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プロローグ


グラディス王国、それはかつて南大陸でもっとも栄えていた国の名。


今から五年前、

国の面積は広くないものの、グラディスの土地は栄えていた。

気候が良いため、作物は豊かに育ち、民は食料に困らない生活を送っていた。

王都から離れた下町でも商人は行き交い、治安も良い場所と名高かった。


だが、今となってはそれも過去の事に過ぎない。


そもそも、森に埋もれた小国であるグラディスが栄え始めたのは二十年ほど前の事。


先代の王がお亡くなりになられた後、今の国王ーアデル・フィクシル・グラディスが即位した。

その時、彼はまだ二十代前半という若さだったが、王位についてからのおよそ二十年間で、国を驚くほどに発展させた。

アデル王は常に民優先で国を治めていた。それ故に、民から敬愛されていた。


だが、そんな王もある事をきっかけに、生気を失っていった。

それはアデル王の最愛なる妻―リルセラ王妃の突然な病死だった。


アデル王はとっても妻の事を愛していた。それ故に喰らったダメージは大きく、明るかった性格は一変し、国務はこなすものの、一人で部屋に閉じこもることが多くなった。


王の心の傷も時が癒してくれると思っていたが、半年を過ぎてもその状境は変わらず、そしていよいよ大臣達が立ち上がった。

それには正当な理由があった。


アデル王とリルセラ王妃の間にはたった一人娘がいて、息子はいないのだ。

数少ない王族の中にも王位の継げる者は居なかったため、後継ぎ問題も生じて大臣が焦り始めたのだ。


それに、当時まだわずか十歳だった姫も突然なる母の死に落ち込んでた。幼い姫には母と言う存在が必要だと判断したのだ。

色々な原因が重なった挙げ句、王には再婚の話が持ち上げられた。


最初の時も王はリルセラへの愛を貫抜く思いで、定案を拒んだのだが、彼には王としての役目があるため、前王妃が亡くなってからわずか一年で再び、別の女を新たな王妃に迎えるはめになった。


だれもがそれは喜ばしいことだと思った。









その女が今後、国に大きな災難をもたらす存在となる事にも気付かずに――…


こんにちは、千晴です。

今回が、初投稿です。

タイトルを見れば分かると思いますが…

白雪姫を元にしたお話です。


多少変な感じな所もあるかも知れませんが、がんばって更新していきたいと思います。

ではでは!(´∀`*) ノシ

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