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平成侍  作者: Aki
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志乃「1つわかんないんだけど。前世の記憶が残ってんだよね??でも、壊は記憶がなかった。まず自分を【悪魔】って呼んでいた。それって矛盾してない?」

カナ「あー、あれは三年前の自殺が原因でしょう。自殺した場合、罰として記憶が消されるんです。【悪魔】は覚えてだね。」

志乃「【悪魔】って、どういう意味なの」

志乃は、そう問いかけた。

カナ「それは、あたしらの呼び名です。悪魔とかA、Dなどの世間様様の呼び方ですよ。それにあたし達、いつでも魂から実体になる事が出来るんです。」

志乃「そうなんだ。」

カナは少しだけ怒りが湧いてきたが我慢した。カナ「はい。でも、初めて命を救って貰えたんです。楓様、蓮様に。まぁ、助けられた理由聞いて恨みはしましたけど。」

志乃「父さんと母さんに?」

カナ「ええ、26年前に兵士として出されていた戦争は、楓様と蓮様を守り母国を勝たせる戦争だったんです。そして、みんな2人のために殺され帰って来ました。まぁ、そのおかげで母国は勝ちましたが。」

志乃「そんな…」

カナ「酷い話ですよね。でも、あとあと調べてみたところ、その頃『平成侍』だった楓様と蓮様には胎児がいたんです。あたしは、その胎児を守るための戦いだったということに気付きました。そして、その頃の胎児が志乃様、あなたなんです。」

志乃「えっ、あたし?なんで!?年齢からして、あたしだなんてありえない!姉ちゃんも!」

カナ「あなたは、産まれてすぐ国で管理されていたんです。ですが、新しい『平成侍』になった、あたし達の存在に気付き楓様や蓮様の元に返すのを見送りました。」

志乃「えっ、どういうこと?えっ、訳わかんない。だったら、桜!?姉ちゃんは!?」

桜「あたしは、13年前に国からカナや開の偵察するために派遣された養子よ。ごめんなさい、あなたとは血が継ってないの。だから、私は幼い頃から開やカナを見ていたの。」

志乃「えっ…」

志乃は、とても驚きを隠せないようだった。

カナ「そして、10年前にあたしらは死んだ。だから、国は胎児であるあなたは楓様や蓮様の元に返され、育てられた。」

志乃「そんなぁ、あたしは何なんだ…国?はっ?なんでなんだよ!教えろよ!」

カナ「それは!あなたが、2人の『平成侍』の子供だからです。だから、世界が『あなたを』って戦争を繰り広げたんです。あなたが生きているということで、多くの命が死んだんです!わかりますか?あなたを守ることが!あたし達、戦争を経験した皆の意志なんです!」

