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金曜日、26時45分、キミと。

土曜日、2時45分、アナタと

作者: 十帖

『金曜日、26時45分、キミと』とリンクしている短編です。

「保身に走って男に抱かれて、それでもやっぱり体裁気にしてコンドームつけてもらうくせに、男が帰ったあとでゴミ箱から取り出して裂いて中身を飲むような無様な私なら、処理されるべきだって思わない?」


 なんて言葉を言われてからはや半年。


 週末である金曜日、二十六時四十五分。つまり土曜日の午前二時四十五分、オレはコンビニへ出かけるついでに寄る場所がある。いや、今ではそこへ行くのが目的で、コンビニに行くのはオマケになりつつある。


 オレは今日も目的地へ向かい、街灯の切れた暗い住宅街を歩く。草木も眠る時間だ。長い塀の上にいた野良猫が「ニイ」と小さく鳴く以外は、音もしない。真夏の温い風がTシャツを撫でていくのを感じながら、オレは煙草屋のある角を曲がった。


 十二階建てマンションのほど近くに、比較的きれいなゴミ捨て場がある。オレの目的地はそこだった。


「また今日もいるんだ、ヒマなおねーさん」


 ゴミ捨て場を見下ろし、一声かける。


 オレの視線の先には、コンクリートに大の字になって寝そべる二十代前半の女がいた。ショートパンツから伸びる白い足が街頭に照らされて艶めかしく、美味しそうだ。オレは元々細い目をさらに細めた。


 栗色の長髪を木の枝のように散らかして仰向けになっている彼女は、オレを一瞥すると、薄い眉をギュッと寄せる。


「また貴様か……お主に用はない、去るがよいぞ」


 険しい表情に似つかわしくない愛らしい声でそう言うが、まるで気迫がない。オレがせせら笑うと、女はかさついた唇をムッと尖らせた。


「いつの時代の人間なの」


「うるさい。あっち行ってよ」


「もう時代劇ごっこは終わり? おねーさん」


「うるさい」


 からかうオレに業を煮やしたのか、女は手をついて起きあがり、化粧を施していない顔で睨んできた。


「もう! いつもいつも邪魔しないで! 私は粗大ゴミごっこをするために此処にきてるんだから! この時間だけが私が『私』でいられる時間なのよ!」


「本当の『双葉さん』でいられる時間?」


 オレが首を傾げて問うと、女――――『双葉さん』は一瞬虚を突かれたような顔をし、それから苦虫を噛み潰したような表情でオレを見た。ちなみにオレは双葉さんのあけすけな表情変化を割と気に入っている。


「……あんた、私の名前知ってたの」


 知ってる。オレは声には出さずに呟く。オレは双葉さんのことを、双葉さんが想像しているよりも知っているんだ。




 双葉さんに初めて会ったのは、半年前の夜更けだった。その日も双葉さんはゴミ捨て場に堂々と寝そべっていて、オレは酔っ払いに遭遇してしまったかとげんなりした。


 しかしちょうど就職活動を控えていたオレは、ここらで人助けでもすれば神様もオレに甘い顔をして内定の一つや二つを恵んでくれるんじゃないかと邪な考えを浮かべた。

 あと格好をつけさせてもらうなら、若い女が変な輩に路地裏に連れこまれていかがわしいことをされないか心配して声をかけることにした。


 ああ、それから最大の理由を挙げるなら、既視感だろうか。


「おねーさん、こんなところで寝てたら風邪引くよ」


 反応は意外とすぐに返ってきた。


「……好きで寝てるのよ、ほっといて」


「いや、放っておけないし。襲われでもしたらどうすんの」


「襲われないわよ、こんな肉の塊」


「脂肪の塊じゃなくて?」


「太ってはないもん!」


 オレの冗談に噛みついて、やっと女――――……双葉さんは起き上がった。むきになって怒るだけあって、彼女は華奢だった。すらりと伸びた手足に丸みを帯びた形のよい胸元……スタイルは良い方だろう。スッピンの上に童顔だから年齢は分かりづらかった。


