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迷宮世界で男子高生で斥候職で  作者: 多真樹
High school life of the parallel world.
6/65

第6階層 水って貴重

 五階層ではマッドラットに騎乗したゴブリンライダーに衝撃を受けたこと以外、大した障害もなく六階層へと到達した。太刀丸がゴブリンを蹴落としてマッドラットの手綱を取る姿は、「こりゃ売れる!」と脳内の誰かが叫ぶので思わずスマホで撮影してしまった。もはや撮影係となっている気がする。


 六階層に降りる前のセーフティエリアで一度就寝。モンスターがすぐ近くにいる状況では眠れないと思いきや、三人とも見張りを置くことを忘れて爆睡した。二日目で疲労が溜まっていたのだろう。起きたら体の節々が痛かった。

 僕はとりあえず、まだ鼾を掻いて涎を垂らす猿の藤吉と、ペロペロと白い毛を毛繕いする太刀丸を横目に朝ごはんの準備をし、藤吉が起きるまで武具の手入れをした。ナイフは魔物の素材を剥ぐ以外に使用していないな。

 戦闘では全く役に立たないため、その後の素材剥ぎも僕の仕事だ。倒した魔物はある程度時間が経つと消滅するので、剥ぎ取りはスピーディに行わなければならない。魔物には魔石があるのでこれを穿り出すのだが、最初の犠牲になったゴブリンはグロ映像となってしまった。失敗失敗。それ以来、なるべく傷つけないように取り出すよう効率を上げることに終始した。


 ナイフを磨き、研石に当てて薄く。貴重な水で洗い落せば、元の輝きを取り戻していた。

 三日目になって、僕は食事を少し制限するようにしていた。予定の日程よりも何日か迷宮を歩くことになりそうだったのだ。これであと一日は食事が伸びる。水はどうしようもないから、節約するしかない。

 水の使用用途は多く、汚れた衣服を洗ったり、身体を拭ったりするのに必要不可欠だ。もし〈アイテムボックス〉がなければ、何十キロの水を背負って歩かねばならず、そんな冒険を想像しただけで陰鬱になる。マジ〈アイテムボックス〉神っす。


「ふわぁ、おはよ……」


 朝ご飯のハムが焼ける匂いにつられてか、藤吉がお腹をぼりぼりと掻きつつ眠たそうな顔で起きてきた。太刀丸はハム卵サンドをはふはふしながら食べている。僕も一足先に食事を終え、いまは沸かしたお湯でインスタントながらコーヒーを淹れて啜っているところだ。


「寝ながら考えてたんだけどよー、この先にまだエルフいんのかな? 追い付いちまったりしねえかな?」

「あるんじゃない? モンスターの遭遇率が低いのはどう考えても先行するパーティが倒してるからでしょ。向こうが苦労して進んでいる分こっちは早く進めるわけだし、そんなに距離はないと思う」

「今度こそ略奪するです」


 太刀丸がペロペロと手を舐めていた顔を上げ、物騒なことを言い放った。そんなことをすれば間違いなく険悪になるので、遭遇しないように願いたいが。


 六階層から道が分岐し始めた。砂を焼いて固めたような石造りの道が斜めに二本、枝分かれしている。


「片方からエルフのパーティの匂いするです」


 太刀丸を信じるならエルフのパーティの跡を追うこともできるが、道が間違っていれば折り返してくる彼らに遭遇する恐れがある。


「どっちに進むかな。エルフのケツを追っかける趣味はないから、できたら違う道行きてえけど」

「いや、彼らの跡を追ったほうがいいと思う。もうひとつの道は行き止まりだ」

「丸もそう思うです。この先、淀んだモンスターの臭いしかしないです。エルフの方は空気が綺麗です」

「動物の直観とうちの斥候が揃ってそう言うならそうなんだろうよ。モンスター無双して鍛えるのが目的でもねえしな」


 猿顔の藤吉が大仰に頷いてさっさと歩き出す。猿の野性の勘はどこにいったんだろうねと思わなくもない。

 六階層はゴブリンメイジなるゴブリン初の魔術師が登場し、広くない通路で大いに邪魔をしてくれた。最初に炎魔術を使わせてしまい来た道を返して逃げる羽目になってからは、太刀丸が率先してゴブリンメイジを瞬殺するようになった。詠唱を完成させなければ、ゴブリンメイジは初期のゴブリン並みに打たれ弱いこともわかった。


 七階層では、いよいよ迷宮らしい仕掛けが登場した。

 (トラップ)である。

 少し違和感のある石を見つけ、注意するように僕は伝えた。だが直後に戦闘になり、マッドラットに跨り武装したゴブリンウォリアー――ゴブリンライダーの突進を避けようとした藤吉が、注意してと言った石を踏み抜いてしまった。その石は単純に片足が嵌る程度の穴を隠していたのだが、戦闘中では片足分の穴が文字通り落とし穴になる。


