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アンフェア・リアリティ  作者: 東師越
第1章 大切なモノはすぐそばに
18/331

行間 玲成一番、そしてエース・マグワイア

神は天上の存在ではない


奇跡も起こさない


人の漠然とした想像力の総称を、我々は仮に「神」と呼んでいるだけだ






神は信仰の対象ではない


救済もしない


人の行き場無い願いや祈りの終着点を、我々は仮に「神」と呼んでいるだけだ






神は存在しない


姿なんてあろう訳が無い


貧しさ故に磨き上げられた思い上がりや妄想を、我々は仮に「神」と呼んでいるだけだ






だから我々は、己を信じられなくなる


大切な存在が霞んでしまう


死が幸福だと勘違いしてしまう






奇跡は人が起こす代物で


救済は人が起こす代物で


信じて、愛し愛され






ならばこの不公平な現実(アンフェア・リアリティ)に生きる我々は、何を信じて何を愛するべきなのか






目の前を見るといい






大切なモノはすぐそばに──

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