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【完結済・第6章まで加筆修正完了】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
第5章 ジスタ3国編

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5-6.さ~て、買い物だー!

 今日の投稿2話です!

 今日はここから見たんだ!という方は朝にも投稿してますので、そちらから読んでくださいね~。

  グロー歴505年1月11日 曇

 

 ···いつもよりちょっと遅くに起きた。

 

 やっぱり疲れが溜まってるんだなぁ~。起きても体のダルさがとれないよ。

 

 やっぱり一昨日の戦闘で魔力を使い果たしたのが効いてるね。まぁ、後悔はしてないけど。やれるだけの事はやったし。

 

 リオもお疲れなのか、まだぐっすりと寝ている。···というか、ふとん蹴っ飛ばしてかぶってないよ?もー、寝相悪いんだからなぁ。

 

 実はリオは結構寝相が悪いんだ。いびきはかかないからあんまり気にならないんだけど、以前の抱き枕モードになってもらった際にも、最初はおとなしくしてくれてたから抱き心地よかったんだけど、2時間ぐらいしてからごそごそ動き出しちゃって、ボクがベッドから落っことされたりもしちゃったんだよね。シングルだったからベッドが狭かったってのもあるんだけど。

 

 まぁ、気持ちだけはありがたかったからさすがに文句は言わないけどね。寝なおしもすぐだったからそんなに気にしてないよ。

 

 窓の外をみてみると、昨日までの雨はもう止んですこしずつ明るくなってきた。

 

 すると、大通りに人がチラホラ見かけるようになってきたんだ。避難警報が解除されたのかな?

 

 だとしたら、ホテルの人も帰ってきちゃうね。施錠されてるのにボクたちがいたら怪しまれちゃうから、近距離転移でいったん外に出ようか。リオを起こさなくっちゃ!

 

 

「リオ、起きて~。ホテルの人が帰ってくる前にいったん外に出ないと怪しまれちゃうよ」

 

「···んぁ~?···もうちょっと寝かせてくれよー」

 

「そう言わないの。いったん外にでてホテルの人がカギを開けたら、すぐにまた入って寝ればいいんだから。部屋の片づけはボクがするから、リオも準備して」

 

「ん~、わかったぞー。すぐに支度するー」

 

 

 半分寝てるけど起きてくれたよ。じゃあ、近距離転移で裏路地へ飛ぶか!

 

 そして何食わぬ顔でホテルの人が帰ってきたとほぼ同時にボクたちもホテルに入った。

『無事だったんですね!よかったですよ~』と言ってくれた後に、ボクからあと3泊したいと申し出たら喜んでくれた。

 

 ただ、レストランの準備ができないから素泊まりでとの条件付きだ。もし開店できたら別料金で!との事だったよ。

 

 そしてまた宿泊していた部屋に戻ってきた。···ふっふっふ、これでアリバイ工作完了だ!!犯罪する気はこれっぽっちもないけどね。黒っぽいシルエットの人にはならないぞ!

 

 

「じゃあ、また寝るぞー。おやすみなー、アキー」

 

「···ホントに大丈夫?そんなにしんどいとは思わなかったよ」

 

「別に体調が悪いわけじゃないぞー。ただ、疲れが取れにくいんだよなー···。オレも年かなー?」

 

「そんなに年寄りじゃないでしょ?結構若いほうなんじゃないの?年齢聞いてないけど」

 

「もう70年ぐらい生きてるからなー。ドラゴン族ではそろそろ中年手前ぐらいじゃないかなー?」

 

「えっ!?そうなんだ!ドラゴン族って長生きなんだね」

 

「そうだなー。寿命はヒトの倍ぐらいだったかな?病気しなかったらだけどなー」

 

 なるほどね。年上だとは思ってたけど、ボクからしたら大先輩だね。

 

 ただ···、あまり大きな声で言えないんだけど、リオって子どもっぽいところあるんだよなぁ~。

 

 逆に言えばそれもカモフラージュなのかもね。姿もボクのせいで少年っぽくなっちゃってるし。

 

 まぁ、ボクも精神が体に寄せられて少年の気持ちだけどね。見た目が女の子なだけだよ!! 

