第1階層 迷宮高校のホームルーム
9/23より投稿開始です。
学園青春迷宮冒険群像活劇的ななにか。
二作目よろしくお願いします。
あと一作目『異世界生活は落ち着かない』もよろしくお願いします。
「こォォォのバカモンがァァァァ! ポーションは低レベルでも常時三つは持っておかんかぁ! 不測の事態にまずポーション! 常識じゃろうがボケェ!」
私立盾浜高等学校。
今日は持ち物検査の日――
全寮制の僕らはそれほどおかしな持ち物を持てるわけじゃない。
寮内でも抜き打ちで部屋チェックがあるから、成人向け雑誌など持ち込みようがない。
だが――
「薬草だぁ? おまえガッチガチの前衛職で調合出来んじゃろが! 素材だけ持ってても仕方ねぇんだよボケェェ! しかも萎びて効果半減って、どぉいうことじゃアホンダラァァァァッ!」
だから今朝の検査は、学校生活において不要とされるものを調べるためじゃなくて、必要なものをちゃんと常備しているかを抜き打ちで調べるためのもの。朝から昇降口前に長机を並べて、カバンの中身をひとりひとり広げている。
列を見るなり寮に取って返す生徒もいる。
ちなみに学校敷地内に建てられた寮まで走って五分。
始業のチャイムを考えると、往復に余裕はあまりない。だから売られる前の仔牛のように諦め、項垂れて大人しく沙汰を待つ生徒もちらほら。
「漫画ぁ? そんなもんどぉでもいいんじゃ! 携帯武器がひとつもないとはどういう了見じゃ、言ってみろやァァァァ!!」
遠くの長机から体育教師の怒声が飛んできて、ビリビリと空気を震わす。ついでに生徒の所持品である漫画もビリビリと破られた。
気の弱い生徒なら声だけで失神して担架で運ばれそうだ。
ついでにこの学校は“体罰”で教員が咎められることはない。教員は生徒・保護者より圧倒的に立場が上という異色の校風だった。教員=神。生徒=ゴミ。人権はない。
「まぁた怒ってるよ、トラブタ先生」
僕の後ろで待つ生徒――同じクラスの藤木藤吉が白けた顔をして言う。
彼はサル顔で、本当に猿の血が混じっている。
あとバナナが好きだ。今ももむもむと食べている。
トラブタ先生とは、本名虎牟田五十六という、顔面に走る縦二本の傷が堅気には見えない巨漢であった。角刈りに熊を射殺しそうな眼光。それに恥じない、顔の傷は竜種と戦ったときの勲章、という伝説も残している。
僕から見れば前時代的な暴力教師で、卒業生百人がお礼参りで不意打ちを仕掛けるも、すべての必殺攻撃をその身に受けてなお、全身血だらけになりながら仁王立ちした本物の漢である。
熱血で芯が通っていて頼りになる教師なのだろうが、いつも汗臭くて口うるさく、細かいところでねちねちしていてすべてを台無しにしてるんだよなあ……。
「あの列に並ぶ奴がバカなのニャ。話のわかる茉莉花先生や八ツ俣先生を選ぶべきニャ」
藤吉の更に後ろ、隣のクラスの三ヶ尻里唯奈がにゃーにゃー言いながら学生鞄の中身をカゴにぶちまけている。
にゃーにゃーさんは頭が緩いわけではなく、猫獣人である。彼女の頭の上でピクピク震える青灰色の猫耳は自前だ。
猫が猫らしく喋っているから僕としては変に思わないが、猫そのものの男友達は、「語尾に『にゃ』を付けるとか媚びてるとしか思えないです、頭おかしいです」と言っている。猫事情も複雑らしい。
でもまあ、制服に猫耳、スカートの下から垂れてふらふら揺れる猫尻尾は可愛いからいいと思うんだ。興奮すると尻尾がぴんとなって、たまにスカートがぺろんとめくれるところとか。
「あたしなんか武器も防具も重たいから部屋に置いてきたけど、茉莉花先生の列だからどうにでもやりようがあるニャ」
「オラァ! そっちの列のヤツらぁ! オレが見てないからって余裕ブっこいてんじゃねぇだろうなぁ!」
虎牟田先生が吼えた。のしのしとこちらの列にやってきて、茉莉花先生と何やら話し合った後、二人の教師は列を交換した。
