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【番外編・続編加筆して統合作業中】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第6章 秘境を行く

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6-2.リーク砂漠

  グロー歴505年1月15日 晴れ

 

 今の時間は午前7時。時期的には冬なんだけど、これまでもそんなに寒くなかったんだ。だいぶ南に来てるんだね。

 

 砂漠の日中は灼熱地獄になりやすいけど、岩が温もるには多少の時間差があるから、早朝に砂漠に入ることにしたよ。

 

 いくらエアコン魔法を開発したから!といって舐めてはいけないんだ。

 

 

「おーっ!これがリーク砂漠かぁ。本当に大きな岩がゴロゴロしてるね~!こんな砂漠は見たことないよ」

 

「そうなんだなー。まぁ、大きな岩があるから飛び越えて進まなきゃならないからなー。最低でも身体強化できないと越えられないんだぞー」

 

「確かにそうだね!これじゃあ歩いて越えるってのはムリだよね」

 

「そうだぞー。まぁ、オレも歩いては初めてだなー。いつもは飛んで越えてるからなー」

 

「そっか。ドラゴン族だからそれが一番楽だよね。ボクも飛べたらいいんだけど、魔力消費量が半端なさそうで長く飛べないと思うんだよね」

 

「···その言い方だと、本当に飛ぶこと(・・・・)はできるって聞こえるんだけど、大丈夫なのかー?」

 

「やったことないけどね。イメージはできてるんだけど、飛び立って墜落しないかが心配だから」

 

「身体強化してればある程度の高さからなら大丈夫だけどなー。ただ、魔力が尽きてたらそれすらムリだから試しづらいかー」

 

 

 そうなんだよね。できるとは思うんだけど、着陸が難しそうなんだよね。だから試してないんだよ。

 

 まぁ、試せそうな機会があればチャレンジしよう!今回は徒歩で踏破するぞ~!

 

 

 まずは身体強化5倍で大岩をジャンプして越えていく。アップダウンが激しいから膝にきそうな感じがするね。

 

 身体強化5倍だと、5mくらいならギリギリジャンプできて、幅10mぐらいなら飛び越えることもできる。


 それ以上だと迂回するか、足場になりそうな場所を経由して登っていった。

 

 そして昼食は岩の陰で摂るようにした。いくらエアコン魔法があるからといっても、日向だと焼けちゃうし暑いからね。

 

 

「この調子なら今日1泊だけで明日の夕方ごろには越えられると思うぞー。ここまでよくこれたなー。なかなか厳しい道のりだったんだけどなー」

 

「だいぶ身体強化にも慣れたからね。同じ倍率でも慣れてくると結構差が出るもんだね。エアコン使ってもまだ大丈夫そうでよかったよ」

 

「それだけイメージがはっきりできてるって事だなー。6倍もそろそろいけると思うから、明日は試してみるかー?」

 

「うん。岩ばかりで魔獣レーダーも表示がないから大丈夫そうだね」

 

 

 だいぶ魔力量も増えたし、制御も応答良くなった。最初の頃に比べたら段違いだよ。

 

 まぁ、魔法使いみたいに専門家ではないから極めるつもりはないけどね。あくまで旅の手段と自衛が目的だから、あせらずにゆっくりやっていこう。

 

 

 さて、陽も落ちかけてきたので、今日は岩影にてキャンプだ。

 

 

「ではでは~!今日はここをキャンプ地とする〜!」

 

「おーっ!って、これいつまでやるんだー?毎回やってるとさすがに飽きるぞー」

 

「そう?元の世界で、旅でキャンプといえば一部の人にはお約束だったんだけどね。まぁ、マンネリ化してきたからもうやめとくね」

 

「いやー、そこまでじゃないんだけどなー。アキの好きにしたらいいぞー」

 

「じゃあ、気が向いたらやらせてもらうね!」

 

 

 最近はキャンプばかりだったからリオが飽きてしまった。当たり前になっちゃうと感動とかもなくなっちゃうからね。

 

 

「リオ、明日には砂漠を抜けられそうなんだよね?」

 

「特に何もなければなー。砂漠には魔獣がほとんどいないから予定通り行けると思うぞー」

 

「···なんだかそれってフラグなような気がするんだけど?」

 

「気にしたほうが負けなんじゃないかー?あんまり気にしてると何もできなくなるぞー?」

 

