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風といっしょに  作者: あおい車
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第11章 裕子

第11章  裕子


翌朝、洋子が真次を起こした。

洋子:「真次!お・き・て!」

真次:「えー?・・・もうちょと・・・」

洋子:「もう!真次!」洋子は、真次の上に乗り、首を絞めた。

真次:「うぐっぐっぐっぐっぐ! 死!し!しぬ~~!」洋子が手を離した

真次:「おっ!おまえ~!」

洋子:「やった~!起きた~!」洋子は手を上げて喜んだ。

真次:「洋子!もうちょっと、やさしく出来ひんか?」

洋子:「うーん。もうえーやん。海行こ!海!」

真次:「わかったー! 先に煙草とアイスコーヒー!」

洋子:「ちゃんと、枕元に置いてあるで! やさしいやろ!」

真次:「あっ!ほんまや、めずらしい、雨降らす気か?」

洋子:「は・や・く」

真次:「もう、しゃーないなー。 ん? 洋子、裸で行くの?」

洋子:「これから着るの!早くして!」

二人は、浜へ下りて行った。潮が満ちてて浜がほとんどない。

真次:「洋子!まだ早いんとちゃうか?」

洋子:「えーの!行く!」

真次はやれやれとばかりにシュノーケルを付けた。

入り江の深さは約3m。透明度はわりと良く、海草も少ない、ただ魚は少なかった。

洋子に合図して、入り江の外に出るようにした。だが、波が荒く洋子には危険だったので引き返すことにした

一旦、浜に引き返した。浜は2mぐらい引いていた。

真次:「洋子、入り江内で泳ぐのはいいけど、外は無理やな。荒れてる。

洋子:「じゃ!浜で寝ころがってよ」洋子はビキニの紐を外し俯せになった。

洋子:「真次!オイル塗ってー。」真次は言われるまま従った。

真次は、シュノーケルを付けて海の中へ

しばらくして、真次が浜に上って来ると洋子は仰向けになって寝ていたので、悪戯心が働いた。

紐が外れているビキニを外し、乳首とお臍の上に貝殻を乗せて置いた。

そのまま、真次が海へ行ってしまうと洋子は怒って口も聞いてくれない状態になるので、目が覚めるまで

横に居ることにした。

横に座っている真次を見つけ、洋子は「お腹すたなー」っと起き上がった時に貝殻がずり落ちた。

洋子:「あっ!」上半身はすっ裸。落ちた貝殻を見て洋子は笑った。

洋子:「子供か!おまえは!」周りに人が居ないので隠しもしない。

真次:「もうちょっと、寝ててくれたら貝殻の後付くのにー。」

洋子:「ほんまにー!あほな事言うてんとご飯たべよう」ビキニを付けて二人ロッジへ帰った。

お昼ご飯は、昨夜作ったカレーだ。冷蔵庫から取り出したシーフードを入れ、二人で食べた。

真次:「昼からバイクで、ちょっと走ろか?」

洋子:「うん! 後ろ乗る!」

水着を着替え、Tシャツ短パンの格好で真次のバイクでタンデムした。

海岸線を走って、別の海水浴場あたりを走るが、やはり人影は少ない。

シーズンはとうに過ぎているのだから。

洋子:「真次ー!気持ちいいー!」 洋子はヘルメットを外し、腕に持っていた。

洋子:「真次も外しー!」

真次:「お前、捕まったらどうすんねん」

洋子:「だいじょうぶ!」 本当に対向車も全然来ない。

真次はバイクを道の端に止め、ヘルメットを外した。風が目に直接当たるので代わりにサングラスをした。

真次:「うわぉー!」 アクセルを開ける。

洋子:「こわい~ー。ゆっくり走って~。」 真次はアクセルを緩めた。

遠くにミニパトが見えたので、真次は止まった。ミニパトは一旦通り過ぎたが、Uターンして来て、

真次達の前にミニパトを止めた。婦人警官が一人下りて来る。

婦人警官:「君達、今ヘルメット被ってなかったよね。」

洋子:「すみませーん。私が気持ちいいから脱ごうって言ったんです。 真次は、悪くないの。」

婦人警官:「君達、恋人同士ね、うらやましいわ。今回は見逃すけど、もうしないでね。 熱いけど、ちゃんとヘルメットは被っといてね。」 と言い残し去って行った。

真次:「きれいな人やな~!」

洋子:「真次は、あたし見ていたらいいの。」

真次:「は~い。」 二人共ヘルメットを被り、海岸線を走り出した。

二人は、別の海水浴場でちょっと遊びロッジへと帰った。


二人シャワーを終え、夕食に取りかかった。材料を食べしまわないともったいないと、洋子が言い、