青い顔をしたのは大丈夫だと思ってにやにやとふんぞり返っていた里唯奈を含む、検査に引っかかる自覚のある生徒たちだろう。
もちろん僕は平気だ。虎牟田先生が苦手な斥候職だから、装備品に口を出されることはない。
常備を義務付けられている携帯装備もちゃんと充実している。
どこからどう見ても普通にしか見えない僕が引っかかる理由がない。
「今から列を変えた奴は後ろ暗い理由有りと見て問答無用で指導だからなぁぁぁぁ!」
「ひぅ!」
列を変えようとこっそり荷物をカバンに詰めていた里唯奈が喉を締められたような声を漏らす。
「おいコラァ! 持ち物検査でバナナ食ってんじゃねぇ!」
「うぐっ!」
藤吉が喉を詰まらせ、里唯奈が泣く泣く指導を受けた以外、朝の検査は平凡に過ぎていった。
藤吉のバナナを食べる理由が、俺っちのアイデンティティーなんす、と虎牟田先生に言い訳して鉄拳制裁を喰らっていた姿は笑えた。この学校には“体罰”はなく、すべては愛ゆえの“指導”なのだ。
四月に高校入学して、半年が経っていた。
そろそろ学校生活にも慣れてきた一年生の僕らには、とある課題が出されることになると、いまかいまかと心待ちにしていることがある。
「ホームルーム始めますよー。みなさん席についてー」
朝の予鈴の後、教壇に担任が立った。クラスを見渡し、欠席者がいないのを見ると、八ツ俣初巳先生は嬉しそうにうんと頷く。ちょっと可愛い。
「十月は風邪のウィルスが蔓延しますから、うがい手洗いをてってーしましょうねー。おててをてっててー♪」
「やっちゃん先生頭わいてんの?」
「わいてませんー。そういう酷いこと言うと、私は許しても頭のお蛇さんたちは許してくれませんよー」
八ツ俣先生の頭には蛇がうようよ蠢いている。八つに結ったと思われる髪束。それらは八匹の蛇からなり、思い思いにうねうねしていた。いまは席に着いた生徒たちを威嚇するように、シャーッと唸っている。
八ツ俣先生は蛇頭種という名の怪物先生である。物腰の柔らかいところは人気だが、彼女の“指導”もまた虎牟田先生に引けを取らないエグさがある。足だけ石化して床に固定。椅子を引き抜いて空気椅子で一時間授業を受けさせたこともあるのだ。
僕の隣の鬼人族の霧裂姫叉羅がつんつんと肩を突いてくる。
「先生って元からふわふわキャラだけど、歳取って親父ギャグでも習得したのかなあ」
「ふわふわキャラと親父ギャグって、マシュマロを脂ぎった豚骨スープに付けるようなものだよね」
「あー……なんとなくわかるかも。絶対組み合わせちゃいけないやつ。あたいぜってー食えねえわ。というかやっちゃん先生、実年齢三百歳って聞いたことあんだけど、あのキャラはないわー」
隣で声を潜めてがはがは笑っているが、彼女の名誉のためにフォローしておくと姫叉羅はクラスでも上位の美少女である。
鬼人族は人族より頭ふたつは高い。女子でも。見上げんばかりの身長ゆえに、姫叉羅の席の後ろの気弱な吉田くんがいつも板書に苦労しているが、彼女は大雑把な性格なので気づいてあげることは今後もないだろう。
その身長がアダとなり告白してくる男子は皆無だそうだ。見た目は可愛いのに。それを損なって余りある性格の男っぽさが問題だけど。確かこの間、廊下で肩をぶつけてきた隣のクラスの男子を、二階の窓から外に放り投げたらしい。膂力に自信があって、豪快なところもある。乙女はどこへ行った。
あと鬼人族は額に角が生えている。額に一から三本。姫叉羅は二本、親指程度の角が左右のこめかみからニョキっている。
「……それと、マタンゴの胞子もよく飛ぶ季節ですから、毒消し薬は常備しておきましょー。マスクして予防するのもアリですねー。特に、今日虎牟田先生に常備品の未携帯で指導を受けた皆さんは気を付けておきましょー」
「あばばー」
虎牟田先生にしばかれた藤吉が、横で頭を抱えて天井を仰いでいる。