「それもそうかな?確かに何もしないで回避できるなら家で引きこもってればいいだけだしね。それだと旅を楽しむこともできないよね?」

 

「あのばーちゃんも言ってただろー?トラブルを楽しめるようになったら一人前だってなー」

 

「あー、リンさんが言ってたね。でもそこまでは今はムリかな?」

 

「なにも今すぐそうなる必要はないぞー。必要があればオレもアキを助けるし、カーネやアイリだってそうだぞー。自分だけで解決できることなんて誰だってそんなに多くはないんだから、ドンドン頼ってくれたらいいからなー」

 

「ありがとう、リオ。もう今でも十分頼らせてもらってるよ。今後も頼らせてもらいます!」

 

「おう!遠慮なんかするなよー」

 

 

 確かにこのまますんなりと通り抜けられるとは思わないんだよね。ある程度何かしらトラブルがありそうだから、気を引き締めて明日も行動しようっと。

 

 

  グロー歴505年1月16日 晴れ

 

 今日はリーク砂漠の後半だ。昨日と同じような景色の中を、今日は身体強化6倍で進んでいる。

 

 やっぱり5倍よりも6倍の方が圧倒的に楽だったよ。ただ、思ってた以上に魔力消費量が大きかった。今日の夕方ですっからかんになっちゃいそうだよ。

 

 リオとも相談したけど、6倍でエアコン使用はちょっと厳しそうだった。エアコンなしなら6倍でも大丈夫だっただろうけどね。とりあえず5.5倍なら大丈夫そうだった。

 

 

 ···このままトラブルなく進めるかと思ったらそうはいかなかった。

 

 昼食の時間ちょっと前ぐらいの午前11時ごろ、大きな岩を越えようとしてジャンプして上に乗ったら、目の前にいきなり塔が現れたんだ。

 

 結構高そうな塔だった。こんなに大きかったら遠くからでも見えてたはずなのに、いきなり現れたのは本当にビックリだったよ。

 

 

「リオ、この塔ってさっきまで見えなかったよね?」

 

「そうだなー。こんな塔は空飛んでた時も見たことなかったぞー」

 

「そうなんだ?気になるけど下手に入らない方がよさそうだね。ちょっとだけ遠回りになるけど迂回して先に行こうか?」

 

「おう!今日中には砂漠を抜けたいからなー」

 

「じゃあ、行こうか」



 そう言ってボクは塔を背にして離れようと歩いたら···、



 ガンッ!!



 なぜか何かが頭にぶつかったような音と痛みがしたんだ!



「イタタ···。って、あれ?なんだか見えない壁みたいなものがある?何、これ?」


「見えない壁だってー?こ、これは!?アキ!これは結界だ!閉じ込められたかもしれないぞ!」

 

「なんだって!?ここの部分ってボクたちが通った場所だったよね!?入ることはできたけど出ることができないってこと?」

 

「どうもそのようだぞ!だからだな?結界だったから空から見ても気づかなかったんだ」

 

「そういう事か。···でも、この塔ってなんだろうね?人はいなさそうだけど···。って!魔獣レーダーに反応があるよ!どういうことだ···?」

 

「さっぱりわからんな。とにかく塔に入らなきゃいけないみたいだな。アキ、魔獣は外に出てきそうなのか?」

 

「いや、塔の中でおとなしくしてるよ。外には出てこないみたい」

 

「だったら今日はここでキャンプして明日朝からこの塔を攻略するぞ。中を調べないと脱出する手段がわからないしな」

 

「そうせざるを得ないかぁ~。やっぱりトラブルあったね」

 

「こればっかりはどうしようもないぞー」

 

 

 ついに初めてのダンジョン、というか塔の攻略をするハメになっちゃったよ。

 

 この前のシーケンスダンジョンのようにアトラクションじゃない本物だから、無事に脱出できればいいんだけど···。

 無事砂漠を越えられるぞ~!と思ったらいきなり現れた塔の結界に捕らわれてしまいました。

 第4章で酷い目に会ったダンジョン攻略を本格的にしなければならなくなってしまったアキくんたちは、果たして攻略できるのでしょうか?


 さて次回予告ですが、塔の内部に入ったアキくんたちに強敵が襲い掛かってくるのですが、その強敵とは···?


 明日から3連休なので、もちろん本作も2話ずつ投稿します!お出かけ先や自宅に引き籠ってでもお楽しみいただけるようにいたします!よい連休をお過ごし下さいね!

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