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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第5章 ジスタ3国編

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5-7.まさかの屋台ラーメン発見!!

 今日は夜勤のため、この時間に投稿してます。

 朝から買い物をしてホテルに帰ってきたらボクたち宛ての手紙が来ていた。

 

 ···誰だろう?差出人は書いてないね。フロントの人も『個人情報だから誰が泊まっているかは言えない、と言ったけど置いて行った』って事だそうで、困ってたみたいだ。

 

 とりあえず受け取って部屋に戻ってから開封した。

 

 ···何も書いてないぞ?と思ったら何もしてないのに文字が浮かんできた!えっ!?あぶり出し?まさかボクの魔力に反応したのかな?···なになに?

 

 

『やっほー!アキくん、リオくん!元気にしてたかな?今回も大変だったようだね。気になる情報が入ったので私も来ちゃったよ!

 

 簡単に用件を伝えるけど、まずキミたちの正体(・・)はバレてないから安心してね。

 

 ただ、キミたちが王城公園でアリを倒したのを見た巡回兵がいて、容姿が国に伝わってるから出国審査で引っかかるかもしれないよ。

 

 国王がクイーンを倒した人物を取り込もうと画策してたから、私が情報工作して謝礼金がもらえるだけにしておいたからね!

 

 変身については全く聞かれないか、もし聞かれてもしばらくはウソついても平気にしといたから、堂々とウソを言っちゃって大丈夫だからね~。

 

 今回の事件については本国にも伝達済みだ。同じことが起こったら大変だからね。もちろんキミたちの事は伝えてないから安心してほしい。

 

 ただ、魔獣を使って暗躍する人物がいるようだから、旅先で出くわさないよう気を付けて旅を続けてね!』

 

 

 ···差出人は書いてないけど、内容からしてパスさんだね。ボクたちを心配して来てくれたんだ。

 

 少し危なかったね。パスさんが情報工作してなかったら出国審査の時にボクたちの事がバレそうだったんだなんて思いもしなかったよ。

 

 確かに審査場にウソがつけない魔法が施されていた。アレを潰したって事なのかな?

 

 ボクたちを陰から支援してくれるなんて、本当にありがたいよ。できればお世話にならないようにしたいんだけどね。こればっかりは仕方ないね。

 

 

「リオ、パスさんが裏で動いてくれたみたいだよ。危うく出国の際に捕らえられそうだったみたいだね」

 

「なんだってー!?どうしてそんなことになってたんだー?」

 

「国王が変身したボクたちの力が欲しかったんだって。王城公園でボクたちがアリを倒したって情報からそうじゃないか?って連想したみたいだね」

 

「あー、確かにあの時アキが『旅人』って言っちゃったから、出国審査の時に引っかけてやろうって事だったのかー」

 

「それで、ウソがつけない部屋があったけどそれを無効にしてくれたみたいだよ。危なかったね~」

 

「そういう仕掛けだったのかー。確かにバレそうだなー」

 

「今度会った時にちゃんとお礼言おうね!」

 

「そうだなー。でも今後もこういった事が起こるかもしれないから気をつけ···、ってそうも言ってられなかったなー」

 

「そうだね。今回はちょっとやっかいなトラブルだったね。次がない事を祈りたいね」

 

 うん、こんな騒動はコリゴリだよ。

 

 

  グロー歴505年1月13日 曇

 

 今日も市場を散策して、食料が買い込めるか探してみた。

 

 昨日よりは品数が増えていたが、今度は値段が高騰していた。まぁ、値段は需要と供給のバランスで決まるからね。今の状況だと供給が圧倒的に足りてないからこうなっちゃうよね。

 

 こればっかりは長い時間がかかっちゃうからここでは最低限だけ買うことにして、多少値は張るけど宿場町で買い込むことにした。多分その方が結果的に安いだろうしね。

 

 今日も市場で買い食いした。やっぱり旅行先で買い食いって楽しいよね~。これこそ旅行の醍醐味だよ!現地でおいしいものを食べるって最高だよね!

 

 ただ、口に合わないって事もあるんだよね。ボクも元の世界ではアメリカやヨーロッパにも行ったけど、ちょっとだけ口に合わなかったんだよね~。

 

 だから、某世界的チェーンのハンバーガー屋にはよくお世話になったよ。ただ、ご当地メニューあったからそれも食べたけどね。

 

 そういえばラーメンが食べたくなったなぁ~。この世界では見かけてないんだよね、麺類を。あったら絶対に食べるんだけどね。

 

 ···そんな事を考えていたらなんと!あったよ!!ラーメン屋っぽい屋台を!昨日はいなかった屋台だよ。今日から再開したのかな?

 

 

「リオ、この店に行くよ!コレは絶対にうまいはずだから!」

 

「アキ!?どうしたんだー急にー!?···って、何だこれー?」

 

「麺だよ!おいしいから食べるよ。おじさん、2人分ちょうだい!」

 

「はいよ!2杯で1300ジールだね!」

 

「やっす!はい、これで!リオ、ここはボクが出すよ。いっぺん食べてごらんよ!」

 

「お、おう···。んぐ、んぐっ···!おおー!確かにうまいぞー!」

 

「でしょ!?味も良かったし、こんないい店見つけて良かったよー!」

 

 

 何で味付けしてるんだろう?しょうゆなんてこの世界には存在してないっぽいし、みそでもとんこつでもないんだよね~。

 

 まぁいっか!料理評論家じゃないし、一流芸能人でもないから当てる必要ないしね。庶民だからおいしければそれでいいよ。

 

 

「そんなに気に入ったならちょっと持ち帰るか?スープは小樽程度でよければ売るぞ!」


「マジで!?おじさん、お願いします!」

 

 

 やったね!キャンプの時にやったらおいしそうだよ~!今日一番の収穫だ!

 

 さすが商業国なだけあるね~。珍しいモノや食べ物が多いから、見てるだけでも楽しいんだよね。


 

 さて、滞在も明日までだ。

 

 明日はチェックアウトしてから市場で食料調達して、昼頃に出国。

 

 お隣のベース国の様子をちょっと見てからレジストヘ向かう予定だ。

 

 当初購入を検討していた移動手段だけど、徒歩でいいかな?って事になった。


 特に急ぐ旅じゃないし、転移で変身すれば超長距離も一瞬で戻れるってのが大きいかな?

 

 馬車だと馬の世話が必要だし、ボクたちの道中が街道じゃない時もあるからね。

 

 魔道具もあるらしいんだけど、魔獣と対峙することになった場合に魔力不足は避けたい。

 

 こんなところかな、今後の予定は。

 4-4でパスさんが言った通り、アキくんたちの力を狙ってきました。

 今回は何とかなりそうですけど、今後はどうやり過ごすか?をちょっと考え始めるアキくんでした。


 あと、ラーメンが出てきましたが、作者はあんまり料理は疎いので『なんだかわからないけど、食べたらおいしかった!』表現が多くなります(笑)!おいしい料理を表現している小説もありますが、やっぱムリでした。でも、海外へ行くとこんな感じになりますよ?作者がそうでしたのでね。


 さて次回予告ですが、コレクタ以外のベース国とエミッタ国にも寄ってみることにしたアキくんたちは、思わぬ門前払いをされてしまいます。その理由は?


 第5章最終話ですので、夜勤明けの早朝に本編を投稿し、明日中にネタバレ集と設定資料集を投稿します。お楽しみに!

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