無く身にまとう令嬢。もうお察しという感じでございますよね。

 

 本当に孤児たちの事を思うなら、まずは自分が着るドレスなど売り払ってそのお金を孤児たちに渡せばいいのです。そして寄付すればいいのです。

 なのに、それすらしていない。

 口先女だという事は明白でしょう。

 それに気付かず、言葉だけ立派な女の言い分を真に受けるとは……。

 王太子として国を継ぐ者として、どうなのかと思います。

 私が殿下の親ならこんな馬鹿息子を表に出す事はできませんわね。恥ずかし過ぎます。周囲の反対を押し切って側妃にしたものの、一部の人間を除いてミレイ側妃を歓迎する者はいません。当然ですね。

 いくら王太子とはいえ、あまりにも考え無しすぎますもの。

 そんな殿下の行動を咎めない国王陛下もどうかと思いますわ。


 

 亡き王妃殿下の忘れ形見。

 息子が可愛いのは解りますが甘やかしすぎでしょう。


 この落とし前、きっちりとつけていただきます!


 私は早速、帝国にいらっしゃいます旦那様宛に手紙を出しました。



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