「というか寒くないの? 本当に襲われるよ。それに風邪引く。凍死しちゃうよ」


「…………」


「……もしかして、このまま凍死するならそれでもいいと思ってるタイプの人?」


 だとしたらいらないことをしてしまっただろうか。

 オレは死にたがっている見ず知らずの人に「生きていることはそれだけで素晴らしい! 死ぬのはもったいないよ!」と、なんの根拠もない、それこそ履きつぶして擦り切れたスニーカーの底より薄っぺらな言葉を吐くようなタイプではないので、早々と退散した方がいいかもしれないと思った。


 それでも縫い止められたようにそこから動かなかったのは、彼女に運命的な何かを感じてしまったからだ。


 好きなんて陳腐なものじゃなくて、それこそ、大きな流れに引き寄せられたようなものを感じた。


「死にたいわけじゃないわ……ただ……」


 ややあってから言葉を紡ぎ始めた双葉さんは、薄い下唇を噛みしめて言いよどんだ。


 そして、冒頭の台詞を一気に言い放ったのだ。


 ……コンドームやら抱かれるやら、人生で一番気楽な大学生のオレにとっては身近で、でも繁殖期のように盛っては抱いた女の数を自慢する同年代の会話よりも爛れた内容に、一瞬怯んでしまう。


 何の理由があってかは知らないが、この人形のように綺麗な女が、細い指でゴミ箱を漁り使用済みの避妊具を取りだし、更には裂いて男の欲望を飲み下すのかと思うと、嫌悪とも嘲りともとれる感情が湧く。


 そしてそれだけなら良かったのだが、自分でも処理しがたい感情まで芽吹いてしまい、胸の辺りを一撫でした。


「要するに私は、ここに自分を捨てに来てるのよ」


 双葉さんは鼻で笑った。


「引いたでしょ。気にしなくていいから帰りなさい。私ももうすぐ帰るから、明日の新聞に『ゴミ捨て場に遺体放置』なんて見出しが載る心配はしなくて良いわよ」


 白魚のような手をひらひらと振って、双葉さんはオレをあしらう。


 それが子供扱いされているようで気に食わなくて、オレは羽織っていた安物のジャケットを脱いで薄着の双葉さんにかけた。一気に寒さがオレを襲ったが、中に着ていたパーカーを身体に巻きつけるようにして耐える。


「ちょっと、何のつもり」


「近所で死体が発見される心配は消えても、風邪っぴきが出る不安は解消されないから。じゃあね、おねーさん」


「…………」


 踵を返そうとすると、今までのつんけんした態度は何だったのかと思うほど心細そうな顔をされる。何というか男心を掴むのが上手そうな人だなと思った。


「何?」


「……何でもないわよ。もっとしつこく止めるとか、どうしてゴミ捨て場で寝てるのか詰問されると思ったから、あっさりしてて拍子抜けしただけ!」


 そりゃ過激な発言を聞いてしまったし、本当は彼女の行動の意図が気になっている。


 けれど、今はその時じゃない気がした。何となく双葉さんとはまた会える気がしていたし、オレが声をかけると律儀に言葉を返す彼女は、上着を返しにまた此処にくるに違いないから、その時にチャンスはある。そう思った。




 けれど再会は思いがけない形でやってきた。


 オレのバイト先――……都心の駅近くにあるコンビニに、彼女が現れたのだ。


 昼間の双葉さんは、ゴミ捨て場で見かけた時とはまるで別人だった。着用している制服から察するに、どうやら近くの百貨店の美容部員らしい。胸元の名札には『五条』と書かれている。


 オレはレジを打ちながら「五条さん」と頭の中に何度もすりこんだ。


 双葉さんは毛穴一つ見当たらないほど完ぺきにメイクを施し、おくれ毛一つ出さずに美しく髪を結いあげていた。背筋はピンと伸びていて、一見隙がない。オレとは遠い世界の人に感じられた。


