-No.5-魔法世界の旅
三連弾の一話目です。
ここからは魔法ファンタジーになりますがご付き合いください。
未来都市フェアリにやってきた悠介達に待ち受けているのは?
彼らに待ち受けていたのは壮大な滝だった。街長は解ってて悠介たちに言ったのだろうか。その滝は水しぶきをあげて落ちてくる水を飲み込んでいるようだった。
──滝に落ちたら、船は少なくても粉々になるな
そんな事を思っている内に既にボートは滝の空中を浮いていた。そして4人の絶叫と共に船は滝の底へと落下した。
悠介が目を開けると眩しい日差しが入るそしてもう一度目を閉じ再び目を開けると砂浜らしき所に倒れていた。
──あの滝から漂流してここにたどり着いたのか。
上体を起こして辺りを見ると3人は悠介が起きたことに気がついたようにこちらに寄って来た。
『気が付いたか、どうやら俺たちは幸運にかフェアリの砂浜に着いたようだ』
エルシオの説明を聞きながら、見回すと街長の言うとうり巨大なとても清んでいる湖に囲まれた島だった。ここは砂浜らしく中心を見ると森林がたたずみ何やらその奥に大きな建物が見える。
『この街は他の街と比べて魔法がとても盛んで建物も技術がとても高い都市と書いてあったわよ』
リーナが昔読んだ本の記憶を辿りながら言う。
『取り敢えず、都市に向かおう』
そして、4人は鬱蒼とした森林の中へと足を踏み入れていった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
その頃、フェアリの中心に佇む巨大な建物の最上階の都市長の部屋で2人の男が怪しげな会話をしていた。
「計画はどうなった?」
『はい、順調に事が進みワズリアの街長を殺しました。そして、1人なぞの少年がいますが4人はこの都市の端の森林を進んでいます』
「良くやったレイゼル。その4人がこの都市の門に来たら通して都市を完全封鎖し包囲しろ」
『かしこ参りました。それでは失礼します』
レイゼルと呼ばれる男は一礼すると部屋を去って行った。廊下を歩きながらレイゼルは呟いた。
「もうすぐで全ては俺たちのものに」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
4人はフェアリの門の前に立っていた。そして唖然として上を見上げている。その視線の先には地に垂直に立ち到底登りきる事などできない分厚い鉄の壁があった。その壁は都市を円状に囲み入り口はただここだけだった。まるで猛獣の口の中に入ったが最後の様に。そして門には2人の鎧を纏った剣士が警備をしていた。その立ち姿と言え恐らく都市の精鋭だろう悠介はおもった。
「すみません、このフェアリに用があって来たんですけど」
『出身と名前を拝見する』
そして3人はすんなり通り悠介も何とか通った。4人は思ったよりすんなりと通れたことに拍子抜けしそして頑丈な鉄の扉は音を立てながらゆっくりと開いていった。4人は警備員と巨大な壁に暗いイメージが合ったがそれは憶測に過ぎなかった。中は外見とは対照的に中はレンガ造の家が広がり歩道はワズリアの様に石畳だった。そんな都市に人は溢れ野外販売やオープンテラスのカフェなどでとても活気があり賑やかな場所だった。唯一外見と期待を裏切らなかったのは真ん中にそびえ立つ黒曜石で作られた塔と数人筋肉が発達し大剣を背中に備える見るからに危険そうな人々が何人か歩いていた。4人は外客が少ないのか妙な視線を感じながらも黒曜石の建物を目指すのが筋だと思い向かっていた。そして奥にはもう一つの小規模だが外枠の壁と同じような鉄の壁が姿を表した。そこは門などは無くそのまま通り過ぎた。しかし、第二の鉄の壁を超えてから歩くに連れ人々は少なくなるが逆に荒れた廃墟の様な民家に見た感じかなり荒れている人々の溜まり場と化していた。だが面積が広いのか目的の建物とはまだ遠い場所だった。すると、4人の目の前に20人はいるだろう集団に囲まれた。そしてそれらの集団を率いているだろう1人の男が此方にやって来た。