まあここまでは業務連絡だ。クラスはなんだかそわそわしている。それを察して先生も、にこりと笑った。気のせいか、先生の頭の蛇たちも嬉しそうに揺れている。
「えー皆さん、たぶん噂で知っている人もいるかと思いますがー……今月からなんと、迷宮攻略が解禁されます。わーパチパチ」
「「「「「「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」」
「きたきたきたー!」
「迷宮★ 迷宮★ MEI・KYU!」
クラスは湧いた。
今日この日のために倍率二十倍を超える難関入試を潜り抜けて、この盾浜高校――通称《迷宮高校》に入学してきた連中である。
全員ヤル気である。漲っている。隣のクラスもその隣からも、似たような歓声が聞こえてくる。
担任の八ツ俣先生は細身で色白なおっとりタイプである。胸の前で小さくぱちぱち手を叩く姿があざとくないキャラだ。三百オーバーの年齢を考えるとあざといのかもしれないが。
もし先生の髪がうねうねせずシャーと鳴かなかったら、普通の男子生徒からかなりモテたことだろう。虎牟田先生は屈強なオークの様だがあれで人族だ。八ツ俣先生のような蛇頭族など、この世界には異種族が多数暮らしている。そのために偏見は少ないが、不意打ちのキスをしようとして蛇に噛まれる危険は誰も冒したくないだろう。
「まあまあ、説明するから落ち着いてー」
「うおー!」
「やっふー!」
「先生の話を聞いてー」
「URYYYY――!」
「ヘイヘイ! ヘイヘイヘイ!」
「もー、知らないんだからねー。〈石化〉ー!」
先生の八つの蛇が同時にしゃーっと鳴き、十六対の蛇目が赤くぴかった。
机の上でケツを振って踊っていた藤吉がカチコチに固まり、姫叉羅が机を持ち上げている状態で固まり、鳥人の男子生徒は天井付近でバサバサしていたが墜落した。その他にも先生の話を聞いていなかった連中は軒並み固まった。ところでなんで机を持ち上げてるの? 姫叉羅さん。
やろうと思えばこの先生、〈石化の蛇眼〉を選別して使うことができる。穏やかな性格なので忘れがちだが、実力は底知れないのである。
「静かになったから続き話すねー」
石化は体が石になるものと、金縛りだけのものがある。八ツ俣先生はどっちも使えるが、今回は後者である。前者は意識まで石になってしまうが、金縛りだけだと体が動かせないだけで意識はある。完全に石になっていたら、鳥人の烏野君は落下して粉々に砕けている。
まさにうるさい生徒を黙らせるのに都合のいいスキルだ。ちなみに使い分けのできる〈石化の蛇眼〉は八ツ俣先生のユニークスキルである。
それと金縛りに遭った生徒はずっといまの格好のままなのでかなり恥ずかしい。
姫叉羅嬢はこっちに向けて片足を椅子に乗せて立っているので、横を見ればむっちりした褐色肌のふとももの奥、なかなか大人な下着が見え隠れしていた。男っぽいとか思ってすみません。中身はすこぶる女性だった。
姫叉羅の顔を見ると、瞳だけ動くのかばっちりと目が合ってしまった。僕は下着に目を向け、もう一度姫叉羅の顔を見る。目がうるうるしていた。泣きそうになっている。ごめんよ、もう見ないから。
「みなさんには十階層までの攻略をしてもらいます。期限は一年生が終わる三月末まで。パーティは最大三名。初期メンバーから何度替わろうが自由です。要はゴールに着ければ過程なんて評価しませんからー」
「普通の教育者なら過程を評価してくださーい」
「却下ですー。一応迷宮内の行動はすべて記録されますけど、まあ一人前の冒険者は全部自己責任ですから、装備品を略奪されても苦い経験を学ぶ場だと思ってくださいねー。ただし、他人の足を引っ張るばかりで度が過ぎるようですとペナルティですよー。でもばれなければ犯罪じゃないんですよー」
記録されてるならばれてますよ、先生。教職員には記録が筒抜けだけど、生徒たちの間で悪評を広めるな、という意図があるのだろう。襲うなら後ろから、正体を見られないように、ってか?