 同僚に話しかけられると、双葉さんは愛想のよい笑みを返している。

 その笑みが作り物だとは思わない。だけど、同僚から目を離して視線を下げた瞬間に双葉さんから表情が消えたのを見て、無理してそうだな、と思った。それこそ、オレに気付かないくらい余裕がないんだろう。


「双葉ちゃん、お昼なに買ったのー?」


「スープはるさめだよ。そっちは?」


 その時、彼女の下の名前を知った。けれど名前を知ってからの方が、双葉さんが知らない人に感じられた。


「……五百二十円のお返しです」


 オレが双葉さんの手のひらにお釣りを載せても、彼女はオレに気付かなかった。


 耳の形が好みだとか関係ないことを考えてみたが、高い香水を纏ったこの人は、本当にあのゴミ捨て場に寝ていた、くたびれた女と同一人物なのかという疑問が胸に渦巻いた。




 どちらが本当の双葉さんなのか確かめたいという理由もあって、オレの足はコンビニに行くついでという言い訳をつけてゴミ捨て場に向く。


 前回からちょうど一週間後の同じ時間に、双葉さんはまたゴミ捨て場で横になっていた。薄い腹の上にオレのジャケットを載せて。


「あんた、また来たの」


「そっちこそまたゴミ捨て場で寝てるの」


 双葉さんの発言にそう返す。双葉さんは拗ねたようにごろりと寝返りを打った。白桃のような彼女の頬が地面につくのが、汚されているようで何となく不快だった。


「暇人なのね」


「まあ……大学とバイトの往復みたいな生活だから。否定はしないよ」


「大学生なの」


 いいなあ、と双葉さんが小さな声で呟く気配がした。


 彼女はいくつなんだろう。オレと二つくらいしか離れていないように感じるが。


「これ返すわ」


「今日も薄着だし、着てていいよ」


 ジャケットを突き返してきた双葉さんの肩に、それをかける。双葉さんは自嘲の笑みを刻んだ。


「だから、こんな肉の塊気にかけなくていいのに」


「…………」


 彼女をここまで卑屈にさせる原因ってなんなんだろう。芸能人と見まごうほど美人というわけではないが、それでも世間一般の女からしたら羨むような容姿をしているのに。


「何で自分を捨てに来てるの」


 オレは緊張が伝わらないよう精一杯取り繕った表情で、中々答えない双葉さんの頬に指を滑らす。指の腹に吸いつくような感触に、もっと触れていたい気分になった。


 衝動に駆られて、彼女の髪に隠れた耳の輪郭をなぞる。やはりコンビニで見た彼女の耳と同じで、この耳が好みだと再認識した。


「おねーさんみたいな見た目なら、こうやって手を伸ばして、拾ってくれる男も多いんじゃない?」


「……惨めな自分が嫌いだからよ。こんな私、誰も拾わないわ」


 くしゃりと柳眉を顰めて、双葉さんはぽつりぽつりと語りだした。


 田舎から出てきて一人暮らしが孤独なこと。仕事での人間関係に疲れていること。人前では無理して笑う八方美人な自分に嫌気がさしていること。学生時代とは違って友人とライフサイクルが合わなくなり寂しく思っていること。


「田舎の人間は結婚が早いから、親からの結婚の催促も煩わしいし、友だちが次々結婚していくことをめでたいと思う半分、取り残されたような気分になって素直に喜べない自分は醜いし……だったら自分も結婚してしまえばいいと保身に走って男に抱かれるくせに、いざとなったら中に出されて妊娠するのが怖くてコンドームつけてもらうような弱虫で、でも男が帰った後に寂しくなって避妊具の中にたまった精液飲んで孤独を紛らわすような自分は、浅ましくて仕方ないのよ」