テラスへと持ってきた。 「コンコン・・・・コンコン」

洋子:「誰か来たみたい?」

真次:「えっ?そんなことないやろ」

「コンコン・・・こんばんは。」女性の声がした。 二人へ扉へ

真次:「はーい!」扉を開ける。

真次:「・・・・・・・えっ!」

女性:「覚えてる?」

洋子:「あっー!昼の婦人警官の人ー!」

女性:「正解!」

真次:「何で、ここを?」

女性:「私の両親が、このロッジの持ち主なの。 あっ、ごめんなさい。私、裕子。木津裕子」

  「あんまり楽しそうだから、訪ねてみたの。 じゃまだった?」

彼女は、関西弁でなく、標準語に近いしゃべり方だ。

洋子:「そんなことないですよ、どうぞお入りになって下さい。 私が洋子、こっちが真次といいます」

真次:「お前、いつからそんなしゃべり方になった?」

裕子:「ふっふっふ。仲いいのね」

真次:「いや!いつもこいつに脅されてるようなもんやから」

洋子:「よけいな事、言うな」 肘打ちを真次にくらわす。

洋子:「よかったら、夕食御一緒しませんか? いっぱいありますから。」

裕子:「うれしい! 本当はね、仕事の帰り通りかかったら、さっきのバイクを見つけて寄ってみたのよ」

真次:「えーー!捕まえに!」

裕子:「そんなことしないわ、私の家から逮捕者がでたら目も当てられないじゃない。」

洋子:「ノーヘルで逮捕って、聞いた事ないで」

裕子:「私もね、バイク乗ってるの。 だから仲間かな?と思って。 2台止まってるから、洋子さんも

    乗るのね。」

洋子:「えー、乗ってます。真次はこの前レースにでたんだけど。」

裕子:「えっ!この前って4時間耐久?」

真次:「そうですよ」 真次は食べるのに忙しい。

洋子:「召し上がってください。たくさんありますので。」

裕子:「ありがとう。 じゃ、えんりょうなく。」

洋子と裕子は話しが盛り上がってた。 真次は食べ終わると、テラスにごろんと横になった。


しばらくして、裕子が帰る事になった。ふたりは、裕子を見送りした。

裕子は、HONDAの750ccのバイクだった。

洋子:「すごい、裕子さん! そんな大きいのに乗ってるの?」

裕子:「そうよ!洋子さん今度一緒にツーリング行きましょうね」

裕子は、750ccの重低音を響かせて去っていった。


洋子:「すごい、裕子さん。あたしも750cc乗りたい!」

真次:「俺、・・・・洋子さんに乗りたい!」

洋子:「あほー!」

それから、二人はロッジの風呂に入り、ベットへと移動した。

ベットにて、・・・

洋子:「ねえ、真次。 裕子さんとツーリング行ってもいい?」

真次:「んー? えーけど・・・」 洋子の真次へのサービス中

洋子:「んっんっ! 女同士で行きたいの。 悦子さんも声かけるし」 体を入れ替える。

真次:「行っといで! えーで! たまにはえーやろ。」

洋子:「あんっ! 真次、淋しない?」

真次:「なんで?」

洋子:「うーーー! いっつも、あたしと一緒やろ。 そやからどうかな?って思ったの。」

真次:「そら、洋子と一緒がえーけど・・・たまには行っといで。」

洋子:「来て~! 真次~!」

二人は夜の行為に励みだした・・・・・・・・・・・・・・・


翌日朝、二人は朝食を終えロッジの下の海で少し遊んでから帰ることにした。

海で遊んでいると、ロッジの方から真次と洋子を呼ぶ声がした。 裕子だった。

裕子はセパレートの水着を着て、下に下りて来た。 真次はそのグラマラスなボディーを見とれていた。

洋子:「真次!何を見てんの!」

真次:「いやー!裕子さんあんまり綺麗やから」

裕子:「ありがとう。あんまり自信ないの」

真次は洋子と裕子の胸の大きさを目で追って比べた。

洋子:「何を見てんの! スケベ」 洋子が真次に平手を・・・

裕子:「痛た! 洋子さんだめよそんなことしちゃ」

洋子:「いいんです!真次はいつもこうやから。」

真次:「・・・・はっはっはっはっ。」 引きつった。

洋子:「昨日、今日は休みって聞いたけど、今日来るとは思わなかった。」

裕子:「ごめんなさい。じゃまはしないから、ちょっと海に入りたかったの。今年入ってないのよ」

洋子:「大歓迎よ!」

三人は海で泳いだ。裕子は泳ぐのもうまかった、真次も舌を巻くほどだった。

昼ごろ三人は浜に上ってきた。

洋子:「裕子さん、そろそろ私達帰る時間だから。」

裕子:「あら、もう帰るの? もう1泊していったら! 料金はとらないわよ。どうせもう、泊り客なんて