『お前ら、この街じゃ見ない顔だな。外客か?』
「俺たちはある事について調べにここに来た」
『ふぅーん、お前らどこの出身だよ?』
「ワズリアだ」
『ワズリアだぁ? 聞かねぇえな。お前らここが何処か解ってんのか? 魔法は一流の都市だぞ。そんな名もわかん無い様な雑魚どもはこんな所にいちゃいけないな〜』
悠介は歯を噛み締め殴り掛かろうとするが何とか自分を抑えた。
「俺ら急いでるからそこ除けてくれないか?」
『オイ! 雑魚がそんな口を聞くのか?』
とうとう悠介だけでは無く4人全員の
堪忍袋の緒が切れた。そして性格が変わったような口調で言った。
「身の程をしらぬ愚か者が地獄に落ち悔い改めろ」
そして4人は一斉に攻撃を仕掛けた。まずは悠介が腰に付けていた【超聖星剣】を引き抜き天に掲げる。すると無意識に技が発動する。
剣を掲げた真上の曇天の空に丸い大きな穴があいたかと思うとその穴にめがけて突如、太陽が姿を現し接近してくる。その太陽は灼熱の炎は荒々しく燃え盛り龍のごとく炎は飛び交っていた。その灼熱は地にいる人々まで届き暑さを感じさせる。そして太陽のプロミネンスの一つが剣に向かって降り注ぎ巻き付いたと思うと炎は漆黒の黒に変化した。悠介はその剣を腰に構えた。そして集団の1人が言う。
『こ、これはっ、昔【超聖星剣】と言う剣を使い伝説と呼ばれた“不滅神アーサー”の二つ名で呼ばれた男が使っていた剣と技に違いない。あれを喰らったらひと溜まりも無いぞ』
さっきまで威勢のあった顔つきはどこに行ったのか今は恐怖に歪んだ顔でしかなかった。そして20人は一斉に都市のあらゆる所に散っていった。悠介は剣を振り払い技を使わず腰に戻した。いつの間にか太陽も消えていたが空の曇天は無くなっていた。空はもう夕方に成っていていた。
『悠介、凄かったね今の。エルシオとがうすもそう思うでしょ?』
2人は愕然としたまま反応すらしなかった。
「今のは無意識に発動したんだ。それで街長ってその伝説とやらの“不滅神アーサー”だったのか?」
『それは私たちも、驚いた事実だったわ。街長からは何も聞かされていなかった。きっと知られたくない過去だったんだね』
「そうなのか。それより今日はもう日が沈むから宿で休もう」
3人は賛同して宿で休む事に成った。宿は勿論レンガ造で中は、薪で燃える火の暖炉に開放感あるロビーに部屋は1人でベットとテーブルが一つ置いてありシンプルだが値段は安かった。しかし、運悪くも3部屋しか無く悠介とエルシオは同じ部屋で一晩を過ごすことになった。4人は朝にロービー集合と言う形で自由に行動できた。同じ部屋の2人は風呂も食事も常に共に行動し時間は過ぎていき他の人は就寝に着いた頃。部屋で2人はランプに明かりを灯した。2人の残像は壁に映し出されながらもゆらゆらと揺れる火に消えたり見えたりしながらする部屋の中で話した。
『【ソウルライズ】の話だけど悠介のこの前のCadiaの奴と戦った時の邪悪なオーラと鎧の彫刻と戦った時の光のオーラの能力って何故、光と闇の2種類にばらつきが有るのか分からないけど多分【ソウルライズ】だと思う。俺も一度だけこの能力が宿った事が有る』
「そうか、俺も薄々気がついていたけどそうかもな。でも気がかりな点がある。俺が地球で調べ上げたデータは人間つまり地球に生きる俺たちの存在の能力と書いてあった」
『それもこのたびの最終目的の宇宙の情報収集と探求者を探す事を成し遂げれば分かるはずさ』
「だな。それじゃあまた明日お休み」
そして2人は目を閉じて眠りに身を委ねた。
次回から戦闘が増えてくるのでお楽しみに。




