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赤い毛糸事件⑦〜雲形(くもがたち)組事件①

次の日、岸田はみんなの前で謝罪し、それから学校へ来ることはなかった。岸田は諸事情で転校したということになった。この件に対し星野はなにも言及していなかったが、元気そうな亀田くんといつも通りの佐伯がいて、この件は終わったのだなと思った。しかし放課後になるとこの前の事件で問題児として扱われていた佐伯が私たちの部室に訪れていた。


「佐伯、だね。君のことはよく知っているよ。僕は噂や人の話すことに敏感だからね。今日はどうしたんだい?」すると佐伯は椅子に座り目の前の探偵に質問をした。


「この前の岸田のやろうの事件はあんたが解決したって聞いたが本当か?」この言葉を聞き私は亀田くんが何かしらこの部の評判を上げるため言ってくれたのだろうと思った。


「ああ、間違いないよ。僕が解決した。その後の転校などの行動は指示してないけどね。」

「そうだったのか。では俺の依頼は今引き受けられるか?」

「まあ、内容によるがね。何があったのか聞こうじゃないか。」星野がそう言うと佐伯は深く押し黙り言葉を選びながら事件を詳細に伝えようとしていた。

ここで私は彼の目つきは鋭くガタイもよいが意外と端正な顔立ちをしているなと思った。ただ、怯えるのもわかる。何かしら殺気のようなものがいつも漂っているからなのか。なんてことも思った。。


「こういうのは何だがかなり危ない相談になるが、俺の友達について調べてほしいんだ。」

「そうかい。でもなんでここに頼むんだい?」

「その友達ってのは別の学校のやつなんだがかなり危ない薬と組織に関係を持ってるっていう噂があるんだ。それで俺だけじゃ頭も切れねえし探偵の力を借りたかったんだよ。」

「なるほど、それならやってやろうと思うが、流石にこちらの命の問題もある。報酬も高くつくよ。」

「ああ、部活だから金銭は受け付けないと言ってたがこればかりは流石にだよな。いくらだ?」と佐伯が気前よく尋ねると星野は手を前につき出し


「いやお金はいらないよ。ただ君の自慢の力で僕たちに協力してほしい。これからも。」なかなか大胆な要求だと思ったが佐伯は笑いながら


「そんなことでいいなら何でもやってやろう。契約成立かな」と言った。こう見ると佐伯という男は噂が先行しているだけで意外と悪いやつではないんじゃないかなんてことも思った。

登場人物紹介

岸田(きしだ) (けん)

赤い毛糸事件犯人。クラスの空気を乱す佐伯が憎くてクラスから追い出そうと計画。事件後に転校している。

佐伯(さえき) (しょう)

2年E組の暴れ者。周りからは不良と言われ孤立しているが男気があり一部からは人気がある。

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