    いないんだから。 今晩わたしが招待するわ、うちへ来ない?」

洋子:「真次・・・・あたし居たい! おねがーい。」

裕子:「明日は、私も仕事だからね、泊まるのはいいけどね。」

真次:「泊まろか!洋子!」

洋子:「やったー!」真次に抱き付いて喜んだ。

みんなで、昼食の真次カレーを食べることにした。

裕子:「おいしー!このカレー。」

洋子:「真次が作ってくれたの。」

裕子:「真次くん、いい旦那さんになるわ~!」

洋子:「 やって! 」 にこにこ顔だ。

真次:「裕子さん、何処で着替えたの? その格好でバイク乗って来たの?」

裕子:「テラスに上って着替えさせてもらったのよ。誰も見えない場所でしょ。」

洋子:「見るのは、真次だけね。」

真次:「見てへんってー!」

裕子:「ふっふっふ。 真次くんは洋子さんで満足よね~。」

洋子:「ほんまか~? 真次~?」

真次:「んっんっっぐ! 満足・・・・。」

洋子:「まーえーやろ!」

昼食を終えた3人は又海へ行って、夕方まで楽しんだ。

着替えを終え、3人で裕子の家へ。裕子のバイクと真次のバイクに洋子と二人。


裕子の家では、裕子のお母さんと二人暮らしだった。少し前まで民宿もやっていたらしく、それらしい

料理も用意してくれた。

裕子さんは、東京に住んでいたが、お父さんが亡くなられて一人になったお母さんと二人暮らしを始めた。

裕子:「ここは、田舎だしねー。職場はおじさんだらけで、友達はみんな結婚しちゃったしねー」

  「うれしかったわ!真次くん達に逢えて。」

洋子:「でも素敵、すごい広いんだもん」平屋だが建坪だけで100坪はありそうだ。

裕子:「でもね、もてあましてるの。広すぎて。 民宿も辞めたしね。」

真次:「魚なんかは、どうして仕入れるですか?」真次一人で大皿に盛った刺身を半分は平らげていた。

裕子:「午前中か、午後一番だったら近所の魚屋さんが持ってきてくれるわ」

洋子:「真次、食べすぎ!」

真次:「うまいもん」

裕子:「二人で、民宿やってみる? ここで!」

洋子と真次は顔を見合わせた。

裕子:「いつでも、したい時に言って。歓迎するから。」

その後、裕子のお母さんも加わり、裕子の幼い時の事や、民宿をやっていた時の事を聞き、裕子と又逢う約束をして、裕子の家を後にした。


洋子:「裕子さん、民宿やったらって! 真次どうする?」

真次:「洋子、もうちょっとやりたい事やりたいんや。 洋子は、すぐにでもしたいか?」

洋子:「うーん? あたしは、真次と居たいだけ。 真次、やりたいのってレース?」

真次:「そう!レース! そら、一流って事はないけど、今しかできひんって思うんやけど」

洋子:「じゃーぁ!将来、隠居生活は民宿経営ね。」

真次:「それがえーけどな、その内、裕子さんが結婚してそのまま後次ぐんやないか?」

洋子:「そうなったら、あきらめよ、な!」

真次:「ほな、今出来る事しよ!」

洋子:「あんっ!もうっ!」 ・・・・・・・・・・・・・・。



第12章  妊娠


遅いめの朝を迎え、真次と洋子はバイクに乗って帰路に着いた。

途中、土産物屋に寄って、寺井とさっちゃんの土産を買った。

二人とも酒を飲むから、酒と魚の干物でいいだろうって事で意見があった。

真次は洋子を見ていると少し疲れぎみなのを感じて、ゆっくりとそして、休憩を多く入れた。

真次:「洋子、お前風邪ひいたん? 熱ある?」

洋子:「んー。大丈夫!ちょっとしんどいけど・・・」

真次は自分のおでこを洋子のおでこに当ててみた。洋子は嬉しそう。

真次:「熱はないみたいやけど、しんどかったら早い目に合図して。急いで帰ることないしな。」

洋子:「帰ってお医者さんに看てもらおう。真次先生に!」

真次:「しょうもない事言うてんと、行くぞ!」

その後、ゆっくり走り休憩も何度か入れたので、洋子の店『Kai』に着いたのは夕方だった。

真次は疲れている洋子をベットに寝かせ、帰ろうとした。

その時、洋子は吐いた。真次は洋子を抱きあげ洗面所へ連れていった。

洋子:「生理が遅れてるの」

真次:「えっ!」

洋子:「出来たんかなー?」

真次:「とりあえず、明日医者に行こう。」

洋子:「真次、帰るの?」

真次:「すぐ戻ってくる。洋子が落ち着いて寝てる間に。」

洋子:「真次、そばに居てね。」 洋子は眠りに着いた。

真次は、一旦家に戻りすぐに戻って来た。洋子は眠ったままっだた。

