プレリュード
はるか昔、地球は"蝶"によって二度災厄を迎えた。その間は一万年ほど。地球の生物達はそんな世界のなかでも苦しいのを我慢し、生き延びてきた。"蝶"は文明を粉々にし、自然を滅却した。
一度目の災厄では地球の生物達はなすすべも無かった。助かる方法などない、そう絶望して幾多の命が消え失せていった。
しかし、二度目の災厄の後に未知なる存在が宇宙から現れた。
その名は"アヴァロンズ·クリスタル"。地球とは違う文明で生み出されたという"命と心を持つ"巨大なスーパーコンピューターだった。地球の生物達は彼に救われた。素晴らしき演算能力から編み出される生きるための方法に従ううちに、世界は再び平和を取り戻しつつあった。だが、地球の再来した平和は長くは続かなかった。
災厄の元凶である"蝶"が転生の果てに復活し、自らの眷属を召喚して世界の各地を壊滅へと追い込んだ。彼らの名は"ディオス"と呼ばれ、それぞれが特有の名前を持っていた。そして彼らは己の更なる眷属である"XEVA"という不気味な怪物を召喚するなどの驚異の力を使って世界を災厄の時の通りに作り替えていった。
生き延びた生物達のなかでも、人類は自分たちの限界の技術を駆使した人工衛星"ユートピア"を建設。そこを拠点に安全と平和の為の戦いが繰り広げられた。そんな中で、"ドラグーン"という傭兵達が誕生した。彼らはゼーヴァやディオス共と日々戦い続けている。
新時代の幕開けとなった今、人類の希望はドラグーンに託された。この物語はそんなドラグーン達の戦いのエピソードを綴ったものである。
どうも、こんにちわ。篠宮です。今回小説を初めて投稿させて頂きました。連載となりますが投稿間隔が長くなると思われるので、読者の方々は生暖か~い目で見守ってくれたら嬉しいです。コメント、お待ちしております。