志乃「皆の意志…」

カナ「そうです!だから、お願いです。26年間のあたしと開の過去。あなたによって起きた事を!すべて、理解し歩んで行って欲しいんです。」

志乃「理解し歩んで行く…あたしに…」

カナ「1人でとは言いません!あなたには、家族がいるんです。」

志乃「家族…ぅん、カナ!教えてくれてありがとう!」

カナは、安堵のため息を吐いた。

カナ「良かった。間に合った。志乃様、ありがとうございます。」

桜は、その言葉を聞き、急いで腕時計を見た。桜「4月9日16時48分…開やカナの13年間が終わる16時52分まで、あと5分!」

周りがざわつく。

蓮「あと、5分…」

楓「そんなぁ」

志乃「えっ、終わるって!?」

桜「カナと開は今日から13年前の16時52分に死んだの。」

カナ「あと5分かぁ…なんだか、今回は速かったなぁ…」

志乃「まって!あたしは、まだ!」

最後まで言う前に、カナは人差し指で唇を押さえた。

カナ「もう十分です。その言葉、有難く存じます。」

カナはそっと微笑んだ。

カナ「ちょっとお待ちください。そろそろ出ておいで〜。いるんでしょ。」

そう言った瞬間、カナの隣から桜の花びらが舞い、その中から開が現れた。

開「いるに決まってんだろ。」

志乃「壊…」

志乃は開を見て泣き崩れる。

開「おいおい、まじか!志乃、泣くなって。顔上げろよ。桜ちゃん、あと何分?」

桜「あと3分よ。」

桜も冷静さを保ちながらも、頬には涙がこぼれていた。

開「そっか。ありがとう。」

志乃「開…あたし、あんたからまだ!まだ何も教わってない。」

開「いやいや、まず俺が教える事なんてもうないから。てか、教えることなかったし」

開は笑いながら言った。

志乃「でも…」

開「自分に自信を持てって。お前は特別なんだから。」

カナ「そうよ!開ちゃんなんかに教わったら、逆に弱くなるよ。」

そういい、2人は、笑った。開は、軽く咳払いをし言う。

開「楓様、蓮様。ありがとうございました。そして、すいませんでした。どうか志乃を…志乃様をよろしくお願い致します。俺らみたいな道を歩ませないでください。あなた方が、正しい道へと導いてあげてください。俺らには、出来ないんで。」

そういい、開は笑う。

蓮「いや、謝るのは、こちらだ。すまない。」楓「これからも元気でね。いつでも帰って来ていいんだからね。本当に志乃のこと、ありがとう。」

開「はい。」

開は、微笑みながら軽く頷いた。

桜「全く、あんたはこんな時にも時間に余裕がないんだから。」

カナ「ふふっ。これが、あたしらしさだからさ」

そして、桜とカナは笑う。しかし、カナがいきなり笑うのをやめた。自分達の身体が薄くなっているのに気付いた。

カナ「そろそろ時間がないみたいね。」

開「だな。志乃様、俺らを隣に、置いてくださりありがとうございます。」

志乃「ぅうん。あたしこそ、守ってくれてありがとう!絶対、2人の事は忘れないから!またね!また会おうね!」

カナと開は、その言葉を聞き笑いながら泣いた。

カナ・開『はい!では、またの機会に是非!』そう残し、2人は消えた。


蓮「行ったなぁ…」

楓「大丈夫よ、2人の顔みてたら分かるわ。」

志乃「ねぇ、姉ちゃんはどーすんの?偵察対象は消えちゃったけど?」

桜「そーうね〜。どうしようかしら。」

蓮「国防に戻るか?」

桜は首を振り微笑んだ。

桜「いや、この家にお世話になろうかな。いい?」

楓「もちろん、いいに決まってる!」

そして、笑いながら家に入っていった。そして、カナと開が消えた場所では、桜の花びらが風に吹かれて舞っていった。


そして、月日は流れ3年がたった。

〜イラク〜

多くの丸太の十字架の前に2人はいた。

開「なんか、みんなに会いたいなぁ。」

カナ「なに?開ちゃんらしくないね〜。」

開「いや、此処に来ると思うんだ。あんな地獄で、笑って過ごせたのはこいつらと一緒だったからさ。」

カナ「そーうね〜。これから何する?」

開「そりゃ、こいつらと一緒に戦争でも止めるかな?」

そういい、2人は刀【紅葉・椿・夜桜・鬼灯】を触る。

カナ「ここに来なくても、みんなと一緒なのに。」

開「まぁ〜ね。こいつら【刀】と一緒に歩んで行きましょうか。」

カナ「戦争止めたら、どうする?志乃の所にいく?」

開「戦争止めたらって、先長いぜ?まぁ、志乃の所はいいよ。志乃が居れば、あの国は平和だからよ。」

カナ「そーね。じゃあ、行きますか。」

開「おう!」

そういい、2人は丸太の十字架の墓地を後にした。

そして、振り向くと兵士が6〜7人いた。

みんな銃を向けていた。

兵士「stop!stop!」

開「sorry,I don't speak English.」

カナ「英語しゃべれるじゃない。」

開「これしか、言えないの!」

カナはそれを聞き笑う。

そして、2人は刀を抜き構えた。

開「んじゃ、行くとしましょ。」

2人は、刀を構え、兵士の方に跳んだ。

カナ・開『I'm HeiseiZamurai. 』

2人は、笑った。

読んでくださっていた読者のみなさん、ありがとうございました。

また、何かしら連載を始めようと思うので、これからもよろしくお願いします(´ω`)


By,Aki

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