「……だから捨てに来てるの?」


「そうよ」


 捨て鉢に答えた双葉さんは、自分を守るように膝を抱えた。


「死にたいわけじゃない。死にたいほど辛いわけじゃないもの。でも……大人になってから、捨てたいものが多くなった」


 沢山のしがらみが増えて、その中で立っているのが辛くなったのだと彼女は言う。


「だけど子供の頃のように自由じゃいられない。理性が勝って仕事や交友関係を断ち切ることも捨てることも出来ない。だから……っ」


 いっそ自分自身を捨てることにしたの。捨てるんだから、化粧もしないし、髪の毛にも構わないわ。服だって薄着で、ボロでいい。私はゴミなんだもの。浅ましい自分は処理されるべきなんだもの。


 そう一息に告げた双葉さんは、抱えた膝の隙間に顔を埋めた。


「こうやって自己満足に浸って、それからまた毎日を生きていくのよ。今度こそ引いたでしょ。理由が分かってすっきりしたなら、いい加減帰ってよ」


「男とはその後どうなったの」


「――――……別れたわよ」


 どこまでも律儀に答える双葉さんに、「そう」とオレは頷く。


 正直、双葉さんの悩みの半分以上はオレには理解できなかった。それはオレが男でまだ学生だからかもしれないけど、世の社会人の女が皆そんな悩みを抱えているとも思えなかった。


 器用そうに見えて生き方が不器用なのか。なんというか、バカな女だよなぁ、と思う。

 そんでもって小さい女。世の中の本当に苦しんでいる人たちから見たら、くだらないと一蹴されてしまうだろう悩みだ。だけど……。


 オレにだけはすべてをさらけ出してしまう双葉さんを好ましいと思ってしまった。


 コンビニで見かけた時のような、悩みなんて一欠片もなさそうな隙のない彼女よりも、オレの前で醜態を晒している彼女の方が人間らしくて魅力的だ。


 オレしか彼女のこんな一面は知らないのだろうと思うと、妙な優越も感じた。


 それから、オレは毎週足繁くこのゴミ捨て場に足を運ぶことに決めた。双葉さんが嫌いだという彼女の弱さが、オレは好きだった。半年間、欠かさず此処へやってくるほど。


 ゴミ捨て場にいる時の双葉さんは本気で自分を捨てたいと思っているせいか、投げやりで割と何でも答えてくれる。この半年間で双葉さんの本当の笑顔を見ることもちらほらあり、距離もぐんと縮まったと思う。




 そして今日、とうとう双葉さんはオレに興味を持って質問してくれた。


「初めて会った日、あんたはどうして私に声をかけたのよ。普通は近寄りたがらないでしょ」


 と。


 オレにとっては今更で、同時に待ち焦がれていた質問でもあった。真夏の夜の今、もう双葉さんの肩にオレのジャケットはかかっていない。


「――――あの日のオレは、失恋してすぐで」


「失恋!?」


 双葉さんが目を瞬く。そんなに驚くことだろうか。


「幼なじみの女の子と別れたんだ。ずっと一緒にいたけど、家族みたいに大切な存在だけど、きっとこれは恋ではなくて、友愛なんだって言われて」


「……あんたそれで納得したの」


「うん、自分でも思ってたから。それでね、その子も昔、双葉さんと同じようにゴミステーションへ自分を捨てに行くことで、壊れそうな自分の心を保っている子だった」


 双葉さんは先ほどよりも瞠目する。大きな瞳が零れ落ちるんじゃないかと心配になった。


「だから、初めて双葉さんに会った時、どんな運命の悪戯だと思ったよ。幼なじみがしていたことと同じ行動をとる女が、もう一人現れるんだから」


「……。なにそれ。私はその子と同じだっていうの?」


「まさか。オレの幼なじみはオレの為に自分を捨てに行っていた。でも双葉さんは自分のために自分を捨てに行ってる。全然違うよ」


「どうせ私は自分のことで精一杯な小さい女よ」


 双葉さんは頬を膨らませてそっぽを向く。こんな子供っぽい仕草も可愛らしいと思ってしまうから重症だと思った。


「うん。でも、そんな双葉さんだから、手を引っ張って、此処から連れ出してあげたいと思ったんだ。辛いことから逃げないために、弱い部分をさらけ出して自分を守ろうと頑張っていた双葉さんだから」


