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7.魔力を感じてみよう!

本日の投稿4話中の第3話目になります。

ここから読み始めた方!この前に今日は2話投稿してますので、先にそちらからお読みください。

 リオから魔法について教えてもらったボクは、魔法を使用するための魔力を感じるためのトレーニングを始めることになった。いきなり魔力って言われてもこれまで使ったことがないんだからわからないんだよね。



「よーし!まずはアキ自身の魔力を感じてもらうんだけど、その前にアキの魔力保有量を調べさせてもらうぞー」


「え?調べるって?」


「ああ、アキはなにもしなくていいぞー。ちょっと体に触れさせてもらって···」



 リオがボクの体に触れると、リオからなんだか暖かい何かが流れ込んでくるのを感じた。これが魔力ってやつなのかな?



「おーーっ!人間にしてはすごく保有量が大きいぞー!回復量も結構大きいから、初級クラスぐらいの威力だったら無制限で使い放題ってぐらいだなー!やっぱり神がなんかいじってるなー···」


「そうなんだ!魔法を使うのって結構あこがれてたから、うれしいなぁ~」


「まぁ、逆に多すぎると魔力が感じづらいし動かしづらいかもしれないから、魔法使えるまではちょっとかかるかもしれんぞー」


「別に慌ててないからそれぐらい気にしないよ!まずはどうすればいいの?」


「さっきオレが触れた時に何か流れ込んでくるのを感じたかー?あれが魔力なんだけど、普段は体内を循環してるんだー。その循環している魔力を手のひらとか使いたい場所に偏らせるって感じなんだー」


「う~ん、なんだか感覚っぽくて難しそうだなぁ。確かにリオの魔力は感じたよ。あれが自分の体を循環してるのかぁ」


「じゃあ、もう一度オレの魔力を少しずつ流してやるよ!流している間、感じた魔力の動きを探ってみるんだー。それでその動きをイメージして今度は自分で再現するようにしてみるんだぞー」


「うん!わかった。リオ、よろしく!」


「よーし!じゃあ始めるぞー!」



 今度は目を閉じて集中することにした。リオは先ほどと同じように魔力をボクの体に流し始めた。右の手のひらから入ったリオの魔力が腕に、そして頭、左腕、左足、右足と駆け巡っていくのを感じる。これが循環する魔力なんだ···。


 ただ、これはリオの魔力だ。ボクの魔力じゃない。しばらくすると、リオは流す魔力を少しずつ弱めてきた。体内を巡る魔力を少しずつ感じなくなっていくが、わずかにリオじゃない魔力が流れていることに気づいた。これがボクの魔力なのか?



「アキ、そのまま集中している状態で返事せずに聞いとけー。


 オレの魔力は最初よりだいぶ減らして、今はほとんど流していない状態だー。


 今の状態で体中を巡る魔力をわずかでも感じ取れているかー?もし感じ取れるならそれがアキ自身の魔力だー。


 いいかー?そのままゆっくりでいい。動かせそうなら回せるだけ回せー。循環を止めるなよー。その魔力を感じ、自分の意志で魔力を回せるようになれば、魔法を使えるようになるんだー」


 リオの言った通り、今はほとんど魔力を流していないのを感じる。今感じている魔力がボク自身のものだとしたら、ボクの意思で動かせるはずなんだ。


 そう思って感じている自分の魔力に働きかけてみる。すると、動きは鈍いものの魔力が巡りだしているのが感じ取れた!



「おっ?おおーっ!魔力が流れ出しているなー!ちょっと動きが鈍いけどそのままだー。そのままの状態をできる限り維持するんだぞー」



 そうして10分程度経つと、集中力が途切れてしまい魔力の循環が止まってしまった。



「はぁ、はぁ、こ、こんな感じでいいのかな?」


「ああ!なかなかいいセンスしてんじゃねーか!あとはどれだけ速く回せるかだなー。それで行使できる魔力の上限が上がるから、強力な魔法も使用可能になるぞー!」


「そうなんだ···うん!これから空いてる時間で魔力循環をこなしていくぞー!」


「おう!その意気だー!ある程度回せるようになったら魔法について教えていくからなー」


「うん、よろしく!リオ!」




『あぁ、懐かしいなぁ。魔力を感じ取れた時の喜びは最高だったなぁ』

お疲れさまでした。

魔法ってやっぱりロマンがありますよね~!


さて、本日はあと1話投稿します。

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