 

 今日はボクもダルいから、このままダラダラさせてもらおう〜っと。おやすみ〜。

 

 

  グロー歴505年1月12日 晴れ

  

 う〜ん、よく寝た!今日は気分爽快だぞ!

 

 外を見たら大通りを歩く人が早朝にも関わらず多かった。日常にある程度戻ったのかな?

 

 これなら買い物もできるかな?ダメならダメでこの国を散策してみたいなぁ〜。

 

 

「リオ、おはよう!今日はいい天気だよ~」

 

「···んぅ〜、···もう朝かー?」

 

「そうだよ!今日は買い物行けそうだよ。ダメでもこの国を散策しようよ〜」

 

「···おうー。ちょっと待ってろー。···支度するからぁー」

 

 

 今日も絶賛寝ぼけてるリオ。

 

 ただ、先日のように異変を感じたらさっと起きて支度しちゃうんだよね。このオンオフはさすがだよ。

 

 さて、朝食はカバンに入っていた備蓄食で済ませてからホテルを出て大通りに出た。

 

 

 さすがに商業国なだけあって大賑わいだよ!

 

 ホテルの前の大通りは朝市なのか、人が多かった。まだ閉まってる店もあるけど、開いてる店はどこも繁盛している。

 

 ボクたちはまず朝食を摂るため、屋台で買い食いすることにした。

 

 屋台で買い食いなんてエーレタニアでは初めてだよ。元の世界では台湾の夜市でいつも夕飯食べてたなぁ~。

 

 さすが商業国なだけあって、いろんな食べ物が売ってたよ!ちょっと値段が高かったけど、大変おいしゅうございました。

 

 次に食料の調達だ!···しかし、昨日までの騒動で保存食を中心に品切れしていた。まぁ、あんな事があったからしょうがないよね?

 

 今日は食料の調達はやめておこう。あと2泊するから、出国前にでも調達したらいいか。

 

 さて、次はどこに行こうかな?この国の観光名所ってのはやはり市場なんだろうけどね。

 

 王城公園もあったけど、あそこはアリの巣の穴があって調査されているだろうから入らないほうがいいだろうしね。

 

 巡回兵にはボクたちが変身前にアリを倒したのを知ってるから、下手に近づいて気づかれたら元も子もないし。

 

 ぶらぶら市場を歩いていたら、外壁近くまで来ていた。どうも一部個所は登れるようになってるみたいだね。ちょっと登ってみようか?景色は良さそうだしね!

 

 そうして高さ15mぐらいの壁を登ってみると、国内は高層建築物があるから全体はこの高さでは見通せなかった。

 

 その代わり、隣のベース国がよく見えたんだよ。ただ···、

 

 

「リオ、なんだか様子がおかしいよ?外壁の門がなくなってるし、見張りの人がいないようだよ」

 

「もしかしたらアリに攻められたのかもなー。こっちのように閉じ込め目的じゃなかったっぽいぞー」

 

「いったい何が目的だったんだろうね。向こうを攻めた理由もよくわからないし、なんだかやっかいなトラブルに巻き込まれたのかな?」

 

「かもなー。でも深くかかわらなかったらこの先で同じような事もないとは思うぞー」

 

「そうだね。ここを出国したらちょっとだけ寄ってみる?特になにもすることはないけど、どんな国なのかだけ見てみたいよ」

 

「それぐらいなら1泊ぐらいで大丈夫だろうなー。じゃあ、食料買ったらちょっと寄ってみるかー」

 

「うん!そうしようね」

 

 

 そうしてボクたちはホテルに戻ったんだ。すると、フロントでボクたち宛ての手紙が来ていると言われた。

 

 ···誰からだろう?

 今回で初めて明かされたリオくんの寝相ですが、今後はもっと酷いことになっていきます···。

 どんなパターンがあるかは乞うご期待!!


 さて次回予告ですが、なんとか食料だけは調達したいアキくんとリオくんは市場へ買い出しに出かけますが、そこで発見した食べ物とは···?


 明日はまたまた夜勤なので、朝に投稿します。いつもの21時過ぎではありませんのでご注意下さいね!

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