「うおっ、いてぇ!」


 藤吉がバランスを崩して手を突いたところを狙って、ゴブリンライダーが三騎突撃してくる。藤吉ではゴブリンライダーの突撃を受け止めきれない。それが三騎ともなれば、藤吉は轢き殺されてしまう。

 通路の横幅を埋めるように突き進んでくるゴブリンライダーの正面に、僕は液体の入った瓶を投げつけた。仲間に「目と耳を塞いで」と呼びかけるのも忘れない。僕の奥の手のひとつはあらかじめ伝えてあって、太刀丸はすぐに反応したが、藤吉は忘れていたようで、こけおどし程度の爆発音と閃光が走るのを正面から見てしまったようだ。モンスターがたたらを踏んでいる間に、目を押さえて呻く藤吉を引っ張り上げる。


「だらしないなあ。注意してって言ったでしょ。何にも覚えてないんだから」

「うっせーなあ、目は前に付いてんだよ。下なんか見えるか。あー、ちょう涙出た」


 悪態を吐く藤吉はしきりに目を擦っていた。ちょっと泣いている。足を止めたゴブリンライダーたちは太刀丸の咥えた刃にかかり、いつの間にか全滅していた。


「こういうところで連携の未熟さが出るよね」

「丸は覚えていたです」

「えらいえらい。おサルさんのほうは忘れてたみたいだけど」

「うっせえな」


 罠の位置がひと目でわかるようなマークを付けた方がいいかもしれない。手持ちの材料では不足しているので、次回の探索では準備しよう。塗料の入った水鉄砲でも用意して「ここ注意!」とマーカーするのがいいか。

 七階層も半日かけて突破する。一度も袋小路にぶつかっていないということは、迷わず最短距離を進んできたということである。どうやったか先を進むエルフパーティもまた最短距離を選んでいる。途中、太刀丸でも判断が怪しい分岐点もあったというのに、結果的には道を誤っていない。

 それにしても一階層を攻略する時間がどんどん長くなっていく。最初は三日で十階層までいけるかもと楽観視していた藤吉も、さすがに現実を知って少し疲労感を滲ませていた。


 八階層に降りたところで、四日目の夜営である。スマホを見ればわかるが、不思議現象で迷宮内の時間は七時半からほとんど進んでいない。体感時間はちゃんと二十四時間ある。眠くなってくるし、疲労も溜まる。汗を掻いて臭くなるし、風呂に入りたくなる。

 他の生徒の進捗具合はどんな感じなんだろう?



128 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   τゅ→かさ→

   千ョ→臭ぃωた〃けと〃

   はゃ<帰りたぃなぅ


129 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   禿同

   返り血が地味にくちゃい

   なんで死体は消えるのに返り血は消えないわけ?

   運営仕事しろ


130 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   3日も風呂に入れないのきついよー

   濡らしたタオルで体を拭くだけとかそれどこの中世?

   月単位で下層を攻略してる先輩尊敬するわー

   自分もそうなると思うと絶望しか感じぬ……


131 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   それな

   男女で迷宮攻略とかラッキーすけべあるかもと思ったけど

   臭い女子はマジないわ

   幻想殺しさんだわ


132 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   男は全員滅べ(。・ ω<)ゞてへぺろ♡


133 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   マジサイテー

   男子屑


134 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   そんな悩める子羊たちに朗報!

   購買に売ってるスキルストーンに

   〈洗浄〉(税込2000円也)というものがあってだな


135 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   臭いや汚れヲ一発で落とすあれダナ

   日常系すきるナドくずすとーんダト思ったガ


136 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   やたーこれで汗の臭いともおさらばー

   やだー購買限定50個じゃないですかー


137 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   ……ガタッ!(女子一同)


138 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   いまうちらのパーティ内で本格的に撤退を検討中……


139 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   いつまでもぐじぐじ悩んでるがいいニャ

   アチシらはもう帰るニャ

   さらばニャ


140 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   ぁっUらもかぇるヮ→☆

   マシ〃疲労ハoネ→

   ハ〃ィヒ〃→☆★☆彡


141 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   なんだか攻略以外のところでつまづいてる気がするよ


142 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   これがリアル迷宮だな

   壁がヒカリゴケとか松明とかで照らされてる分、

   照明的にはかなり楽なんだろうけど


143 :名無しさん@ぼくたちルーキー:

   迷宮に対する覚悟の度合いが見えてくるよな

   初回アタックから十階層まで攻略したパーティは尊敬するわ

   いろんなもん犠牲にして進んでんだろうな



 五日目の深夜、ついに九階層に到着した。一階層を超えるのに一日がかりだ。

 四日目の途中でもう後戻りはできないことを認め、食糧と水の残存量を確認。ふたりの掌に乗るだけの食糧。ペットボトル二本を三人で分けねばならない事実。僕らは攻略できなかったときの未来を思って悲観した。

