第一話:5人集まる
小説を書くのは初めてですが読んでくれると嬉しいです。
「うわー!もうすっかり冬だなー」つめたい風が体にガンガン吹き付けてくる。ハー〜俺
の心もいまは冬みたく寒いなー
「んだよアニーそんな辛気くせー顔しちゃって」とジンは俺にきいてくる
「なあ俺等いつもこんなことしてていいんかな。もう15歳にもなったんだぜ。もっとこ
うなんか熱く燃える様なことしないかフツー」
「はあ?なに言ってンだよ。そんなん適当に過ごしてたらいつのまにかなってるって」
学校は14で卒業してもう仕事を始めてるはずなのに俺等は仕事もせずにこう暇に過ごし
てるわけだ・・・ニートってことだ・・
「なあ俺ら仕事探さないか?」耐えきれず言ってみたら
「しごとねー」興味なさそうにジンは答えてきた
「まあ腹減ったし店にくいに行かないか?」こっこいつは・・・・人の話もきかないで
俺たちの住んでる町はレンドといって周りをドラゴンやモンスターが入ってこないように
城壁で守られているのどかな町なんだが最近はいろいろ開発されていてだんだんにぎやか
になってきている。
うえの学校に行くには金が結構かかるし友達なんかはもう自分で仕事をみつけたりしてい
る。俺このままで大丈夫かなーやりたいことも見つからないし将来が不安だ・・・・
*
飯を食べ終わって店をでると風が強く吹いてきて顔に何かがあたった 「なんだよこれ」
みてみるとバイトの募集のチラシだった少し読んでみると鳥肌がたった
チラシにはこう書かれていた
『
レンド二番街道に武器屋【ライフ・ウェポン】が開店しようと思い店員を募集
しています。
店で仕事をしていれば今まで気づかなかった得意なことを発見したり様々な人
と触れ合うことで新しい出会い自分の夢との出会いが見つかる最高のステップ
です。
まずは店に一歩はいる勇気をもって店内へお越し下さい。
*誠にすいませんが18歳以上の方募集しておりません御了承下さい
ライフ・ウェポンオーナー【サンタ】
』
こっこれはなんて運命的なんだ顔にたまたまかかったチラシがこんなにも俺の探し求めて
いたものだったなんて
「ジン!ここにいくぞ!」 「へ?」状況のわからないジンを無理矢理つれて地図が書い
てあった場所へ向けて走っていった。
その店は木製で西部の酒場を思わせるような形でペンキで白く塗られていた。
「おいこの店はいんのか?まだ開店もしていねーじゃねえか。」
「いいんだよここで。」
ドアをひらいて中へ入ると中に少し小太りなじいさんと小さな男子1人と女子が二人いた
「ふぉふぉこれでちょうど5人そろったのぉ。よかったのおぬしら二人でラストだったわ
い。わしがオーナーの サンタじゃい 他の店員との自己紹介等はまたあとでやっておい
てくれ。」
「はっはい。」すこし動揺しながらもなんとか返事をしといた
「おいアニーどういうことだ?」「俺等はここで働くんだよ」「はあ?うーん武器屋か結
構あこがれてたんだよなー。武器ってカッコイーし。うんうん良いぜここで働くの」
もっと抵抗があると思ってたんだがまあいいや。
「まず言っておかなければならないことがあるんじゃが。わしはこの店をあけることが多
いのじゃがその間は主等5人でなんとかやっておくれな。もうけたお金もわしはいらん5
人でかってにわけてくれ。それと」
「まっまじかよ!それじゃあじいさんはどうやってすごすんだよ。」いきなりジンが声を
あげた。まあ確かに俺もジンと同じことをおもったしな
「まあ話は最後までききなさいな。わしはたまに依頼を受けることがあるんじゃがそれを
店員としてのもう一つの仕事でやってもらう。これで分かるかな・・その報酬でわしはぼ
ちぼちと生きるわけじゃ。」
依頼っていうと俺はドラゴン退治などを思いうかべてしまう。なんか不安だなー・・・
「ふぉふぉふぉなあに危険な依頼そうそうは受けんし出てくる報酬も小さなものばかりじゃ。
お主等の思ってるのはドラゴン退治とかそーゆーもんじゃろうがそんなの頼むわけなかろ