「……え……?」


 双葉さんはオレの言葉が上手く飲み込めない様子だった。オレは彼女の髪を耳にかけてやり、優しく笑いかける。


「ねえ双葉さん知ってる? 運命の人はこの世に二人いるんだって。オレにとっては一人目の運命の人は間違いなく別れた幼なじみだった。そして二人目は、双葉さんだと思うんだ」


「……まるで下手な告白に聞こえるんだけど」


「そりゃあ告白してるからね」


 半信半疑といった様子で、黒曜石の瞳を不安げに揺らした双葉さんに苦笑してしまう。双葉さんは眉を下げて言った。


「……私、あんたの名前も知らないわ」


「コウだよ。前下コウ。上聖大学四年、この前内定が決まって来年からは社会人一年生になる。一人目の運命の人に救われて、今度は二人目の運命の人の双葉さんを此処から救い出したいと半年前からずっと思ってるような男だ。それ以外のことは、これから知ってくれればいいよ」


「何それ変よ……。何で私なんか……」


「誰かの傷口に触れてみたいと思ったこと、ない?」


 双葉さんが怪訝そうな顔をしたので、オレだけかな、と困ったように頬を掻いた。


「すりむいて血がにじんでるような傷口に触れたいと思ったことがオレにはあるんだ。その人の剥き出しの姿に。双葉さんは、人が隠したがる弱音を晒して、オレに見せてくれた。だから惹かれた」


「…………」


「ねえ、オレの手を取ってよ。我ながら中々優良な物件だと思うんだ。顔は中の下だけど、双葉さんの言う『双葉さんの嫌いな所』も全部受け止めるし、仕事の愚痴も聞くし、結婚だって前向きに考える。そしたら、双葉さんが自分を捨てに来る必要もなくなるでしょ?」


「随分とロマンにかける口説き方ね」


 双葉さんがやっと呆れたように笑ったので、オレは心が踊った。


「悪い? でもこっちだって必死なんだよ。もう半年間ずっと、双葉さんが欲しくてたまらなかったんだ。ねえ、だから……」


 捨てるくらいなら、オレが拾ってもいいよね?


 そう言ってオレは双葉さんへと手を伸ばす。手のひらが汗ばんでいるのは季節が夏のせいだからだけじゃない。


「……確かに、私の話を引きもせずに聞き続けて、こんなに自然体で話せる奇特な男を手放すのは、惜しいかもしれないわね」


 双葉さんはしばし逡巡してから、繊手をそっとオレの手に重ねた。臆病そうなその仕草が本当の彼女らしくて、思わず表情が緩む。


「……拾ったなら、捨てないでよ」


「捨てないよ。捨てにも行かせないから、覚悟してて」


 握った手に力を込める。懇願するように握り返された手の熱さに、彼女も心の底では此処から拾い上げてもらうことを待ち望んでいたのではないかと思い、オレは小さく笑った。


 一週間後、此処にオレたちの姿はもうない。



前作を読んでくださっている方はイメージを崩してしまったかもしれませんが、前作で救われた主人公がその後どういった風に成長したかを描きたい気持ちがあったので、書いていて楽しかったです。

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[良い点] TwitterでRTされていたのをたまたま見掛けて読みました。 『金曜日(略してすみません)』から読みましたがとても濃密で感動しました。 僕も深い話を書ける様、精進します。 [一言] これ…
[一言] これは友愛なんだ、という理由が幼なじみのいる身としては物凄く納得できたんです。 普通こうなるよなあ、とも思いました。 ともあれ、すてきな作品をありがとうございました。
[一言] Twitterからやってきて、前作から見て、凄く惹かれました。作者様には申し訳ありませんけど、この文は、この小説は独り占めしたい……なので、友人には伝えないで一人で楽しませていただきます。す…
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