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【番外編・続編加筆して統合作業中】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第5章 ジスタ3国編

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5-8.YOUたちは何しに我が国へ?

 こんな時間に投稿してすいません!

 仕事で作者がしくじってしまいまして、今帰ってきたところなんです···。

 本当はもっと早く帰ってきてとっくに寝てたはずなのに···。

  グロー歴505年1月14日 晴れ

 

 今日でコレクタ国とお別れだ。

 

 ただ単に買い物で寄っただけだったのにエラい目にあったよ。

 

 今回のトラブルはボク自身に対するものじゃなかったのが幸いかな?女の子に間違われたのでもないし、酔った勢いでもないしね。

 

 初めてのタイプのトラブルだったね。

 

 ただ、今回は『運が良かった(・・・・・・)』と思っておこう。

 

 変身もギリギリだったし、パスさんの情報工作のおかげで出国も問題なくできそうだしね。

 

 一つでもうまいこといかなかったら、バレて旅は終わるところだったんだからなぁ。

 

 うまくいくとは思わないよう、気をつけよう。

 

 

 さてチェックアウトだ。6泊7日という予想外の滞在だったね。

 

 ホテルを出てからは市場へ寄って食料調達だ。値段が高いままだけど、仕方なく買い込んだよ。まぁ、復興支援と考えれば安いものかな?

 

 そうそう、リオの報奨金だけど10億ジールだったそうだよ。世界を命がけで救った金額にしてはどうなんだろうね?

 

 リオ自身は『そんなに使うことないからちょうど良かったぞー』って言ってくれたのはボクへの優しさだよね。改めて感謝だよ!

 

 ボクたちは外壁にある出国審査場にやってきた。パスさんの言う通りなら問題なく出れそうなんだけど、実際はどうだろうね?気にせずにしていようか。

 

 

「やあ、こんにちは。出国だね?身分証を出してもらえるかな?」

 

「こんにちは。これです!」

 

「···初めて見るタイプだね。え~っと、端末は問題なしね。あっ!キミたちだね?王城公園でアリを倒したってのは?国から謝礼金が出てるからこのままチャージしておくけどいいかな?」

 

「えっ?そんなのいただけるのですか?···じゃあ、お言葉に甘えさせていただきますね」

 

「そんなに謙遜しなくてもいいよ!キミたちのおかげで国民が少しでも救われたんだからね。キミたち以外にも、もう一人の誰かわからない人(・・・・・・・・)のお陰で我が国も救われたんだよ。···はい!これでチャージ完了だよ。この先も目的地まで気を付けてね」

 

「はい!ありがとうございました!」

 

 

 ···問題なくあっさりと出国できたよ。

 

 変身したボクは別人扱いになってたね。まぁ、変装もバッチリだったからバレてないとは思ってたし、パスさんの情報工作のおかげもあっただろうしね。

 

 謝礼金までもらっちゃったね。気にしなくてもいいのになぁ~。目の前にいた人たちを助けるだけだったからボランティアみたいなものだったし。あの時に断ったんだけど、まぁいいか。

 

 

 お隣のベース国はコレクタ国から1km程度しか離れていない。

 

 そして、ボクたちは壊れた門で臨時の入国審査場からベース国へ入国しようとしたけど、列に並ぶ前に兵士さんに呼び止められてしまったんだ。

 

 

「こんにちは。実は先日魔獣の大規模な襲撃を受けて国内が混乱しているため、入国を制限してるんです。キミたちの入国目的は何かな?」

 

「こんにちは。ボクたちは旅をしていまして、食料の補充と国内を少しだけ見て回ろうか?と考えていたのですけど···」

 

「う~ん、申し訳ないんだけどその理由では入国を今は認めるわけにはいかないんだよ。まず宿も襲撃を受けたし、避難民の受け入れもしているから旅人に貸せる部屋がそもそもないんだ。食料もコレクタから緊急輸送している状況なので、調達はほぼ不可能だろうね。コレクタで調達したほうがまだマシだと思うよ」

 

「···そこまでひどい状況だったんですね。わかりました。ではこれで失礼させていただきますね」

 

「今回は本当に悪かったね。もし次に来る機会があったら寄ってもらえると嬉しいね」

 

「はい。いずれまた伺いますね。では失礼します」

 

 

 ···ムリだったか、そこまでの状況なら当然か。被災してすぐだし、ボクたちは救助や救援じゃないから断わってくるね。

 

 元の世界の日本は世界一の災害大国だったんだ。ボク自身も小さい時に震災にあった経験があるから、どういった状況かは痛いほどわかるよ。幸いなことに避難所生活まではいかなかったけどね。

