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先輩との再会

キーンコーンカーンコーン…


「おはようございます。改めて皆さん、入学おめでとうございます。僕は1年B組担任になりました、相葉優といいます。これから3年よろしくお願いします。ではまず自己紹介をしてもらいます。1番の方からどうぞ」

「はい。◯◯中学からきました…」



「では次。八神さん」

「はい。秀征中学からきました、八神奏太です。得意なことは外国語で、苦手なものはきのことネギと卵です。3年間よろしくお願いします」



中学を卒業し、晴れて高校生となった入試首席者、八神奏太は1年B組のひとりとして高校生活をスタートしようとしていた。

私立湊耀高校は国内でも屈指の有名な高校である。学力も高いが、校内の部活はどこもトップに位置するレベルの実力であったり、設備の充実、教師の評判がよかったりなど、とても人気な高校なのである。この学校は3年間クラス替え、担任の変更を行わない。そのかわり、学年対抗、クラス対抗、1、2、3年の同じクラス同士で組むイベントなど、生徒同士の繋がりを深める行事を多く開催している。



「それでは皆さん、この後は先輩方が学校案内や部活紹介をしてくださいます。行きたいところを自由に見て回ってください。起立、礼、解散」



早くも教室内ではグループが出来上がってるようだった。中高一貫ではないが、進学してくる生徒の多くはだいたい3個の中学の出身であるためだ。(秀征中学、綾美中学、燈旺中学)



「奏太、同じクラスだね。これからよろしく。」

「こちらこそよろしくおねがいします。煌くんと三年間同じクラスだなんて、嬉しいです」

「この後どうする?」

「部活見学は行かないつもりです。」

「じゃあ帰るか…」


「八神くん、先輩が呼んでるよ」

「あ、ありがとうございます。」


「何?なんかやらかした?」

「いえ、多分…」

「一年ぶりじゃん、奏太」

「お久しぶりです、彼方先輩」

「なんだ、俊先輩か」

「なんだってなんだ。煌もB組か。またよろしく」



彼は同じ中学出身の先輩である。現在2年生。



「部活決めた?」

「あ、もう俺は剣道部一択なので。」

「だろうな。奏太は?」

「入らないつもりです。」

「バスケ部来る?」

「話聞いてましたか?入らない、と…」

「聞いてたよ。バスケ部どう?」

「入りません。もうバスケはしません。話が通じないところは相変わらずですね」

「ふーん。じゃあ帰りに1on1しよう」

「それぐらいなら、まあ…」

「東昇降口で待ってるから、ちゃんと来いよ。またな。」

「あ、はい」


さっさと立ち去る俊は中学の時と変わらずである。


「ねえ、部活入らないのってやっぱ…」

「大丈夫です。解決した話なので。」

「そっか。下校時間になるまで剣道部見に行くのついてきてよ。暇だろ?」

「失礼ですね。暇です」



そんなかんじで高校初日をすごす2人だった。

会話文が多い!!!


登場した人物の紹介を軽く。


主人公 八神 奏太(15) やがみ そうた

私立湊耀高校しりつそうようこうこう一年生。B組。

私立秀征中学出身。

元バスケ部

運動が得意

勉強も得意

きのことねぎと卵が嫌い。

ちょっとあほ

バスケはもうやらん。


佐伯 煌(15) さえき こう

私立湊耀高校一年生。B組

私立秀征中学出身。

八神の幼馴染。

双子の妹がいる。

剣道部


彼方 俊(16) おちかた しゅん

私立湊耀高校二年生。

私立秀征中学出身。

八神と仲良し

バスケ部員

中学で八神と部活同じだった


相葉 優(66)  あいば すぐる

私立湊耀高校の教師。1年B組担任。

優しいメガネのおじいちゃん

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