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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第7章 リオの帰郷とアキ最大のピンチ!

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7-1.暴走するハンティング家

 本日は備蓄していたレトルトカレーが切れたので、商船三井さんふらわあ様のさんふらわあくれないに別府観光港から乗船し、海上から投稿してます!

 

 本作でも第2章で、若干フィクション交えてますが登場しております。

 大変素晴らしい船ですよ!明日の朝も船上から投稿します。

 ※宣伝のつもりはないです。ただのファンの1人です。知り合いに社員がいるだけで、『個人的』に許可をもらってるだけです。

 レジストの集落に着いてリオの家に行ったら、リオのお母さんが大暴走し始めた!

 

 なんとかボクが男で結婚なんてできないって事を伝えないと!!

 

 

「あの~、リオのお母さん。取り乱されてるところ申し訳ないんですけど、ボクはアキと言いまして、実は男なので結婚は無理なんですけど···」

 

「ペラペラペラペラ、···え?···男の子?···おとこ···のこ?あらあら、やだわ~。そんなわかりやすいウソついちゃって!おばさんを騙そうったってそうはいかないわよ?どう見たって女の子じゃないの?いくら初めて旦那の実家に来たからってそれに恥ずかしいからってそんなウソはついちゃだめよ?あと『お母さん』なんてよそよそしい呼び方はしないで『イアさん』って気軽に呼んでくれればいいのよ?これからうちの家族になるんだから遠慮しちゃダメよ!ああでも!うちは狩りの一家だからそれなりに強さが求められちゃうのだけど大丈夫かしら?リオくんは力が弱すぎて狩りに向いてなかったから引きこもりがちだったけどあなたもそうなら家事ぐらいは手伝ってほしいわね!魔獣の素材剥ぎはできるのかしら?いつも私ひとりだけでやってるから手伝ってくれる家族が増えるのは非常に助かるわね!リオくんも狩りに出かけないなら夫婦そろって素材剥ぎを手伝ってくれると母さんは嬉しいわね~。あとは···」

 

「···リオ、お母さんに話が通じないんだけど、いつもこうなの?」

 

「あー、こうなるとしばらくはムリダナ。やっぱり親父や兄貴たちが帰ってくるまでは放置しておくといいぞー」

 

「···そうなんだ。しかし、すごいね。よくここまで噛みもせずに早口で喋れるなんて」

 

「う~ん、すごいのかよくわからないぞー。ただ単に落ち着きがないだけだと思うけどなー」

 

「それで済みそうには思えないんだけどね」

 

 

 そうしているとボクの後ろに誰かがやってきたんだ。もしかして帰ってきたのかな?

 

 

「おう!ただいまー!!って、お客さんかなー?···え?もしかしてリオかー!?えらい小さくなってるけど、どーなってるんだー?」

 

「何やら母さんがいつも通り騒々しいな。って、リオ!?帰ってきたんだな!って小さくなってるー!?」

 

「今日は疲れたぞ~。ギア兄もジン兄もペース早すぎるんだよぉ~。あれ~?リオ?それに人がいるけど、誰だ?」

 

「···帰ったぞ。···リオか?···元気そうでなによりだ。そちらの女性(・・)はどちら様だ?」

 

「ペラペラペラペラ···、あらみんなお帰り!今日もお疲れ様でしたね!そうそうリオくんが帰ってきてね。しかも結婚して(・・・・)かわいいお嫁さんを連れてきたのよ?人族だったのはビックリだったけど家族が増えるのはうれしい事よね?一緒に狩りはいけないだろうからリオくんと一緒に家事と素材剥ぎをお願いしようかな?と思ってるのよ!そうそう!リオくんったら私たちに何にも知らせずに結婚したからお相手の親御さんに私と父さんとギアくんはあいさつに行かないと失礼になっちゃうわ!明日朝一で街に行って人型の礼服を仕立ててもらいましょ!その時に素材をたくさん持って行って現金を用意しないといけないわね!ティガくんもジンくんも素材を運ぶのを手伝ってね!それと家族だけじゃなくて集落で結婚披露宴を開かないといけないわ!料理も手配しないといけないし飾りつけもお願いしないといけないわね!でもこの集落まで親御さんは来てもらえるかしら?もしかしたら迎えに行かないといけないわね?ティガくんにお願いして連れてきてもらうのが一番かしら?それと···」

