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神様の異世界放浪記(仮)  作者: senkou
第一章 赤龍編
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目覚めたら異世界!!?

プロローグのちょっと前物語の本当の始まりです。

寒い、ただただ寒い。

ガタガタ体が震えているのを感じる。

何も考えられない、頭がぼーっとする。


少しすると、頭が冴えてきた。

体の震えも若干引いてきた。

目を開けてみる、若干の明かりが目に突き刺さる。

ひどい痛みを覚え再度目を瞑った。

長い間目を閉じ続けていたのだと理解した。


しばらくして、時間をかけてゆっくり目を開ける。

まだ目がチカチカするが、周りの状況を確認することができた。


まず、俺はカプセル状のベットの中で寝ていた。

周りが少し湿っている。

きていた服は病院で着るような治療着であった。

俺の意識が回復するのを感じたのか、カプセルの扉がプシューっという音とともに開く。

埃の匂いが鼻にについた。

何年も人が入っていないであろう匂いだ。


「ここはどこだ?」


周りを見渡しながら呟く。

特にカプセル以外はなにもないシンプルな部屋だった、カプセルそばの床にバックパックが落ちていたので中身を見てみる。

銀色の筒状の物が二本入っていた以外は、タブレット型の端末が入っていた。

電源を入れてみるが入らない。

当たり前だろう、数年は放置されている。

バッテリーが空になってしまっているのは容易に想像できた。

念のためにバックパックに入れて背負う。


「こっちの筒はなんだろう?」


銀色の筒でスイッチが付いていた。

大きさは大きめの懐中電灯ほどであろうか、手で握れる大きさだ。

スイッチを押してみるがカチッとボタンの音がなるだけで反応がない。

特に必要はないかもしれないが、バックパックに戻す。


辺りを見渡しても、見覚えが全くない。

というか、なぜここにいるのかすら思い出せない。


今わかるのは自分の名前と年齢ぐらいだった。

胸元にネームプレートにダテヤマト16歳と書いてあった。


名前を見た瞬間に多少頭痛を感じたが、すぐに収まった。


とりあえず、外に出てみようと思い周りを見渡す。

上から光が入っている扉を見つけたので開けてみた。

扉から土が流れ込む、少し口に入った。

ペッペっと、土を吐き出す。


土が流れ込むのが落ち着いたのでそのまま外に出る。

そこは森の中であった......


「どこだここ?」


周りを見渡しても道一つない。

植物も見たことがないものばかりだ。

日本じゃないのか?

その疑問は空を見たときに気がついた。


最初はただ違和感を感じた。

そして、決定的な違いを確認した。

月は二つあったのだ。

赤い月と青い月。

ここはどこだ?

コールドスリープの影響で記憶障害が出ていますが、基礎知識は認識しています。

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