真次:「おやすみ!洋子」 キスをしてベットの横に添い寝した。


翌日、産婦人科の待合室に真次はいた。

周りの患者は妊婦ばかりで真次は軽蔑の眼差しで見られてるようだった。洋子が出てきた。

洋子:「真次!」

真次:「どうやった?」

洋子:「真次、どっちやったら嬉しい?」

真次:「どっちも!」

洋子:「どっちもって?」

真次:「出来てたら嬉しいし、出来てへんかったらまだ、H出来るし。」

洋子:「あほー!出来ててもHは出来るの」

真次:「へー?そうなん?知らんかったー!」

洋子:「赤ちゃん出来たの。」

真次:「何ヶ月?」

洋子:「ちょうど、3ヶ月だって」

真次:「やっぱり、あの時の・・・・・当たりか!」

洋子:「うん!あのラブホでした時!」

真次:「大事にしいや。」

洋子:「うん!」

二人そろって店に戻ると、さっちゃんが店を開けていた。

さっちゃん:「おかえりー! どうやった?」

真次:「3億円! 大当たり!」

洋子:「宝くじか!」 嬉しそうな洋子

さっちゃん:「おめでとう。 真次くんもお父さんやな」

真次:「お父さん? 似合わんなー。 洋子!女の子にしてな!」

洋子:「なんで?」

真次:「いや・・・一緒にお風呂は入れるし・・・」

洋子:「そこかっ!」又洋子の平手が飛んだ。

さっちゃん:「雄ちゃん(寺井)にも電話しとこ、心配してたし。」

しばらく、洋子はバイクはだめ、お酒もだめ。

洋子:「バイクも、お酒もあかんって。  ストレス溜まりそう。」

さっちゃん:「真次くん居るしえーやん!」

真次:「んー? 俺はなにすんねん?」


数日、洋子のつわりはひどかった。

真次は、店はさっちゃんに任せてしばらく休んどくように洋子に伝えた。

ある日、洋子は気分が良かったのか、店のカウンターに腰を掛け、沙智と喋っていた。

しばらくして、自室のある店の2階へ戻る途中、階段から落ちたのだ。

沙智は、すぐに救急車を呼び、真次にも連絡したが、真次が捕まらない。

真次はその時別のレーシングチームから誘いを受け、話しを聞きに行ってたのだ。

搬送先の病院で流産した。医者の説明を受ける沙智は苛立っていた。

沙智→寺井→湯沢→レーシングチーム→の監督→真次へとやっと伝わり、話しを途中で切り上げ洋子の元

へと向かった。

病室で静かに眠る洋子。沙智が一人で見守る中扉が開いた。

真次:「さっちゃん!洋子は?」

沙智:「今眠ってるわ。」

真次:「子供は?」

沙智:「流れたの・・・・」

真次は呆然となった。叩き付けられた気分だった。

昏々と眠る洋子の横に座り、目が覚めるのを真次は待った。

丸二日眠り続けていた洋子のベットに、手を握りながら真次はベットを枕にして、椅子に座ったままだった。

洋子:「真次!」真次の手を握り返した。

洋子:「真次!」もう一度呼んだ。ようやく真次も顔を上げる。

真次:「洋子・・・・!」

洋子:「真次! ずっと居てくれたの?」

真次:「遅れてごめん。 ちょっと寝てしもたけど。」

洋子:「よかった、居てくれて。」

洋子:「あっ、赤ちゃんは?」

真次:「・・・・・・あかんかった。」

洋子:「そうなん・・・・。」

真次:「洋子! また作ったらえーやん。 今は洋子が無事でよかった。」

洋子:「うん・・・・・・」ショックは隠せなかった。

そこへ沙智が真次の食事を持って病室に入ってきた。

沙智:「洋子! おきたん?」

洋子:「沙智!ありあがとう。いろいろと・・・」

数日後、洋子が退院となった。

退院したその日は、退院祝いとして宴会となったが、洋子はあまり陽気にはなれなかった。

沙智:「洋子、どうしたん?しんどいの?」

洋子:「うんうん、そんなことないの・・・・楽しいんやけど、ちょっと考えごとしてたの。」

真次:「洋子、上行って横になるか?」真次も気になってる。

洋子:「大丈夫やで、真次が悪い事しいひんように見張ってるねん。」

真次:「洋子が、元気になったらな!悪い事するかもしれへんけど。」(笑)

洋子は苦笑いするだけだった。

その後、宴会は夜中の2時ごろまで続いたが、洋子は先に2階の自室で休んでいた。

真次は、洋子が寝ているのを確認して家に帰った。

でも、洋子は寝ずにベットの中で目を閉じているだけだった。

洋子は、頭の中でぐるぐると過去を思い浮かべながら、その日は寝られなかった。

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