 

「母さん母さん!ストーップ!!状況が全くわからないぞー!」

 

「そうだぞ!ギア兄さんのいう通りだよ!勝手に話が進んでるけど、少し落ち着こうよ」

 

「そうそう、母さん。ギア兄とジン兄のいう通りだよ?それとリオ、こちらの女性は誰かな?母さんは嫁って言ってるけど本当なの?」

 

「···リオ、ちゃんと説明しなさい」

 

「あー、母ちゃんが暴走してるけどいつも通り放っておいて、こっちはアキって言うんだ。『男の娘(・・・)』だからなー。見た目は女の子だけどれっきとした男だからなー。だから母ちゃんが言ってる結婚はムリだぞー」

 

「あっ、初めまして。アキと申します。リオに助けられてから一緒に旅をしてここまで来ました。リオのお母さんはなぜか勘違いしてますけど、ボクは男なので結婚はできませんからね」

 

「あー、そうなんだねー。本当に女の子にしか見えないから男って言われてもちょっと信じられないんだけどなー。あっ、オレはギア。4兄弟の一番上の兄なんだよー。よろしくねー」

 

「世の中は広いなぁ。こんな男の子がいるんだね。びっくりだよ。オレはジンな。よろしく」

 

「···オレが疲れてるから女の子に見えてるんじゃなかったんだな~。そうそう、おれはティガだぞ〜。よろしくな〜」

 

「···どうやらリオがお世話になってるようだな。ワシはカトル。ハンティング家の当主だ。よくここまでたどり着いたな。人には暮らしづらい環境だろうが、ゆっくりしていくとよい」

 

「みなさん、ありがとうございます。ここまでリオの助けなしではやってこれませんでした。リオはボクにとって最高の相棒なんです!」

 

「···そうか。いい出会いがあったのだな、リオ?積もる話もあるだろうから夕食しながらゆっくりと話をしようではないか」

 

「そうだねー。母さん!いい加減に元の世界に戻ってきなよー!夕食の支度してくれよー!オレ、ハラペコなんだけどー?」

 

「ギア兄さんの言うとおりだよ、母さん!帰ってこーい!」

 

「···もう疲れ切ってるのにさらにつかれる状況は勘弁してよ~」

 

 

 ああ、もうめちゃくちゃだよ!まぁ、一番暴走しているのがリオのお母さんのイアさんなんだけどね。ギアさん、ジンさん、ティガさんとお父さんのカトルさんは普通だし、ちゃんとボクが男だってわかってくれたのはありがたいね。

 

 あとはイアさんだけだよ。どうやって会話が成立するのかがわからない以上、下手に話すとマシンガントークが止まらないのは大変だよ~。

 

 家の入口でどったんばったん大騒ぎをして、なかなか家に入れない一家だったのだ。

 う〜ん···。かなり濃い人(竜)たちなんですが、先制攻撃だったイアさんが頭ひとつ抜けちゃってますね!これからハンティング家でお世話になるアキくんですが、この後もこの家族に振り回されます。


 さて次回予告ですが、ハンティング家の皆さんが最も興味を示したのは合体魔法でした!そして試合を申し込まれてしまいます。

 果たして通用するのでしょうか!?


 明日と明後日は土日なので2話投稿します。

 しかも明日朝は大阪湾上のさんふらわあくれないの船内から投稿しますよ~!

 では、船内で楽しく執筆しながら船旅を楽しんできま〜す

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