最後の侍
私の自信作です!
まだ書き始めたばかりなので、誤字脱字などがあるかもしれませんが、お許しください。
また、他のサイトへの転記はやめてください。
一応、漫画の原作志望です!
面白いと思います!
どうぞ、平成侍を楽しんでってください(´ω`)
@heisei_zamuraiです!
フォローして頂けると嬉しいです(*´`)
僕は、なんで謝っているのだろう。カナの遺体の前で…
~2日前~
カナ「開ちゃん[カイ]!早く!!」
夜の公園、開とカナがいた。
開「カナちゃん!待って!!」
カナ「開ちゃん!早く!!」
開「カナちゃん、なんで僕を呼んだの?小学生が夜いたら、いけないんだよ!先生が言ってたよ?」
カナ「私ね、逃げたいの。」
カナは泣きながら、振り向いて言った。
カナ「ここから、この世界から逃げ出したいの!!」
開「どうしたの?カナちゃん?」カナ「私ね、ママとパパに…」
そして、カナはこの世を去った。カナは、最後まで謝っていた。
カナ「開ちゃん、ゴメンね。」
今、カナの葬式中だ。
カナ母「あんたが、カナを殺したのよ!なんで、カナなのよ。」
カナちゃんは、最近ニュースで言われている、〔平成侍〕による殺人だった。
〔平成侍〕、このご時世、自分の意志を曲げず、意志にそぐわない奴は、殺す。人は、彼をこう呼んだ、〔平成侍〕。
みんなは、知らない。親も友も、カナ以外は知らない。
僕が〔平成侍〕だという事を。
僕は、言いたい。
カナは、僕のせいで死んだ?
カナが今頃になって、心配?
馬鹿じゃないか、腐ってる。
僕は下げていた頭を上げ、カナの棺の上で脚を組んだ。
開「ねぇ、 カナちゃんがいなくなって、悲しい?それとも、嬉しい?」
開は、カナの母を見て微笑んだ。泣き崩れた顔で微笑んだ。
カナ母「何言ってんのよ!あたし達は、被害者よ!娘を失ったのよ!」
開は、笑い出した。
開「ギャーハハハッ、それ傑作!!みっなさーん、聞いてくださーい。カナは、虐待されてましたぁ。」
その瞬間、空気が重くなった。
開「どうしたの?」
カナ母「変な事言わないで!私が、そ」
開「そんな事するはずない!って?なら、カナの体に聞いてみよう!」
そして、カナの棺を開き始めた。
カナ母「やめて!!」
開「認めんの?」
カナの母は、その場でへたり込み泣き叫んだ。開は、カナの棺から離れ式場を出て行った。
開は、小さく呟いた。
開「ゴメン、カナちゃん。僕…俺は、続けるからな。侍。」
開は、制服を緩めた。
開「俺は、人の道を開いてやる人間じゃない…壊す事しか出来ない。」
開は、屋上にいた。
開「俺は、今日から、壊[カイ]だ。」
壊は、自分の刀で、命を断った。
~3年後~
夕方のテレビニュース。
アナウンサー「今日、午前10時頃、○○小学校にて、全校生徒が、何者かによる、傷害事件が起きました。その内、3年B 組のクラスメイト、全員が重傷を負い、間もなく死亡が確認されました。警察は、殺人事件と傷害事件として捜査を続けています。」
ピッと、テレビを消した。
父「まったく、変なご時世だ。」
姉「みんな、刀による、切り傷だって。」
母「って!!!!あの子が通ってる小学校じゃない!迎えにいかなきゃ!」
そう言い母は、玄関へと、走った。
ガチャン。玄関の扉が開く。
志乃「ただいまぁー」
母「お帰り!怪我は?何もされてない?」
志乃「大丈夫よ。かすり傷だから。」
母「そう?良かった。」
志乃「母さん、疲れたから、部屋で休んでくる。」
そう言い、志乃は部屋へと上がった。
部屋のドアを開き、荷物を置き、ベットに座り込んだ。
志乃「あの男の子、誰だったんだろ…」
志乃が見た少年はその時、仮面を被っており、顔が分からなかった。
?「あの子?あの子は、壊て言うんだ。」
志乃「壊って、言うんだ…壊?」
志乃は、天井へ目を向けると、男の子がいた。志乃「あんた、誰?」
壊「俺?俺は、ただの幽霊さぁ〔魂〕」
志乃「名前聞いてんの!」
壊「だから、壊って言うの!」
壊「ねぇ、志乃ちゃん?お願い事が…」
コンコンと、志乃の部屋のドアを志乃の姉が叩く。
姉「志乃~、入るよぉ~。」
そうして、志乃の姉が、部屋に入って来た。
姉は、すぐに壊の存在に気付いた。
姉「か…い…くん?」
壊「あっ、桜ちゃん…3年ぶりだね~(笑)」
桜「なんで…」
志乃「知り合い?」
桜は、唖然として、部屋から出て行った。
壊「同級生~」
桜は、志乃の姉は、開の同級生だった。
志乃「で、お願いって?」
壊「ああ、その前に君すごいね~。君、なんで…平成侍名乗ってんの?」
志乃は、ベッドから飛び起きた。
志乃「なんで!その事!」
壊「だって、3年前に死んだ平成侍について、何にも明かされてないからね~」
志乃「あんた、平成侍の何を知ってんの?」
壊「何って?何も知らないけど?君こそ、平成侍の何を知ってんの?」
志乃「別に、何も知らないけど?あたしは、傷付けるのが好きなの。平成侍は、時代に似合ねぇ~[刀]という武器で殺っていた。ただ、そこにひかれただけよ。」
壊「ふ~ん、刀にねぇ~…平成侍の事も知らずに…まぁ、俺は関係無いけど。」
志乃「あんた、幽霊なだろ?」
壊「幽霊だけど、幽霊の中の地縛霊さ」
志乃「地縛って…自殺者かぁ~。大変だったんだねぇ~。」
壊「大変なものか!俺はただ、時代を変えるために死んだんだ。そう、未来の為にね。」
志乃「で、お願いごとって?」
壊は軽く手を叩き言った。
壊「そーそー、忘れてた!俺とさ、契約して欲しいんだ!」
志乃「いいけどなんで?何も取り柄のない地縛霊と?」
壊「一応、幽霊から進級して、悪魔になったわけ?だからさ?お願い!」
志乃「悪魔ね〜、あたしを傷付けないでよ?」壊「ってことは、契約成立?」
志乃「そゆこと!」
壊「ありがと〜!じゃ、これに記載お願いしまぁ〜す。」
こうして、元地縛霊の悪魔との共同生活が始まった。
開とカナ、志乃が出てきました。
壊は、なんのために志乃に近づいたのか。
何故、カナは自分の最期を開と過ごしたのか。
開やカナ、志乃の謎がこれから解かれていきます。
どうぞ、読んでください!
この小説は、最後まで読まないと分かりません(*´`)
では、またいつか(´ω`)