 背水の陣。

 前に進んで十階層を突破することだけを考えるようになった。十階層はそれ自体がボス戦闘エリアになるので、探索する必要はほぼない。だから九階層を突破することがなによりも重要なのだ。


 水も底を尽きかけているので、もう夜営はできない。どんなに体内時間が深夜を回っていても、寝ずに十階層を突破するしかなかった。それに加え、水を節約したことで汗を拭えず、大変なことになっている。僕と藤吉は口を開けば不平不満をこぼし、段々と無口になっていた。太刀丸は臭気を発する僕らにあまり近寄ろうとはせず、自分の足で先導するようにトコトコと歩いた。


 十階層突破は階層ボス撃破が条件だった。

 階層ボスを避けて次の階層に行ける迷宮もあるが、この〈盾浜迷宮〉は十階層ごとに下階に通じる部屋には必ずボスがふんぞり返って冒険者を待ちわびているそうで、撃破しなければ先に進めないルールとなっている。


 一年次の昇級課程で最難関と言われるボス戦闘。挑んだコースによって階層ボスが変わるため、正直ボス対策は何もできていない。一度失敗して死に戻りした場合、再度挑戦しても階層ボスは変わっており、いくら対応策を立てようが無駄骨になる可能性が高かった。それでもこれまでに蓄積された情報はあるから、念のために一度目を通してはいた。それがどれだけ頼りになるかは神のみぞ知る。


 九階層にもなると武装したゴブリンリーダーや、イノシシ並みの突進力を持つダークラット、吸血どころか肉を噛み千切ろうとするマンイーターバットなど、強化されたモンスターたちと次々と遭遇しこれを撃退しながら進んだ。

 眠気から集中力を欠くと大惨事である。三日目の夜から寝る間を惜しんで調合を続け、疲労回復、集中力アップ、体力回復、敏捷値アップなど、多めに持ってきた素材をすべて注ぎ込み、いまできる最大限のポーションを作成した。おかげさまで《薬術師》がLv.18になっている。

 それに加え、斥候役として先行し、三から四体の魔物を引っ張って戦闘に入るように仕向けた。それくらいならレベルの上がった藤吉や太刀丸は安全に倒すことができる。そのほかにも、罠が見つかればあえて作動させ、後ろからやってくるふたりが引っ掛からないように安全な道を作った。


 もはや体の疲労はピークを超えている。それでも進まなければ死んでしまう。誰も死に戻りなどしたくはないので、己のできる精いっぱいを果たすしかなかった。精神で保っているようなものだ。


 そして、ついに十階層へ通じる階段を見つけた。

 僕らは残った食糧を食べ尽くし、三等分した水を飲み干した。

 お互いに頷き合い、僕らは拳をぶつけ合った。もちろん白い毛並みがちょっと汚れてくすんだ太刀丸も、丸みを帯びた猫の手でちょこんと触れ合った。

 石造りの螺旋階段を何十分もかけて下りていく。ずっと斜めに降り続けるので平衡感覚とかおかしくなりそうだった。と、階段がついに切れ、通路が現れる。最奥である大きな扉の前に僕らは到着した。

 ゴブリンより一回り大きな、おそらく上級種のホブゴブリンの石像が、扉の左右に仁王立ちしていた。幅は五メートル、高さ三メートルはある重厚な石扉。物々しい雰囲気があり、この奥にボスがいることを嫌でも感じさせる。


「ついにきちまったぜ。正直疲れて指一本動かしたくねえけど、これってチャンスだぜ。オレたち十階層最速達成保持者になれるぜ」

「エルフのパーティがクリアしていると思うから最速ではないけど、それでも上位に食い込むのは間違いないね」

「丸はどうでもいいです。はやく帰って寝たいです……」


 太刀丸は口を開けてくわっと欠伸を漏らす。目も閉じていることが多く、どこか足取りがふらふらしている。眠ってしまう一歩手前だ。猫人族、というより猫の習性で睡眠時間が長いのだ。

 一日の間で活動時間は短く、授業の合間の休み時間も教室の後ろに設置された猫座布団で眠っている姿が良く見られた。休んでいる時間が短いほどモチベーションもコンディションも低下するために、太刀丸の戦力低下は避けられない。いつもなら一日の十六時間は寝ているのに、すでに二十時間以上寝ていないのだ、太刀丸なりに頑張っているのだ。


