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4.メイドside

 何なんですか!

 それは?!

 許せません!!


 この国の人間は一体全体なにを考えているんです!!!



「断じて許せません!!」


「まったくです!」


「この国の人間はどうかしてます!」


 他のメイド達も私と同様の怒りに満ちていました。

 それも仕方ありません。



 アクア王国がブランシュ様を利用しようと企んでいると言うではありませんか!


 ふざけるのもいい加減になさい!!!




「皆、そんなに怒らないで頂戴」


「ですが!」


「これは決まった話ではないわ。アクア王国は、私にそうなって欲しいという()()()()()に過ぎないものよ」


 ブランシュ様はこう仰っておいでですが、お優しい私たちのお嬢様につけ込んでいるようにしか思えません。


 まぁ、もしかしたらブランシュ様の仰る通りなのかもしれませんが到底納得できるものではありません。


 何故、あのような側妃を持つ王太子の元に大切なブランシュ様を託さなければならないのですか!

 ええ!

 候補は他にもおりました。

 全員、王族でしたが……。


 それでもブランシュ様のお相手など絶対に許せません!!

 どう考えても釣り合わないでしょう!

 鏡を見てから出直して来いと言いたいです。


 ブランシュ様は両国の亀裂が入らないように配慮をなさっていますが、このような無礼な国に配慮することなど全くありません!


 ここは私達が動かなければなりません。

 なにしろ、ブランシュ様の滞在場所はこの国の王宮。何時とち狂った王族が夜這いをしないとも限りません。

 いいえ、きっとするはずです!

 あんな愚かな提案を言い出す連中の国ですよ!?

 このまま何もしないでいるなど恐ろしいではありませんか!


 

「私はブランシュ様の為に動きます」


「私もです!」


「では、私が情報を集めましょう」


「ならば、私は――――」


 こうして、私達メイドは密かに動き始めました。



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