「やってやるです」
僕の前の席の机の上で、ぐっと白猫が猫の手を丸めて気合を入れていた。彼、まるきり四足歩行の猫。猫獣人と呼ばれ、僕の友人である根来太刀丸。そこらを歩いている野良猫が二本足で立ち上がったような姿で授業を受けているので、机の上にさらに彼専用の机と椅子が用意されている。忍者に憧れるピュアキャットである。よくささみを餌付けしている。
太刀丸は上半身だけ詰襟の学ランを着ている。まあ猫だから服なんていらないが、そこには彼なりのポリシーがあるのだろう。
ちなみにこの学校は多種族が通うので制服は自由だ。僕は紺のブレザー、藤吉は白の学ラン、姫叉羅は黒とピンクチェックのスカートにピンク地のシャツを着て、赤いスクールネクタイを緩く締めグレーのカーディガンを腰に巻いている、角さえなければどこからどう見ても普通校の女子校生姿。私服姿で歩いているやつも多いが、女子は各々の嗜好を凝らした制服で、そういうところもこの学校の人気のひとつだった。
「先生、ばれなければ別パーティから窃盗もありです?」
「ありです。でも殺しはやめてねー」
「しないです。忍者、殺ししないです」
いやするよ? とみんなが思った。ニッポンの暗殺者兼隠密がいわゆる忍者だよ。
クラスメイトの大半が太刀丸のパーティと迷宮でエンカウントしたくないなと思った。出遭えば不幸と思って諦めるしかない。忍者に憧れる太刀丸さん、クラスイチの敏捷性を持っている。おまけにスキルを用いた隠密行動が得意なので、出遭ったが最後、泣き寝入りは必至である。
「あとですねー、十階層まで攻略した生徒は、攻略していない他の三人組パーティに一度だけ参加できますー。これは攻略に難渋する子向けの救済措置ですー。パーティメンバーが支援系で固まってしまった場合、戦闘は厳しいですからねー」
担任の八ツ俣先生が黒板にでかでかと“十階層攻略 難易度F級”と書く。
一年生の冒険者ランクは全員G級から始まるので、一年生の進級課題は一級ランクが高いことになる。雑魚モンスターを倒せてG級。十階層突破でF級ということだ。
ランクを上げる方法は他にもいくつかあって、月末に行われる個人戦や、上級スキルの取得など個人の努力でどうにかなるものや、体育祭や文化祭などによるイベント、部活動の貢献度で昇級が可能だ。
しかし勘違いしてはいけないのが、この階級は迷宮学校のみの評価であり、高校を卒業していわゆる迷宮探索者の職業に付く際には、またG級からの扱いになる。迷宮学校は全世界の迷宮攻略から見るとチュートリアルのようなもので、それだけ外の迷宮は過酷を極めるということに他ならない。
「去年は留年が十五名出ました。もちろん死人はいません。全員時間切れですね。メンバー内で揉めた挙句、喧嘩別れ。期日が近づくにつれて焦りも増え、ついにはソロ攻略に挑んじゃった生徒もちらほらいましたー。もうボロボロです、ボロボロ」
先生が悲しげに呟くと、頭の蛇たちも力なく項垂れた。
「センセー、ソロ攻略もありなんか?」
「規定上は問題ありませんよー。パーティメンバー最大三名が上限となりますので、ソロでもタッグでも攻略できればいいのですー。過去にもソロでクリアした子は何人もいますがー……」
八ツ俣先生は含みを持たせてトーンを落とした。心なしか八匹の蛇が息を呑んでいる。