う。主等には無理じゃしな。」
うーん安心したけどいったいどんな依頼を受けて来るのか。
「例えばどんな依頼を受けてくるの?」言ったのはまだ名前もしらない赤髪の女子だった
「そうじゃの例えば、おつかい や 危険のものじゃと火陰洞窟にいって鉱物をとってき
もらうくらいじゃ。」
火陰洞窟とはレンドの西に半日ほど歩いていったとこにある洞窟でハンターの試験のとき
などに使う洞窟だ。まあモンスターもいるから少しは危険なんだろう。
「うんまあそんくらいは何ともないけど。」赤髪の女子は言った
「他の者もよいかな。」5人全員がうなずいた
「簡単なハンター用の中級剣や斧など武器はだいたいそろっておる明日からでも初めてと
いてくれ。わしは明日からはたまにしかいかんからな。」
うーんなんか自分勝手な気もするがいいか。
「じゃあわしはもう帰るかの・・・そうじゃ、リーわかっておるな?」
「分かってますよ。大丈夫ですよ」
リーと呼ばれた茶髪で背の小さい男子が答えている。二人の会話はわからにけどまあいい
か。サンタさんは気づくともういなくなってる以外とテキパキと動くんだな。
「じゃあまずは自己紹介でもしよっか。まずはあたしだけど名前はカリアこの辺じゃ赤毛
は珍しいでしょ。私はやるからにはとことんやるわよ。レンド一の武器屋にするの。いい
ね」みた目通りみんなを引っ張っていくだろうな。
「じゃあ次私ね。」ずっと黙ってた女子が口を開いた。てっきり何にもしゃべんない無口
なキャラかと思ってたけどそうじゃないみたいだ。
「私ふだんはのんびりとしているんだけど燃えるとなんか性格が少し変わるけどきにしな
いでね。実は武器には前から興味あったのカッコイーんだよね。はぁー自分の武器ももち
たいー」そんな似合わないことをいったのに反応したのがジンだった
「分かる!分かるぞその気持ち武器屋やるんだから自分専用の武器とかもほしいよな」
「そう自分専用の武器ほしーーー」なんだこの二人は意気投合しちゃって以外と似合うカ
ップルかもななんて考えていると
「自分専用の武器が欲しいなら俺が作りましょうか?俺これでも一応鍛冶屋ですから。」
言ったのはあの茶髪のチビだった。こいつ鍛冶屋なのか?ありえねー
「うんお願い。君が天才鍛冶屋だってことしってわざといってたの。」
おいおいなにいってんだこのチビが天才?
「しっててわざと言ってるのも分かってましたけど。てかそーゆーわざと遠回しにいって
くるのいらつきますからやめてくれませんか?」
なんか早速やな雰囲気・・・予想通りこのあと俺まで巻き込んでの口げんかが始まった
*
「なかなかずぶとい神経してるじゃねえか。ハァハァ・・気に入ったぜ」ジンが言った
「そりゃどうも。ハァハァ・・・」「なんであたしたちまでまき・・ハァ・・こむのよ」
一気に疲労ががたまった・・・まあ仲がよくなった?から結果オーライかな。
「名前をリーといいます。一応鍛冶の腕はいいと自分でも思ってます。みなさんにはそれ
ぞれ専用の武器をつくってあげますよ」「よっしゃー」もちろん言ったのはジンだった
「ところでサンタさんになんか言われていたけどなにをいわれてたんだ」
「あああれは他のハンター用の武器を作るようあんた等が来る前にいわれてたんすよ」
「へー本当におめーすげんだな」「べ・・べつにそれほどじゃ」照れてるところは結構か
わいいんだよな。俺とジンの自己紹介も終わった。
「みんな明日からこの店ライフ・ウェポンは開店よ張り切っていくのよ」
「おう!」みんなが大きくうなずく。
*
「いらっしゃいませー本日オープンしましたライフ・ウェポンです。」
外から大きく聞こえてくる声はカリアの声で店の中で俺たちは待機している。
開店第一号のお客様はいったいどんな人だろうか。ぎぃっと扉がなり上についてるベルが
ちりりんと鳴った。きたお客様第一号だ!
【第一話終わり】
今年は一応受験なので続きを出すのが遅くなる可能性がありますが御了承ください。