 

 さて、ベースには入国できなかったからもう一つのエミッタ国へ行ってみるか!研究開発専門の国らしいんだけど、どういうところなのかは気になるんだよね~。

 

 

「こんにちは。エミッタ国へようこそ。キミたちはどこの研究所の誰と会うのかな?」

 

「いえ、初めてやってきたのでどういった国なのかな?と思って訪れただけなんです」

 

「あ~、なるほどね。申し訳ないんだけど、機密情報が多いから招待状のない人や、商隊とかで入国届を事前に提出していないと国内に入ることができないんだよ」

 

「えっ!?そうなんですか?厳しいんですね」

 

「そうだね。他の国に比べると閉鎖的に思われてしまうかもしれないけど、ほかの国からお金をいただいてる以上、こちらも真剣に研究やってるからね。あまり言いたくないんだけど、出入り業者に偽装した他国のスパイが技術を盗んでいって大騒ぎになったことが何度かあってね。事件が起きるたびに厳しくなる一方なのさ。申し訳ないね」

 

「いえ、そういった理由ならボクたちは入れませんね。失礼しました」

 

「なにか買いたいものがあるならコレクタに行くといいよ。ただ、先日大規模な魔獣襲撃事件があったらしくてベースも一緒に大変だったらしいから手に入りづらいかもしれないけどね」

 

「親切にありがとうございました。ではこれで失礼しますね」

 

 

 ···う~ん。まぁ確かに研究所に見知らぬ人をいれるなんて事は元の世界でもないよね?見学コースとかあったら見れるんだろうけど、そもそもそういった需要もないか。旅自体がこの世界ではハードル高すぎるもんね。

 

 結局ジスタ3国で観光できたのはコレクタだけだったよ。あの事件がなかったら少なくともベースは見れたのかもしれなかったんだけどね。

 

 ちょっと気になってたのがベースの『鉄壁の軍事国家』って肩書だったんだよ。

 

 どうも一般魔法を研究しているらしくて、ちょっと見てみたかったんだよね。ボクもリオも創作魔法しか使ってないから『詠唱』ってどういったものなのか気になってたんだよ。

 

 まぁ、『今』はいいや。1回来たから次は転移で来れるし、時期をみて再訪すればいいからね。そういう意味では転移って便利だね!

 

 さて、これからどうしようか?レジストに向かう道はここからは街道がないんだよね。

 

 

「リオ、ここからってどうやって行くの?」

 

「まずはリーク砂漠を超えるぞー。と言ってもそんなに歩きづらい場所ではないから、身体強化で楽に突破は可能だと思うぞー」

 

「砂漠かぁ~。鳥取砂漠ぐらいしか知らないから歩きづらいってイメージがあるんだけどね」

 

「そのトットリ砂漠って元の世界にあった砂漠かー?どんな砂漠だったんだー?」

 

「一面砂だらけの砂漠だったよ。靴の中が砂まみれになったから歩きづらかったね」

 

「リーク砂漠は岩だらけだなー。だから砂は大丈夫だぞー。身体強化して岩を飛び越えたりはするけどなー」

 

「そんな砂漠もあるんだね。砂しかイメージなかったよ。だったら大丈夫かな?」

 

「おう!ただ昼は暑いし夜は寒いから、気温差で体調を崩さないよう気を付ける必要があるからなー」

 

「うん!じゃあ、行こうか!」

 

 

 こうして、ジスタ3国は中途半端な買い物と観光で終わってしまった。アリの事件がなかったらいろいろと楽しめたはずなんだけどね。

 

 ここからは街道がない未開の地を進んでいく。レジストまではもうちょっとあるけど、がんばって進んでいくぞ~!

 

 

   第5章   完

 

 

『···この世界の旅って危険がいっぱいだから、こういった事はよくあったなぁ。···でも、ボクたちの旅はいろんな人に助けられて成し遂げることができたんだって思ったのがここだったなぁ』

 ベース国は若干時事ネタっぽく感じられるかもしれませんね。まったくそんな気はないんですけどね。作者も阪神淡路大震災を経験しましたが、六甲山の裏側だったので被害は軽微だったのが救いでしたね。


 一方のエミッタは研究所ではなくてもオフィスビルでもあるあるですね。いろんな事情があって出入国管理は様々です。まぁ、だいたい厳しい所は過去に大きなトラブルがあったところが多いんですけどね。


 今回で第5章は完結しました。本日中にネタバレ集と設定資料集を投稿して、明日からは第6章全12話でお届けいたします!

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