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【5】神様の世界のアイテムボックス。超簡単、超便利です。

《まえがき》

神様の世界?いえ、違うんですけどね。

異世界から帰還し、アイテムボックスの説明をいろいろ受ける吉野英玲奈。

そして、衝撃の事実を告げられた・・・。


《主要登場人物》

吉野英玲奈(よしのえれな) 主人公(高校2年生 17歳)

五十嵐静香(いがらししずか) 第4魔王(今は第4使徒という事になっている。)

御影桐子(みかげきりこ) 序列7位の最上級悪魔(英玲奈の中では天使、という事になっている。)

豪華なソファにうつぶしてる桐子さん。

何があった!?

どうしてこうなってるの?


「ここと異世界の時間の進みを連動させたからよ。」

「それにあなたが迷わないように、ここに森の風景を出現させたでしょ。」

「大変なエネルギーを必要とするのよ。」

「桐子はヘタレだから、だいたい7分が限界ね。私でも24時間くらいが限界。」

「あなたが異世界にいた時間は4分55秒だけど、桐子はその前から発動させてるからね。」

えっ、静香さんなら24時間大丈夫なの?

だったら静香さんがやってれば、何も問題なかったんじゃ・・・。


「嫌よ!疲れるじゃない!」

「疲れることは部下の仕事よ!」

出たぁー。超安定の静香さん。

でも、これじゃ、私の異世界転移って毎回5分以内ってこと?


「大丈夫よ。」

「今日はこれ以上無理そうだから、説明はまた今度ね。」


「桐子!いつまで寝てるのよ!ほらっ、手を出して。」

手を握られて、ビクビクっと痙攣(けいれん)している桐子さん。

静香さんは委細構わず、

エネルギー注入?、みたいな事を続けている。

5分ほどで終了した。だいぶ顔色は良くなったみたい。


「さて、どうしようかな。まだ時間はたっぷりあるし。」

「魔法は部屋の準備をしてないし・・・。」

「アイテムボックスかな、そうねアイテムボックスの練習。」

うわっ、キター、アイテムボックス。楽しみぃー。


「じゃ、アイテムボックスと念じてみて。」

アイテムボックスと心の中でつぶやくと出てきた。


-----------------------------------------------------------------

アイテムボックス Ver.5

何も入っていません。

-----------------------------------------------------------------


何も入ってない・・・。

それに、「Ver.5」って・・・。


「説明しなっかたけど、あなたに与えたものは、全て私たちの世界で独自に作られたものよ。」

「異世界のものじゃないからね!」

神様の世界、スゴイぃぃー。

あれっ、変な顔してる。なんで?


「ステータスの表示も、あなたが行く異世界の仕様に合わせて変更したものよ。」

「あなたのレベルが上がれば、好きに変更できるようになるわ。」

「そのVer.5というのは、開発された順番。最新版よ。」

「私のはVer.2、だから、あなたのは私のより3段階上のバージョンよ。」

「私が最新版にしてないのは、今のが使い慣れてるし、変更するのが面倒なだけ。」

静香さんらしい・・・。


「何からいくかな。やっぱりこれかな。テンション上がりそうだし。」

「はい、これ。」

テーブルに白っぽい小瓶。P-5の表示のラベルが貼られている。

ボーションよね、これ。絶対、ボーション。


「手に持って、入れと念じてみて。」

言われた通りにすると、入った。


-----------------------------------------------------------------

アイテムボックス Ver.5

【未分類】

  ボーションP-5 個数1(分類されていません。)

-----------------------------------------------------------------


「分類してみて。」

分類・・・?


「項目は好きに決められるから、まず項目を考えて!」

項目・・・?

ボーションでいいのかなぁ?


「それじゃ、そのままじゃない!普通は薬品とかでしょ!」

そうか、じゃ、薬品!

あっ、


-----------------------------------------------------------------

アイテムボックス Ver.5

【薬品】

  ボーションP-5 個数 1

-----------------------------------------------------------------


出来たぁ!超簡単!

ゲームより簡単よね、これっ!


「今度は取り出してみて。そうねぇ、テーブルの上に。」

「イメージして、出してみて!」

出た!テーブルの上に、ボーションが現れた。


「もう一度収納!今度は手を触れずにイメージだけで収納してみて!」

入れとイメージすると、テーブルの上のボーションが消えた。


「なかなかやるわね!」

「只、手に出す時はイメージと手の動作を合わせないと落とすわよ。家に帰ったら練習することね。」

「慣れれば、ごく自然に出来るようになるわ。」

「それとこのボーションも私たちが開発したもの。」

「あなたが行く異世界のものより品質は上。そのP-5は一番下の効能のもの。」

「このP-5で軽症の怪我とか病気は治せるから。」

「それとこっちは異世界のものと同じ品質のもの。」

と、新しいボーションを出してきた。

さっきのと、全く同じに見えるのですけど?


「アイテムボックスに入れてみればわかるわ。」

入れてみると、


-----------------------------------------------------------------

アイテムボックス Ver.5

【薬品】

  ボーションP-5 個数 1

  ボーションP-5 個数 1(異世界仕様版、使用はお勧め出来ません。)

-----------------------------------------------------------------


「と、いう事よ。状況によって使い分けてね。」

「お腹空いてきてわね。そろそろご飯にする?何が食べたい?」

もうお昼かぁ、何がいいかなぁ?

てか、使徒さまもご飯食べるんだ?

てっきり必要ないんだと思ってたわ。


「何言ってるの!私はれっきとした人間よ!」

「桐子は違うけど、私は人間よ、人間!」


えっ、人間!

衝撃の事実を告げられた。

《あとがき》

「静香さんは人間」という衝撃の事実を告げられた「英玲奈」。

徐々に、ゆっくりとこの小説の背景を明らかにしていきます。

ご期待ください。


《主要登場人物》

吉野英玲奈(よしのえれな) 主人公(高校2年生 17歳)

五十嵐静香(いがらししずか) 第4魔王(今は第4使徒という事になっている。)

御影桐子(みかげきりこ) 序列7位の最上級悪魔(英玲奈の中では天使、という事になっている。)


面白いと思われましたら、ブックマークをよろしくお願いいたします。


広告の下のポイントも入れていただけると、とっても嬉しいです。

感謝感激いたします。

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