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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第6章 秘境を行く

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6-4.魔導の塔 その2

 お待たせしました!

 本日2話目の投稿です。

 ここから今日は初めて見たよ~!って方は朝に1話投稿してますので、先にそちらを読まないとこのお話が楽しめないですよ~!

 今回はちょっと短めです。


※2025/11/2追記

 戦闘描写を加筆修正して技名を叫ぶようにしています。それに伴って表現を変更しましたが、話には影響はありません。

 やっぱり技名言った方がかっこいいですね!姿は着ぐるみですけど(笑)。

「リオ!変身してさっさと片づけて一気に先へ進もう!!」

 

「アキ!?なにか作戦があるんだな?」

 

「うん!詳しくは後で話すよ!準備はいい?」

 

「おう!じゃあ、いくぞー!せーの!!」

 

「「インテグレーション!!」」

 

 

 まぶしい光で広間が照らされ、収まると白銀竜の着ぐるみを着たボクがいた。ドラゴンは変身を気にもしてないようだ。明らかに他の魔獣とは様子がおかしい。

 

 ただこの姿になった以上、そんな事は関係ない。目の前に立ちふさがる難敵をことごとくなぎ倒していくのみ!!

 

 ボクは魔力剣にありったけの魔力を注ぎ込み、光が青から紅色に変わる!そして、某ゲームのとある流派のように右斜め下に剣を下げて一気に突っ込み、一閃した!!



「秘技!紅葉!!」


 

 ドラゴンはあっけなく真っ二つになった!やっぱりこの姿だとゲームやアニメの技や魔法が使えるようになるから強さが桁違いだね!

 

 さて、振り返る時間はないぞ!一閃した勢いのまま、背中のモフモフな翼を展開して通路を一気に進んでいく!

 

 道中にいた魔物たちも突っ込んできたボクたちに気づいたけど、魔力剣をアリ退治のときと同じようにバリア状に展開して弾き飛ばしていった。

 

 

 雑魚には用はない!とにかく先へ進むのみ!!

 

 そうして行きついた場所には1階にあった転移装置っぽい床があった。

 

 迷うことなくその床を踏むと、次は2階に飛ばされた。どうも下から順番に上がっていくわけではないようだね。

 

 ここも一本道のようだ。次々と襲い掛かってくる魔獣を跳ね飛ばしながら高速で突っ切っていくと、今度は転移装置の部屋に骨だけで構成された兵士がたくさんいた。

 

 いわゆるスケルトンナイトか。転移装置も光が弱いから起動はしていないようだね。どうやら全員を倒さないといけないようだ。

 

 

 だけど、こいつらもボクの敵じゃない!今度は魔力剣に炎属性を付与して、襲い掛かってきたスケルトンナイトたちに向かって突っ込んでいった!



「秘技!疾風迅雷!!二重(ふたえ)!!」



 さっきの某ゲームの流派の別の技で一体一体を一閃していき、全員を斬った後に居合い抜きの構えをしつつ、剣に炎魔法をかけてから一気に剣を振ると、炎の刃がスケルトンナイトたちに襲い掛かり、すべてを焼き尽くした!


 スケルトンナイトたちを倒すとぼんやりと光っていた転移装置が起動して、次のフロアへ進むと今度は5階だった。 

 

 この時点で残り2分!余裕のあるうちにいったん引き上げるとしようか!

 

 そうしてオートマッピング機能を利用してボクたちは塔の外へ転移した。そして変身を解いてボクたちはへたり込んだ。

 

 

「ふぅ~。リオ、大丈夫?」

 

「おう、まぁーあの程度なら問題ないかなー?」

 

「よかったよ。ところで、話しにくいかもしれないだろうけど、4階で戦ったあのドラゴンって知り合いだったの?」

 

「あー、ヤツかー。ヤツは、ドラゴン族に反逆して大魔王に寝返った裏切り者だー」

 

「大魔王に寝返った···?だから、リオが倒したって事なんだね?」

 

「そうだぞー。ただ、ヤツは炎系が得意なはずだったんだけどなー。今回は氷系ばかりで、しかも昔より強かったなー」

 

「どういうことだろうね?かろうじて生き残ってたのかな?あるいはゾンビだったのかな?」

 

「倒した今となってはわからんなぁー。ただ、この塔はなにか秘密がありそうだぞー」

 

「···関わりたくなかったのに強制的に関わっちゃったね。そうそう、ここから先の作戦について聞いてくれる?」

 

「おう!ここからはどうするんだー?」

 

「どうやらこの塔は一本道ばかりのようだね。途中に部屋っぽいのがあったけど、それは無視しても大丈夫そうだね。通路の行き止まりに転移装置があって、そこから別の階に行けるみたいだから、変身して道中の雑魚はシールドバッシュで吹っ飛ばしつつ、行けるところまで一気に突っ切ってしまって10分前に転移でここに戻ってくるって作戦だよ」

 

「なるほどなー。さっきみたいに1戦1戦やってたら時間のムダだし、強力な敵が出てこっちの魔力が尽きるぐらいなら、最初から変身して一気に突っ切ろうって事だなー!それでいいぞー!」

 

「うん!食料もコレクタであまり調達できなかったから、あんまりゆっくりできないんだよね。だから魔力が回復したら途中からリトライして攻略していこうと思うんだ」

 

「わかったぞー!じゃあ、今日はメシ食って休むかー。今日は3フロア攻略だから、あと4日は覚悟した方がいいなー」

 

「そうだね。それぐらいなら食料もギリギリかな?···リオのおやつを除いたらだけどね!」

 

「そ、それはだなー···。まぁ、おやつも多少は腹の足しになるだろー!」

 

「ははっ!そうだね。手をつけないように攻略を頑張ろっか!」

 

「···たまにアキは意地悪するなー。油断できないぞー」

 

 

 こうして攻略1日目は午前中で終わっちゃったよ。まぁ、変身時間の縛りがあるから仕方ないけどね。明日も続きを頑張るぞー!

 

 

 

 ···何者かが侵入している?

 

 どういうことだ?あの塔は人がたどり着けない砂漠の中心地に近い場所、さらには結界を張っていて発見はまず不可能なはず。

 

 しかもガーディアンが倒されている?よほどの強さがないと突破は困難なはずだぞ?

 

 ···嫌な予感がするな。まだこちらの計画を進めている段階でいったん離れるのは得策ではないのだが、確認に向かうとするか。

 

 ···最近妙に計画に支障が出ているな。これまでは何の障害もなく進めることができたというのにだ。

 

 だが、何人たりとも余を止めることなどできぬぞ?かつての忌まわしき整調者(ピースメーカー)どもでも、今回はやらせはせんぞ!

 某配管工の星を取った後のような行動でこの塔の攻略を進めていくようです!

 敵はかつての大魔王の配下のようですが、もしかしてこの塔は···?

 ここからはしばらく戦闘が続きます。いろんなゲームの技を、出し惜しみせずに使っていきます!

 元ネタは何なのか?今回の2つの技も気づいた人がいるでしょうけど、わからなくてもネタバレ集で公開しますので、その時までのお楽しみにしておいて下さい。

 作者のお気に入りの技ばかりが炸裂します!!


 さて次回予告ですが、ついにこの塔の持ち主が現れます!それはいったい誰なのか!?

 ···まぁ、ほとんどの読者様は気づいてるでしょうけどね(笑)。


 明日はちょっと所用がありますので、投稿は6時半と、ちょっと早めに1話目を投稿します。

 お楽しみに~!

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