「ソロでクリアした子はー、そのー……なんと言いますかー、仲の良い子があまりいないというか、なんというかー……そう見られてしまう傾向にあるようで……その後の攻略でもパーティをあまり組んでもらえないことが多くー……先生はあまり推奨しません」
「それ遠回しなボッチゆーとるやん」
「ぼっちは先生嫌ですー。みんな仲良くがいいですー」
ソロ攻略はどうやらぼっち認定されるらしい。それは嫌だ。
中二病の心があればソロ攻略もありかもしれない。全身黒装備にするとか。二刀流にするとか。眼帯オッドアイに包帯や魔剣。いろいろだ、いろいろ。
ともあれ、パーティ三人の上限は上限というより、協調性があるかどうかを試していると見るべきであろう。十階層を攻略したひとをひとり追加して四人攻略ができるのだし。十階層まで攻略できれば、その後は最大六人パーティを組んで攻略に挑めるようになる。協調性がうまくいかないとパーティは崩壊。最悪タイムリミットで進級ならず、ということになるようだ。
このクラスにも去年の一年生がふたりいる。
四月からこちら、そのふたりはあまり周囲と関わろうとせず拒絶の壁を張っているので、最初は留年であることを引きずっているのかと思ってみんな触れないようにしてきたが、どうやら理由は別にあったようだ。留年生には留年する理由があったようで、先生の話に妙に納得してしまった。というかひとりは全身黒づくめの魔女っ娘装備。もうひとりは包帯と眼帯をして魔剣二刀流の痩せ男なんですが……。業は深そうだ。
「今日は通常授業を午前まで。午後から選択授業ごとに分かれてお話があるそうだから、忘れず教室移動してねー」
そう言って八ツ俣先生はひらひらと手を振り、出席簿を胸に抱いて教室を出ていった。
だがすぐに引き返してきた。
「ごめーん。魔眼解くの忘れてたー」
お茶目な担任だ。これをお茶目と流せないで、高校生活は送れない。
[ファンタジー高校生の日常 人物紹介編1]
名前 / ????? 〈主人公〉
年齢 / 15歳(2月6日)
種族 / 人族Lv.??(※種族レベルは職種レベルの合計値)
職種 / 斥候Lv.3 薬術師Lv.4 ???Lv.?? ???Lv.?? ???Lv.?? ???Lv.??
ポジション / ヒーラー
HP:65/65 (補正+??)
MP:40/40 (補正+??)
SP:20/20 (補正+??)
STR(筋力値):20 (補正+??)
DEX(器用値):89 (補正+??)
VIT(耐久値):23 (補正+??)
AGI(敏捷値):79 (補正+??)
INT(知力値):67 (補正+??)
RES(抵抗値):219 (補正+??)
《斥候》気配察知Lv.2 忍足Lv.1
《薬術師》調合Lv.1 調剤Lv.2 品質+Lv.1
パッシブスキル / ??? ???
種族スキル / ??? ???
主人公。比較的ツッコミ役。周りに無茶するやつが多いので自然と面倒見のいい女房役に。一部明らかになっているステータス・技能を見てわかるように前衛系ではない。むしろ戦闘力はお粗末でまったく役に立たない。補正値は装備品・ステータスアップのスキルに該当。主人公らしく誰にも言えない秘密を抱えている模様。