 休憩よりも一秒でも早く突破することを優先すべきだ。僕と藤吉は頷き合って、両開きの石扉に手をかけた。重い扉を押していく。ずずずっと石が動き、ひとがひとり通れる隙間ができる。太刀丸が足元をするっと抜けてボス部屋に乗り込んでしまった。僕らも追いかけて中に入る。円形の部屋には床や壁の至る所に、焦げ跡や抉られた戦闘跡があった。

 藤吉が盾と剣を構え、僕の前をゆっくりと進む。どこからボスが現れてもいいように警戒している。

 太刀丸が部屋の中央でちょこんと待っていた。まったく警戒しておらず、くわっと欠伸さえ漏らしている。


「ボスいないです」

「正面の扉も開いてるんだけど」


 階層ボスと戦わずして進めてしまうようだ。肩透かしもいいところである。

 ただ、よく見れば部屋の至るところに激戦の痕が残っていた。クレーターに抉られた痕など、ボス部屋の禍々しさが漂っている。


「なんかラッキー?」


 ほんとそれ。

 藤吉が儲けものだぜと喜んでいるが、ここでボスと戦わないで一年生の昇級ノルマを達成すると考えると、なんだか罪悪感が涌いてくる。他のひとたちは苦労してここを越えようというのに、自分たちだけ戦わないのはいかがなものか。


「いないもの、しょうがないです」


 全くその通りだった。


 先に進むと、更に小部屋があり、そこには休憩するエルフのパーティがいた。僕たちは誰もいないものと思っていたので、藤吉とふたりぎょっとする。太刀丸は眠そうに目を瞬かせており、誰がいようがどうでもいい様子だ。

 九頭龍村が壁に寄りかかり、無骨な槍を抱えて立っている。彼女は竜人族であるため肌に鱗のような光沢がある。濃紺のストレートの髪は、まるで朝起きて髪を整えた後のように綺麗に跳ね毛もなく艶を維持しており、僕はそのことにちょっと驚いた。僕らはまるで浮浪者のように小汚いというのに。

 鋭い目つきはじっと僕たちに向けられており、何かあればすぐに自慢の槍が僕たち目がけて飛んできそうだ。

 彼女の足元には海姫族(セイレーン)のハーフにして一組の委員長、西蓮寺彩羽が座り込み、なぜか長耳に黄金の髪を持つイケメンエルフ、エルメス・アールヴが西蓮寺の膝を借りて丸くなっていた。いや、休憩中なのはわかる。ただ親指を咥えて目を閉じている姿が気になっただけだ。幼児プレイだろうか? ただ、これは触れちゃいけないやつだと直感で思った。

 僕らが彼らと十分な距離を置いて部屋を抜けようとしたところ、自称古代エルフさんちのエルメスさんがカッと目を開いた。ぎょろぎょろ動く目が僕たちを捕え、ぎろりと睨んでくる。


「あ、や、すみません、お取込み中」

「さっさと行け」


 九頭龍村は鋭い眼差しでこちらを見つめていたが、張りのあるアルトボイスと手をしっしっとやって追い払う素振りをしてきた。あ、よかった、なんとか通り抜けられそうだ。西蓮寺さんは苦笑を浮かべて和やかな空気だった。その膝元がちょっと怖くて見られないが。


「おうベイビー。邪魔したぜ」


 藤吉の猛者を恐れぬこの物言いが悪かったのだと思う。

 西蓮寺さんの膝からおんおんと恨み節が上がっている。

 あ、やっちゃったなと思った。僕はすぐさま藤吉を小突いた。

[ファンタジー高校生の日常 人物紹介編6]


名前 / 西蓮寺(せいれんじ)彩羽(いろは)

年齢 / 16歳(5月22日)

種族 / 海姫(セイレーン)族(ヒト族とのハーフ)Lv.30(※種族レベルは職種レベルの合計値)

職種 / 治癒師(ヒーラー)Lv.18 歌姫(ディーバ)Lv.12 

ポジション / ヒーラー


HP:320/480(+160)

MP:300/300

SP:150/150


STR(筋力値):24

DEX(器用値):166

VIT(耐久値):62

AGI(敏捷値):85

INT(知力値):420(+300)

RES(抵抗値):211


《治癒師》 治癒Lv.10 毒回復Lv.8

《歌姫》 愛の歌Lv.6 戦の歌Lv.6

パッシブスキル / アイテムボックスLv.1

種族スキル / 人魚姫の歌声Lv.20


 一組の委員長。深海のように深い青色の髪。波打つさまが海藻みたい、とは絶対に言ってはいけない。人当たりがよく誰にでも優しい性格。手持無沙汰だと鼻歌を歌っていることが多い。エルフのエルメス・アールヴとは学校以前の知り合いのようで、周囲に険を振り撒くエルメスが唯一気を許す人物。エルメスがエルフで性欲に無関心な種族であることから、そこに男女の関係はないようだ。本人はいつも微笑を浮かべて、明言を避けている節がある。

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